コード生成時のエラーメッセージ | ファイル状態コード |
これらのメッセージはランタイムシステム (RTS) によって出力されるため、プログラムをコンパイル、デバッグまたは実行するときに作成されます。 各エラーメッセージに対して、エラーメッセージ番号およびそのテキストと重大度が、メッセージの原因となったエラーや問題の説明と、予防方法とともに記載されています。
ランタイムシステムのメッセージは、次の書式で表示されます。
action error: file 'file-name' error code:yyy, pc=xxxxxxxx, call=0, seg=ss nnn message-text
ここで使用される変数は次のとおりです。
action |
エラー発生時にランタイムシステムが実行していたアクション。 たとえば、実行、I/O、読み込み、または書き込みです。 |
file-name |
ランタイムシステムが操作していたファイルの名前。 |
yyy |
ランタイムシステムのエラー番号、またはファイル状態の値 (I/O 操作によるエラーの場合)。 ファイル状態の値の場合は、現在有効なファイル状態マッピングも表示されます。 |
xxxxxxxx |
16 進数で表示されるプログラムカウンタの位置。REF コンパイラ指令を使用して、原始プログラムに戻るように関連付けることができます。 |
ss |
実行されている区分の番号 (ROOT の場合は 0)。 |
nnn |
エラー番号。 |
message-text |
エラーメッセージ。 |
実行時エラーには、例外と I/O エラーの 2 つのタイプがあります。 I/O エラーには、致命的なエラーと回復可能なエラーがあります。 回復可能なエラーはオペレーティングシステムから報告されるため、エラーをトラップし、エラーから回復するステップがある場合はそのステップを実行することができます。 例外は、オペレーティングシステムから報告されないため、トラップできない、致命的なエラーです。
例外は、算術オーバーフロー、PERFORM の入れ子レベルの制限超過、範囲外の添字などによる致命的なエラーです。
I/O エラーには、致命的エラーまたは回復可能エラーがあり、次のどちらかの結果をもたらします。
操作が正常に実行されたかを確認するには、各ファイル操作後に状態キー 1 を確認する必要があります。 状態キー 1 が 0 の場合は、ファイルの操作が正常に終了していることを示し、その他の値はエラー条件のタイプを示します。
エラー条件が報告された場合には、その後にプログラムがとるアクションを決定するのはユーザの責任です。 エラーが報告されてもプログラムが終了しない場合は、後続の動作が予期しない形で実行される可能性があります。
致命的エラーが発生するとコンソールにメッセージが出力され、このエラーメッセージの表示後、プログラムは直ちに終了します。
プログラムの実行中にこのようなエラーから回復することはできませんが、プログラムの終了後に、エラー発生の原因となった条件を修正するステップを実行できる場合があります。 ランタイムシステムのエラーメッセージの一覧には、個々のエラーについて対処方法のヒントが記述されています。
プログラム中の回復可能なエラーをトラップできますが、これらのエラーが表示された場合にとるアクションを決定するのはユーザの責任です。
ファイルエラーが表示された場合は、多様な方法でエラーを処理することができます。 たとえば、プログラム固有の一般エラーメッセージを表示し、可能であれば開いているファイルをすべて閉じてから終了するようプログラミングします。 この場合は、それまでにファイルに書き込んだすべてのデータを保存できます。 エラーをトラップしないと、このデータは失われることがあります。
プログラムをエラーから回復させ、継続して実行するには、特定のエラーが報告された場合に特定のアクションをとるようプログラミングします。 たとえば、使用中のオペレーティングシステムがサポートしている場合は、「ファイルが見つからない」というエラーを受信した場合に、必要なファイルを含むディスクを指定したドライブにセットするよう求めるプロンプトを表示させる、などのプログラミングが可能です。
特定のエラーから回復する方法に関するヒントを本章の後半で示します。ヒントを利用できる形でプログラミングしている場合にかぎり、これらのヒントを利用できます。
回復可能なエラーを処理するには、次のようにプログラミングします。
ランタイムシステムは、COBOL プログラムの終了後は常にオペレーティングシステムに値を返します。 プログラムが正常に終了した場合は、値がプログラムの専用レジスタ RETURN-CODE から取り出されます。回復不可能なエラーが発生したか、またはオペレーティングシステムから直ちに終了するというメッセージを受け取ったためにランタイムシステムがプログラムを終了する場合は、戻り値は次に示すとおりオペレーティングシステムによって異なります。
Windows::
ランタイムシステムのエラーの場合は 32 が返されます。Windows 上で実行中に終了割り込みが発生した場合は 16 が返されます。 キーボードで Ctrl + Break を押すと、キーボード終了割り込みが生成されます。 戻り値をテストするには、次のバッチファイルの一部で示すように、errorlevel
をパラメータとして if
コマンドを使用します。
run myprog if errorlevel 32 goto rts_error if errorlevel 16 goto rts_interrupt
UNIX:
ランタイムシステムで、キーボードから割り込みキー (Ctrl +
C など) を押すか、SIGTERM シグナルまたは SIGHUP シグナルを受信すると、ランタイムシステムのエラーの場合に -1、異常終了の場合に
-2 を返します。 従来、数多くの UNIX の実装では、値、-1 を無符号値 255 に、値、-2 を無符号値 254 に変換します。実行時スイッチ
i (詳細は、『Server Express ユーザガイド』の『ランタイムスイッチの詳細』の章を参照)
を使用して、キーボードからの割り込みを無視するようにランタイムシステムを設定することができます。 次のシェルスクリプトの一部で示すように、Bourne
シェルの特殊パラメータ $?
を使用してオペレーティングシステムから返された値を取得します。
cobrun prog if test $? -eq 255 then echo "Abnormal termination" fi
割り込みの生成方法やプログラムにより返される値の処理方法の詳細については、使用しているオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
これらのメッセージはランタイムシステム (RTS) によって出力されるので、プログラムをコンパイル、デバッグまたは実行するときに生成されます。 エラーメッセージ番号を選択すると、そのテキストと重大度が、メッセージの原因となったエラーや問題の説明と予防方法に関する情報とともに列挙されます。
ランタイムエラーには、2 つのタイプがあります。
致命的エラー | メッセージが画面に表示され、プログラムが直ちに終了します。 |
回復可能エラー | このエラーはプログラムに報告されます。 回復可能なエラーをプログラム内にトラップできますが、報告されるエラーの多くはプログラムロジックのエラーによるものです。 プログラムがエラーをトラップしない場合は、メッセージが画面に表示され、プログラムが直ちに終了します。 |
ファイルを直接または間接に開こうとしましたが、システムのファイル制限は超えていないもののシステム内に何らかの障害があり、この操作に十分なメモリ領域を割り当てることができません。
対処方法
このエラーはトラップ可能ですが、エラーが報告された場合は、直ちに STOP RUN を実行する必要があります。
ファイルを開かずにファイルにアクセスしようとしました。
対処方法
必要なファイルをオープンモードで開き、操作をもう一度実行します。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。実行を終了し、プログラムを修正してください。
装置ファイルを相対ファイルまたは索引ファイルとして開こうとしました。
プログラムではなく、装置を実行しようとしています。
対処方法
装置を適切なモードで開くか、開いているファイルをすべて閉じてから、STOP RUN を実行してプログラムを修正します。
プログラム名がオペレーティングシステムで有効な装置として認識されています。 プログラムの名前を変更します。
ファイル名に規則違反の文字が含まれています。 この文字は、許容される文字セット以外の文字、または多くのシステムでは空白で表示される、システム依存の区切り文字の可能性があります。
対処方法
正しいファイル名でもう一度ファイル操作を実行します。
COBOL プログラムで書き込み可能な装置は、オペレーティングシステムで定義されています。 システムで定義されていない装置に書き込もうとしました。
対処方法
システムが認識する装置名で、操作をもう一度実行します。
入力専用で開いているファイルに WRITE を実行しようとしました。
対処方法
ファイルを閉じて、ファイルへの書き込みが可能な I-O などのモードで開きます。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。実行を終了してプログラムを修正してください。
ディスクの空き領域が足りません。
対処方法
このエラーはトラップ可能ですが、エラー報告されたら直ちに STOP RUN を実行してプログラムの実行を終了する必要があります。 プログラムの終了後に、不要なファイルをすべて削除します。
または、フロッピーディスクドライブに新しいディスクをセットして、そのディスクにプログラムのファイル操作をリダイレクトします (オペレーティングシステムでサポートされている場合)。
出力専用で開いているファイルから読み込みをしようとしました。
対処方法
ファイルを閉じて、ファイルからの読み込みが可能な I-O などのモードで開きます。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。実行を終了し、プログラムを修正してください。
システムが、次のどれかが原因で、指定されたディレクトリに書き込めません。
対処方法
ディレクトリが存在しない場合はディレクトリを作成します。 ディレクトリがいっぱいである場合は、不要なファイルをすべて削除するか、フロッピーディスクドライブに新しいディスクをセットして、そのディスクにプログラムのファイル操作をリダイレクトします
(オペレーティングシステムでサポートされている場合)。 または、ファイル操作用に別のドライブまたはディレクトリを指定します。
外部ファイルとして宣言されているファイルを開こうとしましたが、名前の指定がありません。
対処方法
外部ファイルの名前を指定します。
次のどちらかが発生しました。
対処方法
使用していないすべてのプロセスを終了するか、利用可能なメモリ領域を増やします。
オペレーティングシステムによっては、プロセスの許容最大数を増やせる場合があります。 詳細については、ご使用のオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
すでに開いているファイルをさらに開こうとしています。開いているファイルをさらに開くことはできません。
対処方法
2 回目の試行をキャンセルします。 そのファイルがすでに開いていても問題がない場合は、プログラムの実行を継続します。
オペレーティングシステムが、プログラムでアクセスしようとしたファイルを見つけられませんでした。
対処方法
ディレクトリが正しいこと、また当該ファイルへのパスが存在することを確認します。 その後、ファイル操作をもう一度実行します。 スペルミスが原因でエラーが発生している場合には、正しいファイル名に修正し、もう一度ファイル操作を実行してみてください。
一度に開くことができる最大数を超えてファイルを開こうとしました。 これは、ソフトウェアまたはオペレーティングシステムの制約であり、従わなければなりません。
対処方法
開いているファイルのうち現在アクセスしていないものをいくつか閉じてから、関連ファイルをもう一度開きます。 その後、プログラムの実行を継続することができます。
一度に開くことができる最大数を超えて索引ファイルを開こうとしました。 これは、ソフトウェアまたはオペレーティングシステムの制約であり、従わなければなりません。
対処方法
開いている索引ファイルのうち現在アクセスしていないものをいくつか閉じてから、関連ファイルをもう一度開きます。 その後、プログラムの実行を継続することができます。 (索引ファイルは 2 つのファイルとしてカウントされます。1 つはデータ用で、もう 1 つは索引用です。)
一度に開くことができる最大数を超えて装置ファイルを開こうとしました。 これは、ソフトウェアまたはオペレーティングシステムの制約であり、従わなければなりません。
対処方法
開いている装置ファイルのうち現在アクセスしていないものをいくつかを閉じてから、関連ファイルをもう一度開きます。 その後、プログラムの実行を継続することができます。
内部に値が転記されていないレコードにアクセスしようとした可能性があります。
対処方法
このエラーはトラップ可能であるという意味では回復可能ですが、エラー報告されたら直ちに STOP RUN 文を実行し、COBOL レコード長がゼロにならないようにプログラムを修正します。
部分レコードがファイルの終わりで見つかりました。 その結果、ランタイムシステムがデータファイルをレコードとして処理し、レコード全体が見つからないため、このエラーが報告されます。
対処方法
ファイルの読み込みまたは WRITE を実行するときに指定するレコードサイズに整合性があることを確認します。
REWRITE の実行に適したアクセスモードで開かれていないファイルに REWRITE しようとしています。
対処方法
ファイルを閉じ、REWRITE 操作が可能な I-O などのモードでファイルを開き直します。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いているすべてのファイルを閉じてから STOP RUN を実行してください。 その後、プログラムを修正してロジックのエラーを取り除きます。
現在使用できない装置または資源 (ラインプリンタなど) に割り当てられているファイルを開こうとしました。
対処方法
オープン操作が返すエラー状況をトラップして、正常終了するまで一定の間隔で何度もオープン操作を繰り返すことができます。
ファイルではなくディレクトリに WRITE しようとしています。
または、ファイルへのアクセスを可能にする属性が正しく設定されていません。 ファイルが読み込み専用になっているか、そのファイルを開くために必要な権限がありません。
対処方法
ディレクトリではなくファイルに書き込むようにプログラムを修正します。
既存の属性に違反しないように、ファイルへのアクセス属性を変更するか、またはプログラムを修正する必要があります。
ファイルを開こうとするモードが、対象となるファイルのタイプに関する COBOL の一般規則に違反しています。たとえば、行順編成ファイルを I/O モードで開こうとした場合などです。
対処方法
対象となるファイルのタイプと互換性のあるモードで関連ファイルを開きます。
対象となるファイルのタイプでは使用できないモードでファイルを閉じようとしています。
対処方法
対象となるファイルのタイプと互換性のある新規アクセスモードでファイルを閉じます。または STOP RUN 文を実行してプログラムを修正します。
WRITE の後に読み込みを実行した可能性があります。または、検証の失敗かパリティエラーが発生した可能性があります。
対処方法
状況によっては、このエラーは致命的です。ただし、読み込み時に発生した場合は、エラーをトラップし、関連ファイルで close を実行してから STOP RUN 文を実行することができます。
端末ではない装置に端末特性を設定しようとしています。
対処方法
プログラムを修正します。
ディスクへのアクセス中にエラーが発生しました。 ディスクの破損が原因と考えられます。
対処方法
ディスクの破損が原因の場合は、バックアップコピーを使用してプログラムをもう一度実行してみます。
マシンに接続されていない装置、またはオンラインになっていない装置にアクセスしようとしました。
対処方法
マシンに装置を接続して、オンラインになっていることを確認します。 ファイル操作を繰り返します。
ディスクに十分な空き領域がない状態で WRITE などのファイル操作をしようとしました。
対処方法
プログラムの終了後に、現在ログインしているディスクのファイルまたはディレクトリの一部を削除する必要があります。 ファイル操作を正常に実行するための領域が確保されるまでファイルを削除します。
開いているファイルに対して DELETE FD を実行しようとしています。
対処方法
ファイルを閉じてから DELETE FD 操作を実行します。
使用中のファイルシステムが読み込み専用、つまり書き込み禁止になっています。 このファイルシステム内のファイルに対し、ファイルへの WRITE、またはファイル内の情報の DELETE など、何らかの方法で変更を加えようとしました。
対処方法
個人用にファイルをコピーできない場合は、ファイルの変更を中止する必要があります。 コピーした後、元のソースファイルではなく、コピーの内容を変更することができます。
ファイルを操作しようとしていますが、ファイルの所有者が処理に必要なアクセス権を与えていません。 たとえば、ファイルの所有者のみが実行できる、ファイルのアクセスモードの変更をしようとした場合などです。
対処方法
所有者からファイル操作に必要なアクセス権が得られない場合は、操作を中止する必要があります。
索引ファイルを開こうとしていますが、現在開いているファイルの数がシステム限界値に達しているため、これ以上は開けません。
または、存在しないプロセス ID か、オペレーティングシステムが認識していないプロセス ID を使用している可能性があります。
対処方法
アクセスしていない索引ファイルをいくつか閉じると、目的のファイルを開くことができます。
この場合は、システムが認識するプロセス ID を使用するようにプログラムを修正する必要があります。
何らかのハードウェアエラーが発生しています。 関連するドライブにディスクが挿入されていないか、ディスクに WRITE しようとしたときにプロセッサがハードウェアインターフェイスの障害を検知した可能性があります。
対処方法
たとえば、必要なドライブにディスクを挿入するなど、ハードウェアの障害を修正する必要があります。
読み込み専用で開かれているファイルに書き込もうとしているか、書き込み専用で開かれているファイルを読み込もうとしています。
対処方法
ファイルを閉じて、適切なアクセスモードで開き直す必要があります。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いているすべてのファイルを閉じ、STOP RUN 文を実行してからロジックエラーを取り除いてください。
COBOL システムによって INPUT (読み込み専用) で開かれている共有可能なファイルは、一時的にロックを発生させるには、(オペレーティングシステムによる) 書き込み許可が必要です。
実行しようとしているファイル操作に必要なアクセス権がありません。 たとえば、読み込み属性のみが設定されたファイルにデータを書き込もうとしている場合がこれにあたります。
対処方法
ファイルの所有者であれば、実行しようとする特定のファイル操作のアクセス権を得られるようにファイルの属性を変更することができます。 ファイルの所有者でなければ、ファイルをコピーしてそのコピーを変更する以外に操作を正常に実行する方法はありません。 その場合は、ソースファイルを変更することはできません。
既存のファイルに対して不適切な操作をしようとしています。
対処方法
このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。実行を終了し、プログラムを修正してください。
ファイルにアクセスしようとしましたが、オペレーティングシステムによって拒否されました。 書き込み保護ファイルへ書き込もうとしたか、出力装置から読み込もうとした可能性があります。
対処方法
関連ファイルのアクセス権を変更します。 ファイルの内容を読み込むだけで一切変更しない場合は読み込み専用アクセス権を、ファイルの内容を変更する場合は読み込み/書き込みアクセス権を設定します。
オペレーティングシステムの現行バージョンと互換性のないディスクにアクセスしようとしています。 ディスクがシステムの前バージョンで作成されているか、またはまったく別のオペレーティングシステムで作成されていることが原因と考えられます。 すでにロードされているディスクと名前が競合するディスクをロードしようとした場合にも、このエラーが発生することがあります。
対処方法
名前の競合によるエラーの場合は、必要であれば、一方のディスクの名前を変更すると両方のディスクをロードすることができます。
ソフトウェアの現行リリースのファイル構造と互換性のないファイルにアクセスしようとしました。 これは、ファイルが別のオペレーティングシステムまたは現行システムの旧バージョンで作成されていることが原因と考えられます。
対処方法
適切な構造を持つファイルのコピーを新たに作成する必要があります。
追加の派生言語を使用しようとしましたが、言語の設定に必要な環境またはサイドファイルが正しく設定されていないか、存在していないか、または無効になっています。
これは、別のシステムで使用するために、この COBOL システムが認識しない形式で LANG 環境変数を設定していることが原因と考えられます。
対処方法
必要な環境またはサイドファイルを設定してから、プログラムをもう一度実行してみます。
ランタイムシステムが、索引ファイルの制御情報を認識できません。索引が壊れているためシステムからファイル内のデータにアクセスできなくなっています。 このエラーはトラップ可能であるという意味では回復可能ですが、このエラーを受信した場合は、開いているすべてのファイルを閉じてプログラムの実行を停止する以外に対処方法はほとんどありません。
対処方法
関連するファイルのバックアップコピーを使用してプログラムを再実行する必要があります。 最後にバックアップをとってから関連ファイルに大量の情報を追加している場合は、Rebuild ユーティリティを使用して関連ファイルをリビルドします。このユーティリティはデータを読み込み (データが破損していない場合)、新しい索引をビルドします。
次のどちらかが発生しました。
対処方法
書き込み操作で返されたエラー状態をトラップしてから、ファイルをもう一度開きます。
前回のプログラム実行中に、ファイルが開いている状態でシステムがクラッシュしました。 情報は開いていたファイルの終わりに追加されていると考えられますが、ディレクトリ情報が更新されていないため、システムがそのデータにアクセスできません。 または、索引ファイルをあるディスクから別のディスクへコピーした際に、ファイルのデータ部分または索引のどちらか一方のみをコピーしました。
対処方法
クラッシュによるエラーの場合は、必要なデータにアクセスできるかは完全にシステムに依存します。 ただし、不完全なコピーが原因の場合は、.dat ファイルまたは .idx ファイルからそのファイルの不足部分を復元できます。
論理ファイル名は %NLS% で始まっていますが、NLS 指令を指定しないでコンパイルしたプログラムが NLS ファイルを開こうとしています。このオープン操作は失敗します。
プログラムのファイルに関する NLS 制御情報が、索引ファイルのヘッダにある同じ NLS 制御情報と一致しません。 または、索引ファイルが壊れています。
対処方法
索引ファイルをリビルドするか、関連するファイルのバックアップコピーを使用してプログラムを再実行します。 最後にバックアップをとってから大量の情報を追加している場合は、データの読み込みが可能なユーティリティを使用して関連ファイルをリビルドし (データが破損していない場合)、データに新しい索引をビルドします。
索引ファイルの構造に障害があります。 空きのない索引ファイルにエントリを追加しようとしている可能性があります。 これは、重複キーの数が最大数に達していることが原因と考えられます。
または、CIS COBOL を使用して作成された旧書式の索引ファイルにアクセスしようとしました。
対処方法
索引に追加エントリの空きがない場合は、ファイルを再編成するか、または Rebuild を使用して索引の IDXFORMAT"4" への変換のどちらかを実行して、より多くの重複キーを使用できるようにする必要があります。
旧書式の索引ファイルにアクセスしようとしていた場合に、Rebuild ユーティリティを実行してこの索引ファイルの整合性を確認し、旧書式が破損した状態で見つかったときは、新しい索引ファイルを構築することができます。
実行中のプログラムが、固定小数点除算をゼロで実行しようとしています。
対処方法
ON SIZE ERROR 句を使用してエラーをトラップできるようにプログラムを修正します。
一度にロードするプログラムが多すぎます。
対処方法
使用していないプログラムをすべてキャンセルするか、使用する個別プログラム数を減らします。
すでに別のユーザが出力用に開いているか、またはロックしているファイルを開こうとしています。 または、別のユーザがすでに開いているファイルを、出力用に開こうとしているか、またはロックしようとしています。
対処方法
このファイルにアクセスできないこと、別のユーザがファイルの使用を終了して閉じるまで待つ必要があることを、システムオペレータ (存在する場合) にプログラムから通知します。
そうすると、プログラムの実行を継続することができます。
重複キーを使用できるように定義されていないキーに、重複キーを追加しようとしています。
対処方法
このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。実行を終了し、プログラムを修正してください。
開かれていない索引ファイルにアクセスしようとしています。
対処方法
適切なアクセスモードでファイルを開いてから、正常に終了しなかったファイル操作を再試行します。
別のユーザが現在アクセスしているレコードにアクセスしようとしています。
対処方法
レコードが現在ロックされており、他のユーザがレコードをロック解除するまで待つ必要があることを、システムオペレータ (存在する場合) にプログラムから通知します。
その後、関連レコードにアクセスできます。 オペレータの介入がない状態で、レコードへのアクセスを何度も再試行しないでください。アプリケーションがハングする可能性があります。
内部システムエラーに基づくメッセージです。
対処方法
Micro Focus アンサーラインに連絡してください。
索引ファイルを開こうとしていますが、一度に開くことができる索引ファイルの数のシステムの限界値にすでに達しています。
対処方法
開いている索引ファイルのうち現在アクセスしていないものをいくつか閉じます。 その後、必要な索引ファイルを開いてプログラムの実行を継続できます。
破損したファイルを使用しているか、または内部システムエラーがあります。
対処方法
使用中のディスクが破損している場合は、ディスクのバックアップコピーを使用してプログラムを再実行します。 それ以外の場合は Micro Focus アンサーラインに連絡してください。
内部システムエラーに基づくメッセージです。
対処方法
Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。エラーの原因をつきとめ、修正方法をみつけるようサポートいたします。
内部システムエラーに基づくメッセージです。
対処方法
Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。エラーの原因をつきとめ、修正方法をみつけるようサポートいたします。
内部システムエラーに基づくメッセージです。
対処方法
Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。エラーの原因をつきとめ、修正方法をみつけるようサポートいたします。
索引ファイルを作成するときは、ユーザが定義したファイル名に拡張子、.idx が追加されるため、ファイル名の長さが x-4 字 (x はファイル名の最大長) を超えないようにします。
対処方法
ファイル名を短い名前に変更します。名前の長さは 10 字未満にします。
何らかの理由で、システムが /isam ディレクトリにロックファイルを作成できません。 理由の 1 つとして、前回の実行中に電源障害などによりプログラムが異常終了し、複数のファイルがロックされたままになっていることが考えられます。
対処方法
プログラムを正常に実行するには、ロックされたままになっているすべてのファイルを手動で /isam ディレクトリから取り除く必要があります。
内部システムエラーに基づくメッセージです。
対処方法
Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。エラーの原因をつきとめ、修正方法をみつけるようサポートいたします。
内部システムエラーに基づくメッセージです。
対処方法
Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。エラーの原因をつきとめ、修正方法をみつけるようサポートいたします。
環境変数、COBCONFIG を使用してアクセスする実行時設定サイドファイルにエラーがあります。
対処方法
設定ファイル内のエントリの構文を確認します。 誤った構文、または設定している実行時調整可能パラメータのタイプと互換性のない構文を使用している可能性があります (調整可能パラメータに無効な値を割り当てている場合を含みます)。
参照
『Server Express ユーザガイド』の『実行時の構成』の章。
内部システムエラーに基づくメッセージです。
対処方法
Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。エラーの原因をつきとめ、修正方法をみつけるようサポートいたします。
指定した CALL 規則はサポートされていません。
対処方法
特殊名段落に定義されている規則を、CALL 規則をサポートする規則に変更します。
SORT モジュールまたは MERGE モジュールが、RELEASE 操作を入力プロシージャの外で受け取ったか、または RETURN 操作を出力プロシージャの外で、または入力プロシージャが正常に終了する前に受け取りました。
対処方法
RELEASE 操作や RETURN 操作を適切なプロシージャで発行できるように、プログラムを修正します。
COBOL の一般規則に違反するファイル操作をしようとしました。 このエラーは、read NEXT が正常に実行されていない状態で、I-O モードで開かれた順ファイルか、または同じく I-O モードで開かれた順呼び出しモードの相対ファイルに再書き込みしようとしたことが原因で発生したものと考えられます
対処方法
エラーとなった REWRITE 文の前に READ NEXT がくるように、プログラムを修正します。
内部システムエラーに基づくメッセージです。
対処方法
Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。エラーの原因をつきとめ、修正方法をみつけるようサポートいたします。
順ファイルに誤ったレコード長を指定しているか、アクセスしている順ファイルが破損しているか、または指定したファイルが順ファイルではありません。
対処方法
正しいタイプのファイルを指定するようにプログラムを修正するか、エラーの原因が破損ファイルの場合は、そのファイルのバックアップコピーを使用して、もう一度プログラムを実行してみてください。
ファイル名に定数ではなくデータ名を指定しており、ファイルを開こうとしたときにデータ項目には空白しかありませんでした。
対処方法
正しいファイル名を指定して、プログラムを修正します。
システムのメモリ領域不足などの理由で、ランタイムシステムが操作の正常な実行に必要なメモリ領域を割り当てることができません。
対処方法
プログラムの実行に使用できるメモリを増やす必要があります。 メモリ増設が可能な場合は、その方法の詳細について、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
ファイルまたはディスクの読み込みまたは書き込みエラーの可能性もありますが、内部システムエラーの可能性が高いです。
または、アプリケーションが多数のプログラムを呼び出したままキャンセルしなかったため、アニメーション中にメモリを使い切ったことも考えられます。
対処方法
Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。エラーの原因をつきとめ、修正方法をみつけるようサポートいたします。
現在アクセスする必要のないすべてのプログラムを CANCEL して、アニメーション中に最大限のメモリを利用できるようにします。
ランタイムシステムがサポートしていないファイル操作をしようとしています。
対処方法
このような操作をしないようにプログラムを修正する必要があります。または、この機能をサポートできるようにシステムのバージョンをアップデートする必要があります。
Data Division を正しく初期化するために必要なデータが破損しているため、ランタイムシステムがプログラムを適切にロードできません。
対処方法
プログラムをもう一度コンパイルして、有効な中間コードを取得するようにします。
対処方法
Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。
両コンポーネントのバージョン番号が一致していません。
対処方法
オブジェクト COBOL の同一バージョンのクラスライブラリとランタイム環境の両方が完全にインストールされていることを確認します。 複数のバージョンをインストールしている場合は、PATH、LIBPATH、COBDIR
などの環境変数が使用中のバージョンに適切なパスを指定していることを確認します。
ランタイムシステムが、アプリケーションの実行に必要なコード化されたセキュリティキー (ドングル) を検索できないか、またはアクセスできません。
対処方法
COBOL システムに付属のセキュリティキーをコンピュータのパラレルポートに接続してから、アプリケーションを再実行します。
オペレーティングシステムでメモリアクセス違反が検知されました。
参照
『プログラマーズガイド - アプリケーション作成』の『保護違反エラーへの対処』の章。
ランタイムシステムが予期しない信号を受け取りました。
ランタイムシステムの一部が、何らかの理由でコードの実行に必要なメモリを割り当てることができません。
対処方法
使用していないプログラムをキャンセルしてメモリ使用量を減らしてから、このメッセージの原因となった操作をもう一度実行します。
内部システムエラーに基づくメッセージです。
対処方法
Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。エラーの原因をつきとめ、修正方法をみつけるようサポートいたします。
定義されていない名前を参照しています。
ランタイムシステムが、すでに定義されている名前 (データ項目、入口点、またはモジュール名など) を検知しました。
OO プログラムは、次のどちらかの理由でこのエラーの原因となる可能性があります。
対処方法
アプリケーションプログラムを修正して、重複した名前を削除します。
参照
『Server Express ユーザガイド』の『ランタイムスイッチの詳細』の章の『E ランタイムスイッチ』の説明。
オブジェクトファイルが正しく生成されていない可能性があります。
対処方法
プログラムの終了後にオブジェクトファイルを修正する必要があります。 エラーが引き続き発生する場合は、Micro Focus アンサーラインに連絡して、一緒にエラーの原因を探してください。
実行可能プログラムではない副プログラムを呼び出そうとしています。
または、呼び出したプログラムに、以前定義したデータ項目と同じ名前を使用しています。
対処方法
呼び出し先の副プログラムが実行可能なものかを確認します。 必要に応じて、呼び出し先のプログラム内の副プログラムの名前を修正して、COBOL システムに再送信します。
呼び出したプログラムの終了後に、プログラムを修正して重複した名前を削除します。 そのプログラムを COBOL システムに再送信します。
cobsetjmp() が呼び出されたレベルより上位の CALL/PERFORM 階層内のレベルにコントロールを戻した可能性があります。coblongjmp() は、必ず CALL/PERFORM 階層内で対応する cobsetjmp() または cobsavenv() と同等または下位のレベルから呼び出す必要があります。
対処方法
プログラムのロジックを確認および修正してから、COBOL システムに再送信します。
オブジェクトファイルのバージョンと COBOL 実行時ライブラリのバージョンに互換性がありません。
対処方法
プログラムの終了後に、現行バージョンの COBOL 実行時ライブラリとともに COBOL システムにオブジェクトファイルを再送信します。 エラーが引き続き発生する場合は、Micro Focus
アンサーラインに連絡してください。
参照
『Fileshare ユーザガイド』。
対応する cobsetjmp() の呼び出しと異なるスレッドから coblongjmp() を呼び出しています。coblongjmp() は、対応する cobsetjmp() の呼び出しと同じスレッドから呼び出す必要があります。
対処方法
プログラムのロジックを確認および修正してから、COBOL システムに再送信します。
RELATIVE KEY データ項目に指定されている値が、ゼロという値を含んでいます。
対処方法
RELATIVE KEY データ項目の値がゼロより大きいことを確認してから、プログラムを継続して実行します。
オペレーティングシステムが、プログラムでアクセスしようとしたファイルを見つけられませんでした。
対処方法
ディレクトリが正しいこと、また当該ファイルへのパスが存在することを確認します。 その後、ファイル操作をもう一度実行します。 スペルミスが原因でエラーが発生している場合には、正しいファイル名に修正し、もう一度ファイル操作を実行してみてください。
有効でない .gnt ファイルまたはライブラリファイルを実行しようとしました。 ファイルが破損しているか切り捨てられている可能性があります。
対処方法
ソースコードを再コンパイルするか、ライブラリファイルを再作成して、エラーが発生することなく処理されることを確認します。
以前にロックして閉じたファイルを開こうとしています。この操作は、COBOL プログラミングの一般規則に違反します。
対処方法
関連ファイルを開くことはできません。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いている残りのファイルを閉じてから、STOP RUN 文を実行してプログラムを修正してください。
現行のプログラムで指定したレコード長またはキーが、最初に開かれたプログラムの定義と異なっています。
対処方法
プログラムに誤りがあるため、コードを編集し、COBOL システムに再送信してから再実行する必要があります。
すでに開いているファイルをさらに開こうとしています。開いているファイルをさらに開くことはできません。
対処方法
そのファイルがすでに開いていても問題がない場合は、2 回目の試行をキャンセルして、プログラムの実行を継続します。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いているすべてのファイルを閉じ、STOP RUN 文を実行してプログラムを修正してください。
開いていないファイルを閉じようとしています。開いていないファイルを閉じることはできません。
対処方法
関連ファイルを閉じるのをやめ、プログラムの実行を継続します。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いているすべてのファイルを閉じ、STOP RUN 文を実行してプログラムを修正してください。
関連ファイル内の情報の一部に REWRITE または DELETE を試みたときに、順呼び出し対象ファイルの正常な読み込みに失敗しました。
対処方法
前回の読み込みが正常に終了した場合は、関連ファイルの読み込みを実行してから、失敗した REWRITE または DELETE の操作を再試行します。 前回の読み込みもうまくいかなかったため正常にファイルを閉じることができなかった場合は、プログラムを次回実行する前に、STOP RUN 文を実行してからプログラムを修正します。
可変長レコードファイルにレコードを書き込もうとしていますが、レコードの長さがそのファイルの定義範囲内ではありません。
対処方法
プログラムを修正します。
ファイル位置指示子は、read/START または INVALID KEY 条件に合致しなかったため定義されていません。 ファイル内の別のレコードを読み取ろうとしましたが、現在のレコードが定義されていないため、システムは、ユーザが要求したレコードの先頭を検索できません。
対処方法
START 操作を、目的のファイル位置指示子が正常に更新されるまで続けます。
INPUT または I-O モードで開かれていない、または完全に閉じているファイルの読み込みまたは START 操作を実行しました。
対処方法
I-O または INPUT モードでファイルを開いてから、プログラムの実行を継続します。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いているすべてのファイルを閉じ、STOP RUN 文を実行してプログラムを修正してください。
OUTPUT または EXTEND モードで開かれていないファイルに順呼び出しモードで書き込もうとしています。または、INPUT または I-O モードで開かれていない、または完全に閉じているファイルに乱呼び出しモードや動的呼び出しモードで書き込もうとしました。
対処方法
ファイルを閉じて、そのファイルタイプに適したオープンモードで開き直します。 ただし、このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いているすべてのファイルを閉じ、STOP RUN 文を実行してプログラムを修正してください。
I-O モードで開かれていないか、または完全に閉じているファイルに対して REWRITE または DELETE 操作を実行しようとしています。
対処方法
ファイルを閉じて I-O モードで開き直します。このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いているすべてのファイルを閉じ、STOP RUN 文を実行してプログラムを修正してください。
順編成のファイルを乱呼び出しモードで読み取ろうとしています。
対処方法
適切なアクセスモードでファイルを読み込みます。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いているすべてのファイルを閉じ、STOP RUN 文を実行してプログラムを修正してください。
I-O モードで開かれていないファイルに REWRITE しようとしました。
対処方法
開いているファイルを閉じて、I-O 操作用に開きます。 REWRITE 操作を正常に実行できるようになります。 このエラーはプログラムのロジックに誤りがあることを示しています。開いているすべてのファイルを閉じ、STOP RUN 文を実行してプログラムを修正してください。
プログラムで使用した添字が定義範囲外となっています。つまり、1 未満であるか、その項目の出現回数より大きくなっています。
対処方法
プログラムを修正する必要があります。
このエラーは通常、GO TO を使用して、PERFORM の範囲の終わりにある EXIT 文ではなく PERFORM の範囲外へジャンプしている場合に発生します。
対処方法
プログラムの終了後に、問題の GO TO が PERFORM の範囲の終わりにある EXIT 文にジャンプするようにプログラムを修正します。
ランタイムシステムが、ユーザが指定したコマンド行書式を有効な書式として認識しません。
または、プログラムを正常に実行するのに必要な汎用コマンド行インタプリタがシステム内に見つかりません。
または、無効な COBSW 値を設定しています。
対処方法
有効なコマンド行を使用してアプリケーションを再実行します。
インタプリタが存在し、システムがコマンドを正しく選択できることを確認してから、プログラムを再実行します。
COBSW を有効な値にリセットします。
COMPUTE 文をコーディングしていますが、使用中のシステムでは複雑すぎて、正常に処理できません。
対処方法
プログラムを修正する必要があります。 関連する COMPUTE 文を複数の簡単な文に分割することを強くお奨めします。
利用可能なメモリ領域に対してプログラムが大きすぎるか、またはスタックがいっぱいになっています。
対処方法
関連する CALL 文で ON OVERFLOW/EXCEPTION 句を指定した場合は、エラーは回復可能です。 関連するすべての命令文は、次の指示の前に実行されます。
行順編成のファイルに関して REWRITE 文を使用しています。 REWRITE 文を行順ファイルで使用することはできません。
対処方法
エラーが発生しているファイルを閉じて、ファイルのデータが失われていないことを確認してから、STOP RUN 文を実行します。 REWRITE するファイルの編成が、順編成、索引順、または相対編成になるように、プログラムを修正します。
アクセスしようとしている行順ファイルに破損している個所があります。
対処方法
関連するファイルのバックアップコピーを使用してプログラムを再実行します。
独立区分への中間コードのロード中にエラーが発生しました。 区分がないか、または区分が破損しています。
対処方法
区分がない場合は、位置付けします。 区分が見つからない場合、または存在しているが破損している場合は、プログラムを COBOL システムに再送信します。
現在処理中の中間コードは有効なコードではありません。 破損したファイルまたは COBOL システムに正常に送信されていないファイルを実行しようとしています。
対処方法
破損していない中間コードを入手するために、原始プログラムを COBOL システムに再送信する必要があります。
実行中のプログラムが、浮動小数点除算をゼロで実行しようとしています。
対処方法
このような規則違反の操作を予防するためにプログラムを修正する必要があります。
数字フィールドまたは数字編集フィールドの内容が、そのフィールドのpicture 定義と一致していません。
対処方法
無効なデータが使用されないようにコードを調整します。または、『Server Express ユーザガイド』の『ランタイムスイッチの詳細』
の章で説明されているように、F スイッチを無効にして、このエラーが発生しないようにすることもできます。
ランタイムシステムで設定されていないエントリアドレスを持つサブルーチンを呼び出そうとしています。
対処方法
正常に終了しなかったサブルーチンの呼び出しで、有効な呼び出し番号を使用していることを確認します。 番号が無効な場合は、システムが認識する呼び出し番号を含むようにコードを変更します。 呼び出し番号が有効であるにもかかわらずエラーが発生している場合には、Micro Focus アンサーラインにご連絡ください。
次の処理を実行しようとしました。
アクティブではない COBOL モジュールを呼び出そうとしています。
対処方法
プログラムを修正する必要があります。
CALL....USING 文で指定された項目のリストが長すぎて、ランタイムシステムが処理できません。
対処方法
プログラムの終了後に、基本項目ではなく集団項目を使用するようプログラムを修正してから、プログラムを再実行します。
PERFORM 文または一連の CALL 文の入れ子の階層が多すぎます。
対処方法
プログラムを編集して、PERFORM 文または CALL 文の入れ子の階層数を減らします。
使用中のコンピュータに構成されていない操作をしようとしています。ほとんどの場合、Adis やファイルハンドラの不適切な構成が原因です。
対処方法
Adis またはファイルハンドラの構成を確認します。
Adis または Mffh などのシステムプログラムが存在しません。
対処方法
すべてのシステムプログラムが使用可能であることを確認し、現在足りないプログラムをコピーします。 必要なシステムプログラムがすべて使用可能になると、プログラムを実行することができます。
日本語の操作を、日本語以外のランタイムシステムで実行しようとしています。または、COBOL システムの日本語バージョンで作成したコードを、日本語以外のランタイムシステムで実行しようとしています。
対処方法
日本語以外のランタイムシステムを使用してプログラムを再送信する必要があります。プログラムで日本語の操作を実行する必要がある場合は、日本語のランタイムシステムを入手してください。
現在ログイン中のドライブまたはディレクトリ、もしくは COBDIR 環境変数で指定されたディレクトリに存在しないプログラムを呼び出そうとしているか、ロードできないクラスにメッセージを送信しようとしています。
対処方法
プログラムの終了後に、現在ログインしているディスクまたはディレクトリに関連するファイルをコピーする必要があります。 容量が足りない場合は、プログラムでファイルを呼び出すときに、そのファイルが存在するディレクトリまたはドライブを検索するように COBDIR 環境変数を設定する必要があります。
クラスをロードできないことによるエラーの場合は、(Class-Control 段落で列挙されている) クラスのファイル名が別個の実行可能ファイルなのか、dll ファイルまたは .lbr ファイルに含まれているのかを明らかにします。 別個の実行ファイルの場合は、上記の方法で解決します。 .dll ファイルまたは .lbr ファイルの一部である場合は、クラスのファイル名を含んでいるファイルが CALL 文でロードされていることを確認してから、すべてのクラスにメッセージを送信します。 見つからなかったプログラムが P2emgr の場合は、GUI クラスライブラリを CALL "APIGUI" 文を使用してロードする必要があります。
参照
『Server Express ユーザガイド』の『Micro
Focus 環境変数』の章。
ロードしようとした .dll ファイルが参照している別の .dll ファイルを、オペレーティングシステムが検索できません。
対処方法
見つからないファイルを検索して、そのファイルがオペレーティングシステムのデフォルトの検索パスにあることを確認します。
COBOL システムへ送信するときに重大な障害が発生したプログラムを、実行時スイッチ E を無効にして実行しようとしています。
または、E 実行時スイッチを設定してプログラムを実行しようとしたものの、望ましい結果が得られなかった可能性があります。
対処方法
ソースコードを編集して重大な障害をすべて修正し、COBOL システムに再送信してから、作成された中間コードを実行します。
プログラムがアニメートされている場合は、デバッガからこのエラーが報告され、プログラムの実行を継続できます。
参照
『Server Express ユーザガイド』の『ランタイムスイッチの詳細』の章の『E ランタイムスイッチ』の説明。
ファイルが破損している可能性があります。 または、コードに無効な Forward Reference Table の区分参照が含まれています。
対処方法
ソースコードを COBOL システムに再送信します。 このエラーが引き続き発生する場合は、Micro Focus アンサーラインに連絡してください。
現在実行中のプログラムまたはその親、さらにその親をメモリから削除しようとしています。
対処方法
プログラムの終了後に、プログラム (またはその親か、その親の親) の実行中にプログラムをキャンセルしないようにプログラムを修正する必要があります。
別のプログラムに連鎖しようとしましたが、使用中のシステムはそのプログラムを検索できません。
対処方法
プログラムの終了後に、関連するファイルを現在ログインしているディスクまたはディレクトリにコピーする必要があります。 容量が足りない場合は、プログラムでファイルを呼び出すときに、そのファイルが存在するディレクトリまたはドライブを検索するように COBDIR 環境変数を設定する必要があります。
ファイルの終わりに達したことを示すのに使用するファイルの標識がないファイルがあります。
対処方法
COBOL システムにコードを再送信するか、デバッガを使用して関連するファイルの終わりにファイルの終わりの標識を指定する必要があります。 その後、プログラムを再実行します。
使用しているパラメータがシステムで認識されません。
対処方法
システムが認識するパラメータを含むようにコードを変更します。
画面から入力を読み取ろうとしているか、またはキーボードへ書き込もうとしています。
対処方法
プログラムを修正する必要があります。
行順ファイルを I-O オープンモードで開こうとしましたが、このモードは行順編成ファイルではサポートされていません。
対処方法
プログラムの終了後に、行順編成ファイルを入力、出力または拡張用に開けるようにプログラムを修正する必要があります。 その後、プログラムを再実行します。
画面から入力を読み取ろうとしているか、またはキーボードに書き込もうとしています。または、ADIS モジュールが、ユーザの端末を I-O モードで開くことができません。
対処方法
プログラムのロジックに誤りがあるため、プログラムを修正する必要があります。
標準入力ファイルを出力モードで開こうとしているか、その他のファイルを不適切なモードで開こうとしています。
file-name の文字数が、オペレーティングシステムの許容最大数を超えています。
対処方法
エラーになっているファイルの長さを確認し、短い file-name に変更するようにプログラムを修正する必要があります。 その後、プログラムを再実行します。
中間コードをロードできません。 正常に作成されていない中間コード、または破損している中間コードをロードした可能性があります。
対処方法
たとえば、ソースコードを COBOL システムに再送信 (または送信) して、有効な中間コードを入手します。 その後、コードをロードして、プログラムの実行を継続することができます。
使用する引数の数が原因でプログラムの CALL 文が正常に実行されません。
対処方法
プログラムの終了後に、基本項目ではなく集団項目を使用するようにプログラムを修正します。 その後は、プログラムを正常に実行することができます。
使用している端末が定義されていません。
対処方法
使用している端末のタイプが定義されていないため、オペレーティングシステムが端末を駆動することができません。 端末に必要な環境を設定します。
「カーソルの移動」または「画面のクリア」などの必須記述項が、端末設定データベースにありません。
対処方法
見つからない記述項を端末設定データベースに追加します。
現在処理中の中間コードが、有効な操作ではありません。 破損したファイルまたは作成が終了していないファイルを実行しようとしています。
対処方法
ソースコードを COBOL システムに再送信する必要があります。
プログラムがアクセスしているファイルが大きすぎて正常な実行を継続することができません。
対処方法
プログラムの終了後に、プログラムを修正してデータを複数ファイルに分散し、大きすぎてオペレーティングシステムで処理できないファイルがないようにします。 修正後、プログラムを再実行します。
DELETE 文または REWRITE 文を順呼び出しモードで正常に実行するには、関連ファイルで最後に実行された入出力文が正常に読み込まれている必要があります。 コード内の DELETE または REWRITE の前に read 文がありません。
対処方法
プログラムの終了後に、DELETE または REWRITE 文の前に実行する入出力文が必ず read 文になるように、プログラムを修正します。
関連するレコードキーがシステムの限界値を超えています。ファイルが大きすぎてシステムで処理できません。
または、指定したレコードキーが大きすぎてシステムが正常に処理できないか、もしくはレコードへのポインタが壊れていて大きすぎるかまたはレコード長の倍数になっていません。
このエラーは次のどれかが原因で発生します。
対処方法
モニタは、グラフィック表示モードではなく英数字表示モードにする必要があります。
システムがプログラムモジュールをロードできないか、または新規スレッドを開始できません (マルチスレッドプログラムの場合)。
次の原因で CALL 文が失敗しました。
内部構造が保護違反などで破損している場合は、スレッドを開始するためのすべての呼び出しまたは試行が失敗する可能性があります。
入口点は、ディスク上または現行の実行単位で検索できないため、形式 SET PROCEDURE POINTER TO ENTRY entry-point が失敗しました。
このエラーは稀に、メモリ領域の不足、またはランタイムシステムのバージョンが古すぎることによる CALL 文の失敗が原因で発生することがあります。
対処方法
呼び出しのターゲットが存在し、破損していないことを確認します。
次の形式のコードを含めて、手続きポインタが有効であることを使用前にテストします。
set bad-pointer to entry 'just-not-there-ever' ... set procedure-pointer to entry 'myentrypoint' if procedure-pointer = bad-pointer display error end-if
システムコールが、マニュアルに記載されていない想定外のエラー番号を返しました。
対処方法
Micro Focus アンサーラインに連絡してください。
使用しているコンピュータで利用可能なメモリ領域が少なすぎるため、ランタイムシステムを完全にロードできません。
または、回復できない内部論理エラーによりランタイムシステムが停止しました。
対処方法
一部のメモリを解放すると、プログラムを正常に実行できるようになります。
Micro Focus アンサーラインに連絡してください。
現在のディレクトリまたは使用中のフロッピーに、ページングファイル用の空きがありません。
対処方法
プログラムの終了後に、不要なファイルをディレクトリから削除してページングファイル用の空きを作るか、または新しいフロッピーディスクをセットします。
現在実行中のプログラムの連絡節でアクセスしようとしている項目が、初期化されていません。
対処方法
プログラムが必要なパラメータのすべてを含んでいること、または有効な呼び出しであることを確認するように、プログラムを修正します。
コアファイルから書き込まれていないデータを読み取ろうとしています。
使用しているネットワークに接続されていない、またはオンラインになっていないマシンにアクセスしようとしています。
対処方法
マシンがネットワークに接続され、オンラインになっていることを確認してから、もう一度アクセスします。
通常は、ネットワークまたはファイル共有機能で発生する予期しないエラーが原因です。 ネットワークメッセージの破損が、このエラーの原因になることもあります。
対処方法
正常に終了しなかった操作を再試行します。 エラーが引き続き発生する場合は、Micro Focus アンサーラインに連絡してください。
通常は、通信パケットで不正なチェックサムを受信した場合にこのメッセージが表示されます。
対処方法
このエラーを受信した後もプログラムの実行は継続しますが、結果が不確定になる可能性があります。
前回ロックして閉じたファイルを開こうとしています。
対処方法
前回ロックして閉じたファイルを開かないようにプログラムを修正します。
現在指定されているランタイムシステムと互換性のないプログラムを実行しようとしています。 たとえば、旧バージョンの COBOL システムを使用してリンクされている実行可能なシステム、共有ライブラリ、呼び出し可能な共有オブジェクトファイルには互換性がない場合があります。
32 ビット/64 ビットのデュアル COBOL システムでは、すべてのコードを同一のワード長を使用してコンパイルおよびリンクする必要があります。 64 ビットのランタイムシステムでは、32 ビットのプラットフォームまたは 32 ビットモードでコンパイルまたはリンクされたプログラムを実行できません。 同様に、32 ビットのランタイムシステムでは、64 ビットのプラットフォームまたは 64 ビットモードでコンパイルまたはリンクされたプログラムを実行できません。
対処方法
現在のランタイムシステムと互換性のあるプログラムにするために、プログラムの再コンパイルと再リンクの両方または一方を実行します。
保持可能なファイル当たりの同時レコードロックの最大数を超えようとしているか、オペレーティングシステムまたは動的メモリなどのネットワーク資源がなくなりました。
対処方法
関連するファイルで COMMIT または UNLOCK 操作を実行してから、プログラムの実行を継続します。 レコードロックを必要以上に長く保持しないようにします。
COBOL プログラミングの一般規則に違反しています。
対処方法
開いている可能性のあるすべてのファイルを閉じ、STOP RUN 文を実行してから、このような規則違反の操作をしないようにプログラムを編集します。
通信モジュールを利用するプログラムをアニメートしようとしています。 Animator と通信モジュールはどちらも CRT をフルに使用する必要があるため、通信モジュールを利用するプログラムをアニメートすることはできません。
対処方法
Animator の補助機能を使用しないでプログラムを実行する必要があります。
装置ドライバが欠損している可能性があります。
対処方法
すべての通信ドライバがロードされていることを確認してから通信を実行してください。
.gnt ファイルが、ホストプロセッサに対して有効ではありません。
対処方法
プログラムを COBOL システムに再送信する必要があります。
ファイルのヘッダが正しく書式設定されていないか、MULTIPLE REEL/UNIT ファイルを使用していません。
対処方法
関連するファイルのバックアップコピーを使用してプログラムを実行してみてください。
同時に開くことができる共有ファイル数に関するオペレーティングシステムの限界値を超えようとしています。 この数値はオペレーティングシステムによって異なります。使用中のシステムが一度に開けるファイル数の詳細についてはリリースノートを参照してください。
対処方法
開かれている共有ファイルのうちアクセスしていないものをいくつか閉じてから、ファイル操作を再試行します。
複数の SORT または MERGE の操作を同時に実行するようプログラミングしています。 たとえば、SORT 文を別の SORT 文の入力または出力プロシージャでコーディングした可能性があります。これは ANSI COBOL の規則で特に禁止されている操作です。
対処方法
複数の SORT または MERGE の操作を同時に実行しないようにプログラムを修正する必要があります。
何らかの理由で SORT/MERGE 操作が正常に実行されませんでした。 SORT/MERGE 操作をするときに開いているファイルが多すぎるか、アクセスしようとするファイルがロックされている可能性があります。
対処方法
エラーが発生している状況に応じてアクションをとる必要があります。 SORT 文で定義されている各ファイル (USING/ GIVING) の状態を確認します。
何らかの理由で SORT/MERGE 操作が正常に実行されませんでした。 SORT/MERGE 操作をするときに開いているファイルが多すぎるか、アクセスしようとするファイルがロックされている可能性があります。
対処方法
エラーが発生している状況に応じてアクションをとる必要があります。 SORT 文で定義されている各ファイル (USING/ GIVING) の状態を確認します。
何らかの理由で SORT/MERGE 操作が正常に実行されませんでした。 SORT/MERGE 操作をするときに開いているファイルが多すぎるか、アクセスしようとするファイルがロックされている可能性があります。
または、TMP 環境変数が存在しないディレクトリを指すように設定されています。
対処方法
エラーが発生している状況に応じてアクションをとる必要があります。
TMP を存在するディレクトリを指すように設定するか、または TMP の設定を解除します。
ランタイムシステムが、現在メモリにロードされているプログラムのルートやオーバーレイを検索することができません。
または、プログラムのロードに必要なメモリ領域が不足しています。
または、ランタイムシステムでは、コードを開くために必要なファイルハンドルを検索できず、その結果、プログラムをロードできません。
対処方法
プログラムを含むライブラリがキャンセルされているか、プログラム検索パスでプログラムを利用できなくなっています。 プログラムをディスク上またはオープンライブラリ上で利用できることを確認します。
メモリの一部を解放するか、アプリケーションを再構築して、メモリの消費量を減らします。
オペレーティングシステムのファイルハンドルの限界値を増やします。
複数のプログラムで、同一の外部ファイルを異なる形式で定義しています。 たとえば、最大レコード長と最小レコード長が異なっている可能性があります。
対処方法
すべてのプログラムで整合性がとれるように外部ファイルを同一の形式で定義します。 COPY ファイルにファイル定義があると便利です。
複数のプログラムで、同じ外部データ項目を定義していますが、最初にロードされたプログラムとそれ以降にロードされたプログラムの間にサイズ定義の相違があります。
対処方法
複数のプログラムによる外部データ項目のサイズ定義が同一になるようにします。
USING/ GIVING ファイルが EXTERNAL に定義されている SORT または MERGE 操作をしようとしました。 SORT/ MERGE モジュールは、EXTERNAL に定義された USING/ GIVING ファイルをサポートしていません。
対処方法
呼び出し可能な SORT モジュール (EXTSM) を使用するように、プログラムを再コンパイルします。
Animator がシステム制限を受けるか競合しているため、通信エラーが発生しました。 同じ UNIX システム内の 2 つのログインで、同じプログラムファイルをクロスセッションでアニメートしようとしている可能性があります。
対処方法
アニメートされたプログラムファイルを別のディレクトリにコピーして、アニメーションを実行してみてください。
アニメート中のプログラムが、ランタイムシステムの標準のシャットダウン処理に従わずに終了しました。 ユーザの終了操作、または重大なランタイムエラーによって終了したものと考えられます。
対処方法
アニメーションを使用しないでプログラムを実行して、正常に実行されるかを確認し、正常に実行される場合は、クロスセッションまたはイントラセッションによるアニメーションを使用しないでプログラムをアニメートします。
プログラムを開始するときに、Animator がシステム制限を受けました。 メモリ不足のため、または UNIX システム上で実行中のプロセスが多すぎるため、アニメートされたプログラムが開始できません。
対処方法
システムの負荷が減ったら、プログラムをアニメートします。 アニメーションを使用しないでプログラムを実行して正常に実行されるかを確認し、正常に実行される場合は、クロスセッションまたはイントラセッションによるアニメーションを使用しないでプログラムをアニメートします。 システム管理者に、プロセススロットの数と仮想メモリのページマップを拡張するよう依頼してください。
Animator は、.gnt コードプログラムをアニメート中に、STOP RUN 文が見つかりました。
対処方法
アニメートされたプログラムをステップ実行またはズーム実行してください。Animator がプログラムと現在のセッションを終了します。
COBOL モジュールを非 COBOL プログラムから呼び出していますが、共有ランタイムシステムが初期化されていません。
対処方法
アプリケーションが COBOL モジュールを実行する前に必ず cobinit() 関数を呼び出すようにします。 cobinit() 関数の詳細は、『プログラマーズガイド - アプリケーション作成』の『複数の言語による開発』の章を参照してください。
不正な、または存在しないオブジェクトハンドルを含むオブジェクト参照を使用しています。
対処方法
オブジェクト参照が正しいオブジェクトハンドルを使用していること、およびプログラムが Finalize メッセージの送信によってオブジェクトを破壊していないことを確認します。
ABSTRACT として宣言したクラスのインスタンスを生成しようとしています。 このようなクラスではインスタンスを生成できません。
対処方法
正しいクラス名を指定していることを確認します。 代わりに使用するべきサブクラスがあるかを確認します。
ランタイムシステムが、DoesNotUnderstand メッセージを解決できませんでした。 これは通常、このメソッドを検索できない方法でクラスを定義したために発生します。
対処方法
プログラムのロジックを確認して、プログラムがオブジェクトでサポートされているメソッドのみを起動すること、またはオブジェクトが DoesNotUnderstand メソッドをサポートしていることを確かめます。
クラスに有効な Class-Control 節がないか、クラスが正しく定義されていないため、オブジェクトクラスのロードに失敗しました。
対処方法
クラスの定義を確認します。
Animator の使用中に、キーボード割り込みでプログラムを終了しました。
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