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FAQ (よくある質問)

以下の説明は、よくある問題に対する回答です。これらすべてをお読みになるか、現在の状況に関連すると思われるものをクリックして直接に進んでください。

Dialog System
マニュアル
ファイル処理
Form Designer
統合開発環境
アプリケーションの移行
OpenESQL
プロジェクト
サーバー側プログラム (CGI プログラム)
UNIX オプション
ユーザー インターフェイス
Web
WebSync
Win32 SDK


Dialog System

Q? Windows タスク リストに表示される DSOODEF について教えてください。

A. Dialog System 定義ソフトウェアを使用しているときに、Windows タスク リストに DSOODEF というタスクが表示される場合があります。このタスクは、スクリーンセット アニメーション、OCX プロパティの編集、および NET Express IDE との統合に関する機能を提供します。スクリーンセットの実行中または OCX プロパティの編集中に Dialog System の応答が停止した場合は、タスク リストから ODSOODEF タスクの終了を試みてください。Windows でこのタスクを終了できる場合は、スクリーンセットの処理を継続できます。DSOODEF タスク内でアプリケーション エラーまたはランタイム システム エラーが発生すると、Dialog System で回復処理も行われます。

また、少ないリソースでシステムを実行している場合も、DSOODEF タスクを安全に終了できます (ただし、OCX プロパティの編集と、スクリーンセットの実行時は除きます)。

DSOODEF タスクが終了すると、次に OCX プロパティを編集するか、スクリーンセットを実行するときに、Dialog System によってその DSOODEF タスクが自動的に再起動されます。DSOODEF を再初期化している間は若干の遅延が生じます。

Q? Dialog System 定義ソフトウェア内から CALLOUT プログラムをデバッグできますか ?

A. はい。Dialog System では、CBL_DEBUGBREAK ライブラリ ルーチンの使用をサポートしています。この呼び出しを COBOL プログラムに挿入するか、次のダイアログを使用してスクリーンセットに直接挿入できます。

CALLOUT "CBL_DEBUGBREAK" 3 $NULL

スクリーンセットに挿入すると、Dialog System Run-Time System (DSGRUN) で実行が停止します。Net Express IDE のステップ実行機能を使用して、次にアニメート可能なプログラムへステップ実行します。

Net Express IDE 内でアプリケーションのアニメートを停止させる、スクリーンセットと Screenset Animator も閉じ、Dialog System 定義ソフトウェアに戻ります。

スクリーンセット デバッグ アプリケーション (DSOODEF.EXE) は、Net Express IDE 内から起動または再起動できません。前述の CALLOUT プログラムのデバッグ時にこれを実行すると、予期しない結果になります。アプリケーションを再起動する必要がある場合は、Net Express IDE を閉じてから、Dialog System からスクリーンセットを実行またはデバッグしてください。

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マニュアル

Q? COBOL 構文を調べるにはどこを参照すればよいですか ?

A. ヘルプでは、ANS X3.23-1985 方言 (「ANS85」) および ANS85 方言の拡張機能を備えた Micro Focus 方言の構文について説明しています。オンライン マニュアル『Language Reference』では、ISO2000 標準規格で定義されている言語拡張およびメインフレーム方言を含む、サポートされているすべての方言の COBOL 構文を説明しています。通常、言語情報については、ISO2000 言語拡張に関する情報が必要でない限り、ヘルプを参照してください。COBOL エディタから直接言語に関するコンテキスト依存ヘルプを表示できます。オンライン マニュアル『Language Reference』では、マルチスレッド構文について説明していません。詳細については、ヘルプの「Reference」の項にある「COBOL Language Reference」を参照してください。

Q? マニュアルで情報を調べる場合は、どこを最初に参照したらよいですか ?

A. 次に示す順序に従って、各種マニュアルを参照することをお勧めします。

  1. コンテキスト ヘルプを参照する - メニュー項目またはコントロールについての情報を参照するには、ツールバーの [コンテキスト ヘルプ] ボタン  をクリックし、メニュー項目またはコントロールをクリックします。

  2. ヘルプの索引を使用してヘルプを参照する - NetExpress を実行している場合は、[ヘルプ] メニューで [ヘルプ トピック] をクリックします。Net Express を実行していない場合は、[スタート] メニューから [プログラム] をクリックし、[Micro Focus Net Express]、[Net Express ヘルプ] の順にクリックします。次に、[キーワード] タブをクリックし、関連の単語を入力します。関連するエントリが存在する場合には、索引はそのエントリまで自動的にスクロールされます。存在しない場合には、索引をスクロールして、検索したい単語を探してください。ヘルプ索引はヘルプ トピックを介してオンライン マニュアルを呼び出す場合があります。この場合は、オンライン マニュアルの「目次」の [キーワード] をクリックし、検索する項目の最初の文字をクリックし、索引をスクロールさせて項目を見つけます。

  3. ヘルプで [テキスト検索] を使用して参照する - [ヘルプ トピック] に戻り、[テキスト検索] タブをクリックして、検索する単語を入力します。(オンライン マニュアルの [テキスト検索] とは異なります。)

  4. それでも探したい情報が見つからない場合は、別の似たような単語を使って、ステップ 2 から 4 を繰り返します。

[ヘルプ トピック] の [目次] タブを選択して、目次を数分間調べると、ヘルプで説明されている内容を確認できるため便利です。同様に、Net Express Online Books フォルダの各マニュアルを順番に選択し、その目次を参照して、内容を確認できます。

Q? オンライン ヘルプとオンライン マニュアルには、それぞれどのような情報が記載されていますか ?

A. 一般に、オンライン ヘルプでは、各情報は 1 つのトピックになります。索引、目次、および検索機能を使って、必要な情報を検索します。通常、1 つのトピックが完全に質問に答えるようになっています。

多くの場合は、それよりも詳しい情報がオンライン マニュアルに掲載されています。印刷されたマニュアルと同じように、オンライン マニュアルには章、目次、および索引があります。オンライン マニュアルは、Web ブラウザで表示できる HTML 形式 (フレームをサポートする形式を推奨) で提供されます。

ただし、このバージョンの NetExpress には、オンライン ヘルプにも、より詳しい情報がいくつか含まれています。将来のバージョンでは、より多くの情報がオンライン マニュアルに掲載されます。このバージョンでは、より詳しい情報が以下に示すようにヘルプとマニュアルに分かれて掲載されています。

オンライン ヘルプ (ヘルプの目次で [プログラミング] または [リファレンス] をダブルクリックします):

  • ファイル状態コード、ソート、呼び出し可能なファイル ハンドラ、バイトストリーム、ファイル名の処理、ディレクトリの処理などの COBOL ファイル処理 (Fileshare を除く)
  • 通信の設定
  • リレーショナル データベース処理 (OpenESQL と ODBC)
  • 統合開発環境の使用
  • アプリケーションのコンパイル、リンク、実行、出荷 (コンパイラ指令とエラー メッセージを含む)
  • 混合言語のプログラミング
  • 効率的なプログラムの作成
  • ヘルプの作成
  • ユーザー インターフェースの手動作成 (OO GUI クラス ライブラリまたは Windows API を使用する場合)
  • サード パーティのユーザー インターフェースの追加 (たとえば Visual Basic)
  • COBOL 言語
  • OO プログラミング
  • 国別言語サポート
  • Visual Basic および COBOL

オンライン マニュアル:

  • 通信 (使用するための設定とは別)
  • 分散コンピューティング (Java、Enterprise Java Beans、ORBS、OLE オートメーション、Microsoft Transaction Server)
  • Fileshare
  • インターネット アプリケーションの作成
  • Windows GUI の作成 (Dialog System)
  • 既存のアプリケーションの移行
  • マルチスレッド (ヘルプにもあります)

Q? オンライン マニュアルの使い方を教えてください。

A. オンライン マニュアルを選択すると、ブラウザに表示されます。左側のフレームには章、右側のフレームにはマニュアルの簡単な説明が表示されます。

章を選択するには、左側のフレームにある章タイトルをクリックします。章のテキストが右側のフレームに表示され、左側のフレームには目次が表示されます。各章の最初と最後には、次の章および前の章へのリンクが提供されています。

テキストを多く表示したい場合は、使用しているブラウザのウィンドウを大きくするか、内容の間の境界線をドラッグして、テキスト フレームを左に移動してください。

目次から [キーワード] を選択すると、索引が左側のフレームに表示されます。索引の先頭にある文字セレクタで、目的の文字をクリックし、スクロールして索引を参照します。索引エントリ内で指定した個所に移動するには、項番号をクリックします。章がロードされ、索引エントリに関連する個所に配置されます (大きい章では、少し時間がかかります)。

目次に戻るには、索引ページのトップから、[目次] を選択します。

Q? Netscape Navigator ではオンライン マニュアルが表示されません。

A. スタイル シート mfstyle.css が、表示しているファイルと同じフォルダ内に存在しない場合は、Netscape Navigator で、章を表示しようとすると、「ファイルが見つかりません」というメッセージが表示されます。

Q? ヘルプのトピックを印刷する方法を教えてください。

A. ボタン バーに [印刷] ボタンがある場合は、このボタンをクリックしてください。メニュー バーの場合は、[ファイル] メニューの [印刷] を使用します。ボタン バーに [オプション] ボタンがある場合は、このボタンをクリックし、サブメニューから [印刷] を選択します。これらのボタンがない場合は、トピック ウィンドウを右クリックし、コンテキスト メニューで [印刷] を選択します。

Q? ヘルプを開くことができません。

A. ヘルプを最初に開いたときに、Winhlp32 でエラー メッセージが表示されてヘルプが閉じた場合は、Net Express が格納されているディスクに、作成された .gid ファイルを保存するための領域が十分にないことが原因である可能性があります。必要な領域は、ヘルプを開く方法によって異なりますが、通常は、500KB 〜 1MB です(このファイルは「非表示」属性を使用して作成されているため、ファイルを表示するには、dir *.gid /ah を使用してください)。

Q? 『Language Reference』および「Compiler Directives」ヘルプの構文ダイアグラムが、適切に表示されません。

A. 『Language Reference』ヘルプの構文ダイアグラムで角カッコと中カッコが表示されない場合や、「Compiler Directives」ヘルプの構文ダイアグラムに、各種要素を結合する行が表示されない場合は、フォント mflndr.ttf および (mfwinld.fon) のインストールに問題があります。たとえば、行または中カッコの代わりにアクセント付き文字が表示される場合があります。

この問題を修正するには、[コントロール パネル] の [フォント] 項目を開き、「MF Line Drawing and Character (mfwinld.fon)」と「MF LineDraw (mflndr.ttf)」を削除します。Windows エクスプローラで Net Express のサブディレクトリ ..¥base¥docs を検索し、ファイル mfwinld.fonmflndr.ttf を検索して「フォント」ウィンドウにドラッグします。ドラッグすると、これらのファイルが再インストールされます。これで、表示されなかった文字が表示されるようになります。

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ファイル処理

Q? ファイルの破損またはロックエラーはどうして発生するのでしょうか ?

A. Net Express 3.0 の基本リリースでは、FILEMAXSIZE 構成オプションのデフォルト値が 8 になっており、Micro Focus の初期の製品とは互換性がありませんでした。

Net Express 3.0 Service Pack #1 以降では、FILEMAXSIZE のデフォルト値が 4 になったため、ファイルへのアクセスが 32 ビット値に制限され、Micro Focus の初期の製品と互換性があります。

このデフォルト設定が変更されたため、Net Express の基本リリースでリンクされたアプリケーションに、Net Express の新しいバージョンでリンクされたアプリケーションとは異なるデフォルト値が設定されている場合があります。このため、Net Express 3.1 をインストールする場合は、すべてのアプリケーションのすべての FILEMAXSIZE 設定を一致させる必要があります。

ファイルを共有するアプリケーションに異なる FILEMAXSIZE 設定を使用すると、ファイルの破損とロック エラーの両方、または一方が発生する可能性があります。FILEMAXSIZE を 8 に設定すると、NTFS ファイル システムにアクセスするときの Windows NT プラットフォームでのファイルのアドレッシングに最大 64 ビットの値を設定できますが、基になるレコード ロック機構が変更されます。サイズが 1 GB を超える非常に大きいファイルを共有している場合は、そのファイルにアクセスするすべてのプログラムの FILEMAXSIZE を 8 に設定すると、ファイルの破損を防ぐことができます。

次の状況のどれかに該当する場合は、FILEMAXSIZE を 8 に設定しないでください。

Windows 98 でアプリケーションを実行している場合 (この状況で FILEMAXSIZE を 8 に設定すると、ファイル ハンドラはこの設定を無視し、FILEMAXSIZE が 4 に設定されている場合と同じように動作します)。

FAT ファイル システムにアクセスするアプリケーションを実行している場合。FAT ファイル システムは、32 ビットのファイル アドレッシングを超えるファイル アドレス指定をサポートしません (この状況で FILEMAXSIZE を 8 に設定すると、ファイル ハンドラはこの設定を無視し、FILEMAXSIZE が 4 に設定されている場合と同じように動作します)。

Windows NT で実行されているアプリケーションと、Windows 98 で実行しているアプリケーション間でファイルを共有している場合。

32 ビットのファイル アクセスだけをサポートする Micro Focus COBOL の以前のバージョンを使用しているアプリケーションでファイルを共有している場合。

FILEMAXSIZE オプションでは、ファイルのオフセットを保存するために内部で使用されるバイト数を指定します。この値は、内部のロック機構にも影響します。同じファイルを共有しているすべてのプログラムでは、同じ FILEMAXSIZE 設定を使用して、セマフォとレコード ロックを適切に処理し、共有ファイルでのファイルの破損を防ぐ必要があります。

Q? ソース ファイルを変更していないのに、デバッガによってソース ファイルが変更された旨が通知されるのはどうしてでしょうか ?

A. Net Express 以外でソース ファイルを作成または編集する場合は、ファイルの終わりマーカー Ctrl-Z (x1A) を含めないようにしてください。一部のエディタでは、ファイルの終わりにこのマーカーが書き込まれます。ファイルが x1A でだけ終了する場合には、問題は発生しませんが、x1A0D0A で終了する場合は、プログラムをデバッグしようとすると、デバッガによって、ソース ファイルが変更された旨の警告が表示され、継続するかどうかの確認が行われます。

このメッセージが表示されたら、ファイルの終わりを確認してください。ファイルの終わりと思われる箇所の後にブランク行がある場合は、そのブランク行を削除すると、文字列全体が取り除かれます。Net Express エディタに対して、ファイルの終わり文字を検出し、その後に続く文字をすべて削除するように命令することもできます。これを行うには、[オプション] メニューの [編集] を選択してから、[プロファイル] ページの [ASCIIファイル終了指定を検索する] をチェックします。ファイルの中央にある矢印のグラフィック シンボル (および x1A) をハードコーディングすると、この文字の後ろにあるすべての文字がなくなります。

Q? Fileshare について教えてください。

A. Fileshare は、COBOL ファイル ハンドラの拡張機能です。Fileshare を使用すると、すべてのファイル操作をリモート マシンに移行することで、リモートのファイル処理の効率を上げることができます。ファイル処理の効率が上がると、ファイルの読み込みまたは更新時に通信トラフィック量が減少し、共有データへのアクセスのパフォーマンスが向上します。

また、コミット操作とロールバック操作だけでなく、ロールフォワード回復によって、完全なトランクション処理を実現できます。Fileshare では、COBOL ファイルのセットがデータベースとみなされ、完全なデータの整合性とセキュリティの機能が提供されます。

詳細については、オンライン マニュアル『Fileshare Users Guide』を参照してください。

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Form Designer

(サーバー側のプログラムに関する問題については、「サーバー側プログラム」で回答します。)

Q? Form Designer と Web ブラウザでフォームの表示が異なるのはどうしてでしょうか ?

A. HTML では特定のページやフォームの表示に関する詳細な説明が提供されず、同じ HTML ページでも、Web ブラウザによって見た目が若干異なる場合があります。Form Designer では、HTML ページを Microsoft Internet Explorer 6.0 の表示と同じように表示します。位置が固定されたフォームを含むページを Microsoft Internet Explorer と Netscape Navigator で同じように表示するには、[ページ] または [プロパティ] の選択項目から [クロスプラットフォーム (表出力)] を選択してください。ただし、ブラウザのフォントのデフォルト設定を変更した場合などは、フォームが若干異なって表示されます。

Q? フォーム ウィザード、またはフォーム デザイン ウィンドウの「プロパティ リスト」に表示される「入力フォーム」プロパティ (フォームの COBOL プロパティ) について教えてください。

A. このプロパティでは、フォームの更新時に再生成される必要があるサーバー側プログラムを追跡します。

通常、フォームに関連するサーバー側プログラムだけが再生成されます。ただし、サーバー側プログラムを連鎖している場合、つまり、1 つのフォームをあるプログラムからの出力および別のプログラムへの入力として使用している場合に、フォームを変更したら、両方のプログラムを再生成する必要があります。フォームが、いくつかのプログラムの出力フォームである場合もあります。この場合は、それらのプログラムをすべて再生成する必要があります。

フォームの「入力フォーム」プロパティには、そのフォームを出力できるすべてのプログラムが表示されます。このプロパティには、プログラム自体ではなく、その入力フォームのリストが表示されます。プログラムは 1 つの入力フォームしか持つことができないため、入力フォームのリストはプログラムのリストと同じです。

この動作はすべて自動的に行われます。サーバー側プログラムを作成すると、その入力フォームは、このプログラムの出力フォームの 1 つを入力とするすべてのサーバー側プログラムの「入力フォーム」リストに追加されます。フォームを更新および保存すると、サーバー側プログラムと、その「入力フォーム」リストに記載されているすべてのプログラムが再生成されます (再生成されるのはコピーファイルです。.cbl ファイルは変更されません)。

Q? ユーザーが必要とするデスクトップ設定を行うために、ユーザーに対して特別に実行する必要がある操作はありますか ?

A. HTML では、フォントがユーザーの Web ブラウザで構成されるため、フォント サイズと解像度を制御できません。Windows GUI アプリケーションを移行している場合は、GUI ウィンドウのレイアウトと Web フォームを正確に一致させることができない場合があります。Form Designer が提供する HTML の WYSIWYG サポートでは、フォントはユーザーの Microsoft Internet Explorer 6.0 で使用されているフォントであるとみなされます。「クロスプラットフォーム (表出力)」を選択し、エンドユーザーが Microsoft Internet Explorer で別のフォント設定を使用している場合は、位置フォームが Form Designer の表示と一致しなくなる場合があります。特に、ユーザーがデフォルトのフォントを大きくしている場合は、テキストがラップされます。

Q? アプリケーションにはどのファイルを保存する必要がありますか ?

A. アプリケーションごとに、次の拡張子が付いている生成されたファイルを保持する必要があります。

.app プロジェクト ファイル
.cbl サーバー側のソース プログラム
.cpy フォーム データ
.cpf ブラウザ データ
.cpl Form Express 連絡コピーファイル
.cpv 確認ルーチン コピーファイル
.mff 確認情報と COBOL プロパティ
.htm HTML のページ定義

Q? Form Designer でフォームが生成された後、フォームとその生成されたコンポーネントの名前を変更できますか ?

A. はい。ただし、.htm ファイルの名前を変更する場合は、.mff ファイルの名前も変更する必要があります。どちらのファイルにも、同じ基本名を付ける必要があります。Net Express ヘルプの手順に従って、[ヘルプ] メニューで [ヘルプ トピック] をクリックします。次に、[目次] タブで、[Programming] > [Internet Application Programming] > [Form Designer] > [How to...] > [Rename or copy a form] の順にクリックします。

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統合開発環境

Q? 編集およびデバッグの機能はどこで確認できますか ?

A. 利用できる機能のリストは、ヘルプ トピックで確認できます。[ヘルプ] メニューで [ヘルプ トピック] をクリックし、次に [目次] タブをクリックしてから、[Net Expressの使用方法] をダブルクリックします。[プログラムの編集]をダブルクリックして参照します。

Q? プログラムを編集するときに、特定の項目を含む行だけを表示できますか ?

A. はい。[すべて検索] または [クイック ブラウズ] を使用して、データ項目、プロシージャまたはテキストの一部をすべて検索し、[表示] メニューの [圧縮する ] をクリックするか、[圧縮 / 展開] ツールバー ボタンを切り替えて、一致する行だけを表示します。

カーソルを必要な行に移動した後に、[展開] を使用すると、元のようにすべてのリストが表示されます。

圧縮して、ブレークポイント、エラー、ブックマークを含む行だけを表示することもできます。

詳細については、ヘルプの索引で「圧縮」を参照してください。

Q? ACCEPT または DISPLAY を使用すると、IDE ウィンドウ内部の小さい領域にテキストが表示されます。 この領域を大きくするにはどのようにするのでしょうか ?

A. アプリケーションのテキスト ウィンドウは、Net Express でプログラムをアニメートまたは実行している場合に ACCEPT または DISPLAY 文に遭遇すると表示されます。テキスト ウィンドウはドッキングされているウィンドウで、ドッキング解除したり、フレーム内のどこかをクリックして保持し必要な場所にドラッグして移動したりすることができます。

また、テキスト ウィンドウをフローティング (ドッキングしない) ウィンドウに変更することもできます。テキスト ウィンドウを右クリックし、オプション [デスクトップ上で変動させる] を選択します。

テキスト ウィンドウをドッキング ウィンドウに戻すには、そのウィンドウ内のテキスト上のどこかの場所で右クリックし、[デスクトップ上で変動させる] オプションをクリックします。次に、ウィンドウのタイトル バーをクリックして、ドッキングする場所にドラッグし、手動でドッキングする必要があります。

詳細については、ヘルプの索引の「ドッキング」を参照してください。

Q? ブロックをマーキングしようとすると、行全体が選択されてしまうのはどうしてでしょうか ?

A. マーキングを設定して、行全体または長方形のブロックをマーキングすることができます。[オプション] メニューの [編集] をクリックし、[ブロック / クリップボード] タブをクリックして、必要に応じて行ブロックまたは列ブロックを選択します。列ブロックを選択した場合でも、マーキングする行の横にある先行領域 (編集ウィンドウの左側) でクリックおよびドラッグすると行全体をマーキングできます。

詳細については、ヘルプの索引の「ブロックのマーキング」を参照してください。

Q? テキストのブロックをマーキングすると、連続する文字列ではなく、長方形のブロックが表示されてしまいます。

A. Net Express エディタでは、ストリーム編集ではなく行編集を使用します。その他多くのグラフィカル エディタではストリーム編集を使用しています。ストリーム編集では、表示されるテキストがファイルからのストリームを表し、各行は改行のある箇所で終了します。改行は有効とみなされます (また、削除して 2 行を結合することができます)。行編集では、各行が (事実上) 無限長の単一のエンティティとみなされ、行の終わりには空白が埋め込まれます。

行編集を使用するのは、COBOL にマージンという概念があり、テキストを左または右のマージン領域に置くことができるからです。

Q? アプリケーションをビルドすると RTS エラー 155 (「無効なコマンド行」) が発生しますが、コマンド行は使用していません。 このような現象はなぜ起こるのでしょうか ?

A. IDE は、コンパイラを呼び出すと、コマンド行でコンパイラに情報を渡します。コマンド行にはプログラムのコンパイラ指令が含まれ、RTS エラー 155 は、通常、指令が無効であることを意味します。指令を参照し、どの指令がエラーになっているか確認するには、次の操作を実行します。

プロジェクトをビルドしている場合:

  1. [オプション] メニューで [その他] をクリックし、「ビルド出力の表示」ボックスがチェックされているか確認します。[OK] をクリックします。

  2. 「プロジェクト」ウィンドウで、エラーを示すソース ファイルを右クリックし、[ビルド設定]をクリックしてから、[コンパイル] をクリックして、指令のリストの終わりのセミコロンの直前に ENSUITE"3" という指令を入力します。[閉じる] をクリックします。

  3. 「プロジェクト」ウィンドウを右クリックしてから、[プロジェクトのプロパティ] をクリックし、「プロジェクト指令」フィールドで、%FILENAME の直後にスペースで区切って CONFIRM という指令を入力し、指令 ENSUITE"3" を削除します。[OK] をクリックします。

  4. プロジェクトをリビルドします。指令の処理について詳細な情報が表示されます。問題のある指令には「拒否」のマークが付きます。

  5. 無効な指令を修正します。これは、「ビルド設定」または「プロジェクトのプロパティ」ダイアログ ボックスにある可能性があります。これらのダイアログ ボックスではない場合は、[プロジェクト]、[ビルド タイプ]、現在使用しているビルド タイプ、[変更] を順にクリックして、「ビルド タイプ」ダイアログ ボックスを参照してください。

  6. リビルドします。

  7. エラーが明らかになったら、「ビルド設定」または「プロジェクトのプロパティ」ダイアログ ボックスに戻り、ステップ 2 および 3 で実行した変更を元に戻します。

単一のプログラムをコンパイルしている場合:

  1. [オプション] メニューで [その他] をクリックし、[ビルド出力の表示] ボックスがチェックされているか確認します。[OK] をクリックします。

  2. [オプション] メニューの [シングル ファイルのコンパイル] をクリックして、%FILENAME の直後にスペースで区切って、CONFIRM 指令を入力します。 [OK] をクリックします。

  3. プログラムをリビルドします。指令の処理について詳細な情報が表示されます。問題のある指令には「拒否」のマークが付きます。

  4. 無効な指令を修正します。

  5. リビルドします。

  6. エラーが明らかになったら、「シングル ファイルのコンパイル オプション」ダイアログ ボックスに戻り、ステップ 2 で実行した変更を元に戻します。

Q? プロジェクトをビルドすると、RTS エラー 155 (「無効なコマンド行」)が発生します。 上記の手順に従って、指令 SQL(DBMAN....) が拒否されていることを確認しました。この指令はどうして拒否されているのでしょうか ?

A. プロジェクトを ESQL プロジェクトとしてマークし、個々のプログラムも ESQL プログラムとしてマークしている可能性があります。このため、そのプログラムに対して 2 つの SQL(DBMAN...) 指令がコンパイラに渡されます。これは無効です。

プロジェクトが ESQL プロジェクトとしてマークされているかどうかを確認するには、「プロジェクト」ウィンドウを右クリックしてから、[プロジェクトのプロパティ] をクリックします。プロジェクトが ESQL としてマークされている場合は、「プロジェクト指令」フィールドに SQL 指令が含まれます。

プログラムが ESQL プロジェクトとしてマークされているかどうかを確認するには、「プロジェクト」ウィンドウでソース ファイルを右クリックしてから、[ビルド設定] をクリックし、[コンパイル] タブをクリックします。プログラムが ESQL としてマークされている場合は、「指令」フィールドに SQL 指令が含まれます。

この問題を修正するには、プロジェクト内のすべてのプログラムに適用するか、この個別のプログラムにだけ適用するかによって、2 つのダイアログ ボックスの 1 つから、SQL 指令とそのパラメータをすべて削除します。

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アプリケーションの移行

Q? 既存の COBOL アプリケーションを使用しています。 このアプリケーションの Net Express への移行方法を教えてください。

A. オンライン マニュアル『移行ガイド』では、以前の Micro Focus COBOL 製品と本製品の違いについて説明し、Net Express でプログラムを動作させるために必要な変更が示されています。

また、メインフレーム COBOL 方言でコード化されたアプリケーションの移行に関する説明も記載されていますが、Micro Focus 製品を使用してこれらのメインフレーム アプリケーションをメンテナンスしていることが前提になっています。

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OpenESQL

Q? OpenESQL ではトランザクションをどのように処理するのでしょうか ?

A. デフォルトでは、OpenESQL は ANSI SQL92 標準に従ってトランザクションを管理します。トランザクションを開始するために、BEGIN TRAN 文は必要ありません。新しいトランザクションは、CONNECT、COMMIT または ROLLBACK の実行後自動的に開始されます。

Micro Focus Embedded SQL Toolkit for Microsoft SQL Server と互換させるために、ESQLVERSION 指令または AUTOCOMMIT 指令を使用します。AUTOCOMMIT は、手動のトランザクション モードを無効にします。ESQLVERSION は AUTOCOMMIT を設定し、Toolkit のバージョンによって、追加の互換性オプションを設定します。

柔軟性と下位互換性を強化するために、OpenESQL では次の文もサポートしています。

SET AUTOCOMMIT ON
SET AUTOCOMMIT OFF

また、AUTOCOMMIT がオンになっている場合は、BEGIN TRAN 文を使用して、トランザクションを開始できます。COMMIT または ROLLBACK の後、AUTOCOMMIT は ON に戻ります。AUTOCOMMIT がすでにオフになっているときに BEGIN TRAN を実行しても、BEGIN TRAN は無視されます。

Q? カーソルのスクロールを使用しようとすると発生するエラー (FETCH PRIOR、FETCH LAST など) は、どのように防いだらよいでしょうか ?

A. 一部の ODBC ドライバは、スクロール可能なカーソルをサポートしていません。また、一部の ODBC カーソル オプション (SET SCROLLOPTION FORWARD など) は、カーソルのスクロールを無効にします。DataDirect ドライバを使用している場合は、「コントロール パネル」のODBCで、使用しているデータ ソースの [詳細] タブをチェックし、スクロール可能なカーソルを有効するオプションがあるかどうか確認します。他のすべてが失敗した場合は、ODBC カーソル ライブラリ によってスクロール可能な静的カーソルが提供されます。SQL(USECURLIB=IFNEEDED) を使用してコンパイルする必要があります。または、SQL(USECURLIB=YES) が失敗した場合は、カーソルを開く前に「SET SCROLLOPTION STATIC」を実行するか、カーソルを次のように宣言します。

EXEC SQL DECLARE myCursor STATIC CURFOR FOR ...END-EXEC

Q? 位置指定更新を使用しようとするときに発生するエラーは、どのように防いだらよいでしょうか ?

A. 一部の ODBC ドライバは位置指定更新をサポートしていません。サポートする ODBC ドライバには、適切な SCROLLOPTION および CONCURRENCY オプション設定が必要です。他のすべてが失敗した場合は、ODBC カーソル ライブラリ によって、カーソルの位置指定更新に SCROLLOPTION STATIC および CONCURRENCY OPTCCVAL が提供されます。

Q? 複数のカーソルを開こうとすると、アプリケーションで障害が発生します。 この問題を解決する方法を教えてください。

A. これは、Microsoft SQL Server の共通の問題です。FORWARD READONLY カーソルが開いている場合には、サーバーとの接続が閉じるまでビジー状態になり、FETCH 文だけ実行できます。このため、OpenESQL では、多くの状況で DYNAMIC LOCK カーソルを使用していました。この問題を解決するには、SET SCROLLOPTION 文と SET CONCURRENCY 文の両方、または一方を使用するか、またはこれらのオプションをカーソル宣言で設定してください。

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プロジェクト

Q? ファイルをプロジェクトに追加しようとすると、そのファイルはすでに存在していることを示すメッセージが表示されます。

A. .exe.dll.ocx.zip または .lbr などのパッケージ ファイルは、プロジェクトごとに 1 つだけ存在させることができます。この場合は、同じ名前のファイルが別のビルド タイプですでに定義されている可能性があります。[ビルド設定] を使用して [ビルド タイプをすべて表示] を選択すると、ファイルをすべてのビルド タイプで表示できます。

Q? 組み込まれているソース コード コントロール システムを使用して、複数の開発者でプロジェクトを共有することはできますか ?

A. Net Express をインストールすると、ソース コード コントロール システム (SCCS) が、ローカルのマシンで使用できるように構成されます。Net Express クライアントは SCCS アーカイブを共有できますが、これらのクライアントには、共通サーバー マシンにあるアーカイブへのアクセス権が必要です。いくつかの再構成が必要であるため、SCCS 構成ファイル (デフォルトでは、ローカル マシンで作成されます) はサーバー マシンで作成されます。

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サーバー側プログラム

Q? サーバー側プログラムから、クライアントの IP アドレスを検索できますか ?

A. COBOL 構文を使用して、サーバー側プログラミングを行うサーバーから提供されたすべての環境変数にアクセスすることができます。たとえば、クライアントの IP アドレスを取得するには、次のように指定します。

01 ip-addr pic x(15).
...
display "REMOTE_ADDR" upon    environment-name
accept ip-addr from environment-value 

ブラウザのバージョンを取得するには、次のように指定します。

01 browser-version pic x(100).
...
display "HTTP_USER_AGENT" upon    environment-name
accept browser-version from environment-value 

Q? Form Designer では、サーバー側プログラムのフォームからのデータを含むコピーファイルを生成して、サブルーチンに渡すのでしょうか ?

A. はい。フォームで定義されているすべてのデータを保存するコピーファイルがあります。ブラウザと対話するために使用するフィールドを保存するコピーファイルもあります。

Q? Form Designer では、サーバー側プログラムから呼び出したサブルーチンでエラーのフィールドを示すことができるようにするコピーファイルを生成しますか?エラー フィールドと対応するメッセージを処理する場合は、どのような方法を使用すればよいでしょうか?

A. ブラウザ コピーファイルには、フォームのデータ項目ごとに PIC 9 フラグ フィールドが 1 つずつ含まれています。また、「すべて OK」または「1 つ以上の誤り」のどちらかを示すマスター フラグと、エラーがある最初のフィールドの名前を示すフィールドもあります。フォームがブラウザから受け入れられると、すべてのフラグが「OK」に初期化され、数値フィールドが検証されます。作成したコードでは、さらに詳細な検証を実行して、これらのフラグを設定することができます。デフォルトのコードには、埋込み HTML の一部分が含まれ、最初にエラーが発生したフィールドがユーザーに通知されます。作成したコードで、この部分を、よりわかりやすいコードに置き換えることができます。サーバー側プログラムでは多くの出力フォームを使用できます。また、出力フォームは、多くのサーバー側プログラムで共有できるため、共通のエラー メッセージ ページを作成できます。

Q? Form Designer では、フォーム上のすべての HTML に対して COBOL サーバー側コードを生成しますか ?

A. Form Designer では、Form Designer でサポートされるすべての HTML コントロールに対して、フォームとサーバー側プログラム間でデータをやりとりするための COBOL コードを生成します。

Q? サーバー側プログラムで各通信がスクリーンに戻された後、各ユーザーのデータベース接続はどのように管理すべきでしょうか ?

A. Web はステートレスであるため、状態を管理するためのアーキテクチャ (IPC を使用してサーバー アプリケーション経由ですべてのものをルーティングするなど) を用意していない限り、サーバー側プログラムを有効化するたびに、データベースの接続を開始および閉じる必要があります。非表示フィールドとクッキーを使用して、サーバー側プログラムの呼び出し間でユーザー情報を伝達することができます。これを実行するには、セキュリティの影響を考慮する必要があります。オンライン マニュアル『Internet Programming』には、クッキーの使用例が掲載されています。

Q? リスト ボックスでオカレンスを選択し、そのデータをキーとして使用して次のフォームへ渡すことはできますか ?

A. はい。HTML 選択コントロールを使用して、データを取得し、そのデータを別のサーバー側プログラムへの入力または出力フォームとして使用できます。ここでは、COBOL プログラムで実行できるすべての処理を実行できます。

Q? 環境変数 COBDIR と COBCPY を使用して .gnt ファイル、.exe ファイル、およびコピーファイルを設定することはできますか ?

A. はい。IDE ではこれらの環境変数を使用して、プロジェクト ディレクトリに存在しないコピーファイルと呼び出されたサブプログラムを検索します。ただし、IDE ではこれらの環境変数を設定できません。これらの環境変数は Net Express 以外 (autoexec.bat ファイルなど) で設定する必要があります。

Q? サーバー側プログラムでは、既存のフォームを更新できますか ?

A. いいえ。サーバー側プログラムでは、常にフォーム全体を出力する必要があります。これは、http プロトコルのアーキテクチャ上の制約です。

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UNIX オプション

Q? ユーザー インターフェイスを作成する方法がいくつかあるのはなぜでしょうか ?

A. Net Express は、COBOL アプリケーションを簡単に作成することを目的に設計されています。ただし、適用できる箇所については、低レベルの機能を解説して、できる限り柔軟性を提供しています。また、Net Express を使用すると、Web 用と PC 用の両方のアプリケーションを作成することができます。このため、ユーザー インターフェイスを作成する方法がいくつか用意されています。

Form Designer は、Web ブラウザで使用するページとフォームを作成するための推奨ツールとして提供されています。Dialog System は、Windows GUI を作成するための推奨ツールです。Dialog System は、Net Express CD に収録されていますが、デフォルトではインストールされません。

API レベルでのプログラミングや、OO GUI クラス ライブラリなど、Windows GUI 用の低レベルの機能も用意されています。これらの機能を使用すると柔軟性を最大限に利用できますが、特殊なプログラミング技術と、Windows GUI 環境を十分に理解していることが必要です。

他にも、ユーザー インターフェイスを作成する方法が多数用意されています。これらの方法のいくつかは、他の Micro Focus 製品で作成されるアプリケーションを Net Express に移行するためのものです。これらの方法には、次のものがあります。

  • ACCEPT/DISPLAY とパネルの両方、または一方を使用する文字インターフェイス- COBOL、Toolset、Object COBOL、およびワークベンチからの移行用

  • GUI テンプレートと GUI クラス ライブラリを使用するグラフィカル インターフェイス - Visual Object COBOL からの移行用

  • リソース エディタ - Visual Object COBOL からの移行用

他にも次のような方法があり、その方法を使用したことがある場合や、その方法を使用したい場合は利用することができます。

  • ネイティブな Windows API

  • GUI クラス ライブラリ

  • Visual Basic

Q? 標準の Windows GUI を作成する方法は、どこで参照できますか ?

A. マニュアル『Getting Started』には、Dialog System を使用して Windows GUI アプリケーションを作成するためのチュートリアルが記載されています。これらの方法をより詳しく理解したい場合は、オンライン マニュアル『Dialog System User's Guide』を参照してください。

ヘルプ トピック「概要 - ユーザー インターフェイスの作成」(ヘルプの索引で「ユーザー インターフェイス」を検索してください) では、ユーザー インターフェイスを作成するためのさまざまな方法について説明しています。このトピックでは、Windows GUI を作成する方法として、Dialog System の使用が推奨されています。

Q? インターネット アプリケーションを作成する方法は、どこで参照できますか ?

A. マニュアル『入門書 - 追加トピック』には、Form Designer を使用してインターネット アプリケーションを作成するためのチュートリアルが記載されています。これらの方法をより詳しく理解したい場合は、オンライン マニュアル『分散コンピューティング』を参照してください。

Q? GUI および GUI オブジェクトに関するすべてのヘルプには、リソース エディタ、Dialog Editor、GUI OO クラス ライブラリ、またはその他の低レベルの機能の説明が記載されています。 Dialog System に関する詳細なヘルプが見つかりません。

A. Dialog System には、独自のヘルプ ファイルがあります。メインの Net Express ヘルプのユーザー インターフェイスに関するトピックでは、1 つ または 2 つの概要を除き、低レベルの機能について扱っています。Dialog System を使用して GUI を作成するための詳細はすべて、Dialog System のヘルプに記載されています。このヘルプを表示するには、メインの Net Express ヘルプの索引で「Dialog System」を検索し、リスト ボックスで [Dialog System V3.0] をクリックするか、Net Express の [ツール] メニューから Dialog System を起動して、Dialog System の [ヘルプ] メニューの [総合ヘルプ] をダブルクリックしてください。

Q? Windows アプリケーション用の Windows ヘルプはどのように作成するのでしょうか ?

A. Windows スタイルのヘルプを作成するには、Microsoft Win32 SDK のコンポーネントを使用する必要があります。トピック「Windows ヘルプ ファイルの作成」 (ヘルプ索引で「ヘルプ」を検索します) で、このプロセスについて説明しています。また、SDK にはツールの使い方およびヘルプの作成方法を説明するヘルプ ファイルが用意されています。

Q? インターネット アプリケーションのヘルプはどのように作成するのでしょうか ?

A. 通常、インターネット アプリケーションでは、必要なヘルプが記載された HTML ページへのリンクを設定してヘルプを実装します。これは、Solo によって行われます。

このため、ページにはテキストまたはボタンを追加し、リンクのプロパティで、別のページへのリンクを設定します。標準の HTML を使用して 2 番目のページを作成し、必要なヘルプ情報を記載します。呼び出し側のページまたはフォームに戻るリンクを設定するのを忘れないでください。

Q? Panel V2 GUI は Net Express で実行できますか ?

A. はい。実行する必要がある変更処理の詳細については、オンライン マニュアル『移行ガイド』を参照してください。

Q? 作成したアプリーションで ACCEPT 文と DISPLAY 文を使用して、アプリケーションをアニメートすると機能します。 リリース バージョンを作成し実行すると、何も表示されません。

A. リリース アプリケーション (.exe または .dll ファイル) を作成する場合は、文字アプリケーションまたはグラフィック アプリケーションのどちらであるかを指定する必要があります。アプリケーションで、ANSI ACCEPT 文および DISPLAY 文を使用し、その文をグラフィック アプリケーションとしてリンクすると、アプリケーションを実行しても何も表示されません。デフォルトは、グラフィックに設定されています。

アプリケーションのタイプを文字に設定するには、プロジェクトの「ビルド タイプ」を、.exe ファイルまたは .dll ファイルを作成するタイプ (通常は「一般リリース ビルド」) に設定し、[プロジェクト] メニューで [ビルド設定] をクリックしてから、[リンク] タブをクリックします。右側の「インターフェイス タイプ」には、「文字」と「グラフィック」というマークの付いている 2 つのラジオ ボタンが表示されます。文字タイプを選択し、プロパティ シートを閉じてからアプリケーションをリビルドしてください。これで、正しく機能します。

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Web

(Web のプログラミングに関する質問については、「ユーザー インターフェイス」および「サーバー側プログラム」で回答します。)

Q? Net Express を使用するのにインターネットにアクセスする必要はありますか ?

A. いいえ。イントラネットにもアクセスする必要はありません。標準の Windows GUI を使用するアプリケーションを作成して、既存のネットワークで通信することができ、Net Express のインターネット機能は使用しません。

Net Express に含まれている Web サーバー ソフトウェアの Solo を使用して、インターネット アプリケーションを作成およびテストすることができます。Solo を使ってスタンドアロン テストを行うには、TCP/IP がインストールされている必要があり、ブラウザとサーバーを同じマシンで、TCP/IP ループバックを使用できるようになります。使用している PC にネットワーク アダプタがある場合は、TCP/IP プロトコル サポートをインストールしてください。そうでない場合は、ネットワーク アダプタがなくてもマシンに TCP/IP がインストールできるように、ダイアルアップ ネットワーク サポートをインストールしてください。マシンで実行する Solo の入手に問題がある場合は、メイン NetExpress ヘルプの索引にある「Solo Troubleshooter」を参照してください。

また、Web ブラウザをインストールして使用すれば、オンライン マニュアルを参照することができます。

ただし、インターネットへアクセスしない場合は WebSync を使用できず、WebSync の追加情報や機能が取得できません。

Q? Solo を完全な Web サーバーとして使用できないのはどうしてでしょうか ?

A. Solo は、Net Express で作成されたインターネット アプリケーションをデバッグするために特別に作成されたものです。Solo にはデバッグを簡単に実行するための特殊な機能が組み込まれています。ただし、完全な Web サーバーに必要なスループットを処理する機能は備えていないため、この役割ではテストされていません。

Q? 「Solo Q&A」ページはどこで参照できますか ?

A. 「Solo Q&A」ページは、Net Express-dir¥base¥solo¥admin¥soloqa.htm (Net Express-dir は、Net Express をインストールしたディレクトリです) にあります。

Q? Microsoft Internet Information Server を自分の Web サーバーとして使用している場合に、サーバー側プログラムをデバッグできないのはなぜでしょうか ?

A. Microsoft Internet Information Server に組み込まれているセキュリティ レベルにより、適切なアクセス権がある場合には、デバッガはサーバー側のプロセスにだけ接続できます。ここの問題を回避するには、Internet Server Manager の「プロパティ」ダイアログ ボックスで [匿名接続を許可する] オプションのチェックをはずすか、匿名でログオンするための ID をコンピュータの有効なユーザー ID に変更します。

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WebSync

Q? WebSync とはどのようなものですか ?

A. WebSync は Micro Focus の Web サイトのことで、そこで NetExpress に関する情報、新規および更新されたマニュアル、追加の質問と回答、デモ、ダウンロードできる追加ソフトウェアと資料、および使用できるようになったその他の情報を見つけることができます。WebSync サイトは頻繁に更新されるので、定期的に参照してください。

インターネットへの接続が提供されている場合は、IDE の [ヘルプ] メニューから直接 WebSync へアクセスすることができます。

Q? 登録されている電子メール アドレス (またはその他の登録の詳細) を変更するにはどうしたらよいのでしょうか ?

A. 登録の詳細を変更するには、WebSync の「Feedback」の項から利用できる、オンライン調査の 1 つに記入するのが最も適切な方法です。各調査の一番下に、WebSync に初めて接続して登録したときに入力した登録の詳細が表示されます。そこで、電子メール アドレス (およびその他の情報) を変更できます。入力した調査を送信すると、登録の詳細も更新されます。

これを実行するためには、WebSync ID を使って WebSync にログオンします。ログオンするには、IDE の [ヘルプ] で [WebSync] をクリックします。

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