この付録では、Server Express が使用する環境変数をすべて列挙し、その指定方法を説明します。
環境変数
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概要
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CCITCP2 | TCP/IP 登録プログラムを検索する。 |
CCITRACE | CCI トレーシングのレベルを指定する。 |
COBAIF | .aif ファイルを検索する。 |
COBAIFNAME | .aif ファイルの基底名を指定する。 |
COBANIMOPT | Animator への指令を指定する。 |
COBANIMSRV | Animator を実行プログラムに追加する。 |
COBATTR | 表示状態を HIGHLIGHT および LOWLIGHT から選択する。 |
COBCONFIG | 実行時の構成可能なオプションを適応する。 |
COBCPY | コピーファイルを検索する。 |
COBDATA | データファイルを検索する。 |
COBDIR | COBOL システムソフトウェアを検索する。 |
COBIDY | Animator 情報 (.idy) ファイルを検索する。 |
COBEXTFHBUF | 固定長順ファイルがバッファに書き出されるよう指定する。 |
COBJVM | どの Java Virtual Machine をロードするかを指定する。 |
COBKEYTIMEOUT | リモート端末の応答を調整する。 |
COBMAINSTACK | COBOL実行時のメインスタックの長さを指定する。 |
COBOPT | ユーザのデフォルトの Cob ユーティリティオプションを指定する。 |
COBPATH | 動的ロード用プログラムを検索する。 |
COBPRINTER | プリントスプーラへの出力を指示する。 |
COBSES | UNIX セッションレコーダ機能を実行する。 |
COBSW | ランタイムシステムスイッチを設定する。 |
COBTERMINFO | COBOL terminfo 端末データベースを検索する。 |
COLUMNS | 画面幅を指定する。 |
EXTFH | 呼び出し可能なファイルハンドラの構成ファイルを指定する。 |
FHREDIR | Fileshare Client の構成ファイルを指定する。 |
FS | Fileshare Server の構成ファイルを指定する。 |
FSCOMMS | Fileshare System がシングルユーザモードで起動されるよう指定します。 |
GNTANLZ | GNT Analyzer で使用する構成ファイルを指定する。 |
HCOBND | DB2 バインドファイルのディレクトリを指定する。 |
LANG | 言語環境を指定する。 |
LD_LIBRARY_PATH | 共有ライブラリを検索する。 |
LIBLIST | Cob ライブラリの特殊なリストを検索する。 |
LIBPATH | 共有ライブラリを検索する。 |
LINES | 画面の深さを指定する。 |
MAINFRAME_FLOATING_POINT | COMP-1、COMP-2 の浮動小数点データの内部表現形式を制御する。 |
MFCSCFG | クライアント・サーバー結合で使用される構成ファイルを指定する。 |
MFCODESET | 使用する変換テーブルを指定する。 |
MFLOGDIR | クライアント・サーバー結合のログファイルのディレクトリを指定する。 |
PATH | すべての UNIX プログラムのディレクトリを検索する。 |
SHLIB_PATH | 共有ライブラリを検索する。 |
SORTCOMPRESS | ソートされるレコードに圧縮ルーチンが使用されるよう、指定する。 |
SORTSPACE | SORT 処理用の内部作業スペースを指定する。 |
TERM | 端末のタイプを指定する。 |
TERMINFO | UNIX システムの terminfo データベースを検索する。 |
TMPDIR | 一時ファイル用のディレクトリを検索する。 |
これらの環境変数の使用方法に関する詳細は、マニュアルセットのメイン部分で説明しています。dd_ ルーチンを使うと、別の方法で環境変数に値を割り当てることができます。これらに関しては、『ファイル操作』 マニュアルの『ファイル名』 の章で説明しています。
注 : 次の説明内の構文表記は、sh、および ksh に当てはまる表記です。csh などのその他のシェルでは、次の構文になります。
setenv env_var value
パラメータの内容は次の通りです。
env_var | 次のページに示す環境変数のいずれかを指定します。 |
value | 環境変数に設定する値を指定します。 |
CCITCP2 登録デーモンを実行しているマシンの TCP アドレスを指定します。このアドレスは、CCITCP (Common Communications Interface) に関連付けられます。詳細は、『Configuring CCI』 マニュアルを参照してください。
CCITCP2=hostname export CCITCP2
hostname |
TCP ホスト名または、接続する CCITCP2 デーモンが実行されているマシンのドット付きの 10 進の IP アドレスを指定します。これらは TCP/IP ホストファイルに列挙されています。 |
トレーシングレベルを指定するには、次の 2 つの方法があります。CCITRACE 環境変数を使用する方法と、control-buffer パラメータを CCIトレース機能の呼び出しに渡す方法です。
トレース内容の出力スタイルを指定します。
CCITRACE=filename[options] export CCITRACE
filename |
トレース内容の出力先ログファイルの名前を指定します。このパラメータを指定しない場合は、カレントディレクトリに ccitrace.log
というログファイルが作成され、すべてのoptions がデフォルト値に設定されます。 |
options |
次のいずれか、まはたすべてを設定できます。すべて大文字で指定してください。
|
CCI アプリケーション呼び出しのトレーシングに関する詳細は、『Configuring CCI』 マニュアルを参照してください。
プログラムをアニメートするために必要な Animator セッションファイル (.aif) が、Animator で検索される、または作成される場合の、検索先または作成先ディレクトリを指定します。.aif ファイルには、ブレークポイント、およびモニタに関する詳細情報が含まれています。
COBAIF=pathname export COBAIF
pathname[:pathname]...
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Animator に検索させるディレクトリを指定します。 |
COBAIF で指定されたパスで .aif ファイルが見つからない場合は、COBIDY 環境変数で指定されたディレクトリが検索されます。このディレクトリにもセッションファイルがない場合は、カレントディレクトリが検索されます。
.aif ファイルが存在しない場合は、Animator で次のように .aif ファイルが作成されます。
Animator 指令 COBAIF もあります。詳細は、『デバッギングハンドブック』の『Animator 指令』の章を参照してください。
アニメートされるプログラムの Animator セッションファイル (.aif) の基底名を指定します。.aif ファイルには、ブレークポイント、およびモニタに関する詳細情報が含まれています。
COBAIFNAME=basename export COBAIFNAME
basename |
.aif ファイルの基底名を指定します。 |
COBSW=+A を使用して Animator を起動し、以降のアニメーションセッションでブレークポイントを保存したい場合は、この環境変数を指定する必要があります。また、anim コマンドを使用して Animator を起動する場合にもこの環境変数を指定することができます。この場合、ユーザが指定した基底名は .aif ファイルの基底名としてアプリケーション名を上書きします。また、この場合、Animator 指令 COBAIF を指定する必要があります。
Animator で使用する指令を指定します。
COBANIMOPT=directive-list export COBANIMOPT
directive-list |
指令を列挙します。Animator 指令については、『デバッギングハンドブック』の『Animator 指令』の章で説明しています。ここにファイル名を指定しないでください。 |
COBANIMOPT="MIXEDLANGDEBUG MULTITHREAD" export COBANIMOPT
Animator を起動すると、まず、COBANIMOPT に指定した指令が読み取られます。次に、コマンド行に指定した指令が使用されます (COBANIMOPT に設定された指令よりも、コマンド行の指令の方が優先されます)。指令の指定形式に関する詳細は、『デバッギングハンドブック』の『Animator の起動』の章を参照してください。
待機中の Animator プロセスをアタッチする COBOL プログラムを指定します。
COBANIMSRV=progid export COBANIMSRV
progid |
Animator のアタッチ先プログラムを識別する ID を指定します。 |
1 つ目のコンソールセッションで次のように指定します。
export COBANIMSRV=myid
myid
は、Animator が特定の 1 つのプログラムに結び付けられるように使用する一意の ID です。Animator を起動するコマンドを次のように入力します。
cobanimsrv
Animator は、前の手順で指定された ID に一致する COBOL プログラムが起動されるまで待機します。別のコンソールセッションで次のように入力します。
export COBANIMSRV=myid cobrun prog1.int
prog1.int が起動されると、このプログラムの一意の ID myid
と、最初の手順で Animator に指定された ID が一致するため、Animator はこのプロセスにアタッチされます。コンソールセッション 1 で Animator のメイン画面が表示され、 prog1.int の最初の行にカーソルが置かれます。
この環境変数は、クロスセッションデバッギングで特に役立ちます。『デバッギングハンドブック』の『Animator の起動』の章を参照してください。
ACCEPT 文、および DISPLAY 文を使用した HIGHLIGHT 句、および LOWLIGHT 句の非標準の動作を指定します。これにより、COBOL 旧製品と互換性を持たせることができます。この変数は、できれば使用しないでください。この変数は、今後サポートされなくなる可能性があります。
COBATTR=n export COBATTR
terminfo エントリに関する詳細は、『Terminfo データベースおよび端末装置』の章を参照してください。
COBATTR=1 export COBATTR
実行時構成可能変数オプションの設定に使用する、実行時構成ファイルを指定します。利用可能な実行時構成可能変数オプションに関する詳細は、『実行時の構成』の章を参照してくださいして。
COBCONFIG=pathname export COBCONFIG
pathname |
実行時構成可能変数オプションの設定に使用する構成ファイルの名前を指定します。 |
COBCONFIG=/home/mydir/cobconfig export COBCONFIG
$COBCONFIG を設定しない場合は、$COBDIR/etc/cobconfig が検索されます。
コンパイラ、および Animator でコピーファイルが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。
COBCPY=pathname[:pathname]... export COBCPY
pathname |
コンパイラおよび Animator でコピーファイルが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。 pathname
を複数指定する場合に、空の pathname は現在の作業ディレクトリを示します。
|
COBCPY=/home/group/sharedcopy::mydir/mycpy export COBCPY
このように指定すると、コンパイラは最初に /home/group/sharedcopy でコピーファイルを検索します。次にカレントディレクトリを検索し、最後に ./mydir/mycpy で検索します。検索は、コピーファイルが見つかるか、存在しないことが認識されるまで続けられます。
ランタイムシステムがデータファイルを検索する場合の検索先ディレクトリを指定します。 この変数を使用すると、データファイルをグローバルにマップする機能が使用できます。そのため、作業中のデータファイルを、特定のディレクトリに置くことができます。配置先ディレクトリ名は実行時まで必要ありません。
COBDATA=pathname[:pathname]... export COBDATA
pathname |
ランタイムシステムで、アプリケーションのデータファイルが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。 pathname
を複数指定する場合に、空の pathname は現在の作業ディレクトリを示します。 |
COBDATA=:demo:/home/data:progs export COBDATA
このように COBDATA を設定すると、ランタイムシステムは、最初にカレントディレクトリでデータファイルを検索するよう指定されます。次に、ディレクトリ ./demo を、次にディレクトリ /home/data を検索し、最後に ./progs を検索するように指定されます。
COBDATA は、コンパイラ、およびその他のユーティリティに影響します。たとえば、コンパイル時では、プログラムソースがコンパイラのデータファイルになります。COBOL 開発システムユーティリティを使用する場合は、COBDATA の値を、コロン (:) を先頭にして指定することをお奨めします。
ご使用の環境空間に、COBDATA という名前の環境変数があり、なんらかの値が設定されている場合は、COBDATA が設定されていると見なされます。
ファイルのすべてのマッピング順序は次のようになります。
COBDATA 環境変数、または dd_ 環境変数のどちらかで複数のディレクトリを指定した場合は、システムが、ユーザ名のプリフィックスとして指定されるスラッシュ (/) の前の最初のディレクトリを検索します。
ファイル名が見つからない場合、または読み取れない場合は、上記の順番に、最後のディレクトリまで検索されます。最後のディレクトリでも見つからず、ファイルを作成する必要がある場合は、ファイルは最初のディレクトリに作成されます。
ハイフン (-)、またはスラッシュ (/) で始まっているファイル名に関しては、dd_、および COBDATA のマッピングはすべて無視されます。また、環境変数名にハイフンが含まれている場合も無効になります。
この機能を使用する場合は、COB... で始まるファイル名を使用しないでください (これらは COBOL システムで予約済みです)。
COBDATA 環境変数は、どんなモードででも (出力も含む) 開かれているファイル、および固定長ファイル、または可変長ファイルに使用することができます。索引ファイルを使用している場合は、データファイル、および索引ファイルの両方を同じディレクトリに置く必要があります。
COBDATA 環境変数は、ファイルを開く場合だけでなく、ここに示す規則に従ってファイルを削除する場合にも影響があります。
COBOL 開発システムプログラムを使用しようとする場合はまず、COBDATA の設定を解除することをお奨めします。これらのプログラムの多くでは、データファイルが開かれるため、COBDATA の値に影響されます。
COBDATA を使う必要がある場合は、COBDATA のパスの最初に :$COBDIR//dynload/helptbox.lbr: を追加してください。
要求された Micro Focus COBOL システムがインストールされているディレクトリを指定します。多くの COBOL システムの構成要素、およびユーティリティでは、この情報が必要になります。COBDIR 環境変数が設定されていないと、COBOL システムは、デフォルトの COBOL システムディレクトリが設定されているものとして動作します。このデフォルトのディレクトリは、AIX の場合は /usr/lpp/cobol で、その他の UNIX システムでは /opt/lib/cobol です。
COBDIR=pathname export COBDIR
pathname |
要求された Micro Focus COBOL システムソフトウェアが置かれているディレクトリを指定します。 |
COBDIR=/home/products/cobse20 export COBDIR
このように指定すると、Cob ユーティリティは、ディレクトリ /home/products/cobse20 で Micro Focus COBOL システムソフトウェアを検索します。
Micro Focus COBOL システムは通常、デフォルトの COBOL システムディレクトリ (上記参照) にインストールされるため、COBDIR を設定する必要はありません。COBDIR は、同じ COBOL システムの複数のバージョンを同時に使用できる場合などのように、ご使用の COBOL システムが別のディレクトリにインストールされている場合にのみ設定する必要があります。
LD_LIBRARY_PATH
LIBPATH
PATH
SHLIB_PATH
Animator で、アニメート対象プログラムの情報 (.idy) ファイルが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。ここで指定したディレクトリは、中間コード (.int) ファイルと同じディレクトに情報ファイルがない場合に使用されます。Animator は、セッション間の情報を情報ファイルに登録して更新することができます。コンパイラ指令、 COBIDY も用意されています。詳細は、『コンパイラへの指令』の章を参照してください。
COBIDY=pathname export COBIDY
pathname |
Animator に検索させるディレクトリを指定します。 |
固定長順ファイルがバッファに書き出されるよう指定します。
COBEXTFHBUF=buffer-size export COBEXTFHBUF
buffer-size |
バッファサイズをバイト単位で指定します。 |
どの Java Virtual Machine (JVM) をロードするかを指定します。
COBJVM=platform_nnn
export COBJVM
platform_nnn |
platform には、次の例に示すように Server Express を実行しているプラットフォームを表す 3 文字のコードを指定します。
nnn には、次の例に示すように JVM のバージョンを指定します。
|
COBOL と Java の両方のコンポーネントを含む分散アプリケーションを開発する場合には、COBJVM を設定する必要が生じることがあります。詳細については、『分散コンピューティング』マニュアルの『始める前に』の章にある『COBOL および Java 環境のセットアップ』節を参照してください。
COBJVM=ibm_122 export COBJVM
接続された端末からランタイムシステムに転送されたエスケープシーケンスを、有効なデータとして扱う必要がある最大経過時間を指定します。値は 0.1 秒単位で指定します。
端末のキーが押されると、端末はそれに応答して、1 字、または文字の集合をランタイムシステムに送信します。このような文字の集合の先頭は一般に、エスケープ文字であるため、この文字集合をエスケープシーケンスと呼びます。ファンクションキーが押された場合は、端末がエスケープシーケンスを送信します。Esc キーに続いて 1 つ以上の英字、または数字データのキーが押された場合にも、同じ文字集合が端末から送信されます。ランタイムシステムで認識される唯一の違いは、各文字が到着する間隔です。これは、ユーザがエスケープシーケンスを入力する速度と、これが端末で生成される速度とは異なるためです。
端末が接続しているネットワークでは、文字の集まりが別々のパケットでランタイムシステムに送信されるという場合に、各文字がランタイムシステムに到着する間隔は、ネットワークで変更することができません。COBKEYTIMEOUT は一般的なネットワーク遅延が補正できるため、エスケープシーケンスはランタイムシステムで正しく識別されます。
COBKEYTIMEOUT=n export COBKEYTIMEOUT
n |
1 から 126 までの数字を指定します。この値で、回線またはネットワーク接続を通して、端末からランタイムシステムにエスケープシーケンスが送信される場合に、そのエスケープシーケンスを有効なデータとして扱う必要がある最大経過時間を設定します。Esc
文字のみが独立して送られてきた場合は、この文字がランタイムシステムに受け取られてから 0.n 秒経過すると、この文字がエスケープシーケンスの開始を表す文字ではないと判断されます。ランタイムシステムでは、端末の通信速度から、n
に設定する適切なデフォルト値が計算されます。 |
メインスタックの長さを指定します。
COBMAINSTACK=n export COBMAINSTACK
n |
メインスタックの長さを表す数値を 1 から nnn の範囲で指定します。 |
オブジェクト COBOL Enterprise JavaBeans (EJBs) を AIX プラットフォーム上の WebSphere に展開する場合、またはマルチスレッドのランタイムシステムを使用している場合には、COBMAINSTACK を設定する必要が生じることがあります。
COBMAINSTACK=262144 export COBMAINSTACK
Cob ユーティリティに渡す、ユーザのデフォルトのオプションを指定します。
COBOPT="[set environment-variable=value] [options] ... [cobextn: .ext [.ext] ... ]" export COBOPT
または
COBOPT=[pathname/]filename export COBOPT
environment-variable |
COBOL システムでサポートされ、この付録に列挙されている環境変数のいずれかを指定します。 |
value |
指定した環境変数に設定する値を指定します。 |
options |
1 つ以上の cob コマンド行のオプションを指定します。cob オプションの形式に関する詳細は、『COBOL システムインターフェイス (Cob)』の章を参照してください。 |
.ext |
標準の .cob、.CBL、または .cbl に加えて、Cob で COBOL ソースファイルとして扱われるようにするファイル名拡張子を指定します。拡張子はピリオドから指定してください。1 行に複数の拡張子を指定する場合は、 それぞれをタブで区切って指定してください。cobextn
行は複数行指定することができます。 |
pathname |
COBOL システムで、オプションファイルが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。 |
filename |
cob オプションが指定されたファイルの名前を指定します。 |
行の先頭に、識別子 set
、または cobextn:
が示されていない場合は、その行は options
行として扱われます。
COBOPT には、$COBDIR/etc/cobopt に定義されたシステムのデフォルトのオプションに追加するオプションや、これらを上書きするオプションか、このようなオプションが指定されているファイルのパスのどちらかを指定することができます。オプションは、複数行で指定することができます。すべての行は、『COBOL システムインターフェイス (Cob)』の章で説明されている、ファイル $COBDIR/etc/cobopt と同じ形式で指定する必要があります。
COBOPT="-C ANS85 set COBCPY=$COBDIR/srclib/:$HOME/mylib:" export COBOPT
このように設定すると、ANSI'85 標準の COBOL 構文が有効になり、指定されたパスのリストに COBCPY が設定されます。
COBOPT=temp/options
この設定では、cob オプションが、temp ディレクトリの ファイル options に指定されていることを示します。
ランタイムシステムで、動的にロード可能な .int ファイル、および .gnt ファイル、または呼び出し可能な共有オブジェクトが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。
COBPATH=pathname[:pathname]... export COBPATH
pathname |
ランタイムシステムで、動的にロード可能なプログラム (.int、および .gnt、または呼び出し可能な共有オブジェクト) ファイルが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。
pathname を複数指定する場合、空の pathname は現在の作業ディレクトリを示します。 |
COBPATH=u:/home/mydir/srclib:otherlib export COBPATH
program_search_order
実行時調整可能変数
プリントスプーラの名前を指定します。指定されたスプーラで、標準入力ストリーム (stdin) を通した DISPLAY UPON PRINTER 文からの出力が受信されます。
COBPRINTER=command-line export COBPRINTER
command-line |
ご利用のシステムでサポートされ、システムシェルで実行できるコマンド行を指定します。通常は、単純に印刷スプーラの名前か、その他の実行可能プログラムの名前を指定しますが、シェルがエスケープされるような値を設定している場合は、すべてのコマンド行引数が使用できます。 |
COBPRINTER="myspooler -a $TMPDIR/spoolfile" export COBPRINTER
ユーザの COBOL プログラムで DISPLAY UPON PRINTER 文が実行されるたびに、新しく command-line
が実行されます。実行された各コマンドでは、DISPLAY 文で参照されるデータが受信され、データの最後には、システムにファイルの終わりを示す条件が受信されます。
使用する UNIX Session Recorder の機能を指定します。
COBSES={option[filename]}... export COBSES
option |
1 つ以上のフラグを次から指定します。
これらのフラグはすべて大文字と小文字が区別されます。また、 これらのオプションに関する詳細は、『Utilities Handbook』マニュアルの『UNIX Session Recorder』の章の『Using the UNIX Session Recorder with Animator』 の項で説明しています。 |
||||||||||||
filename |
ファイルの名前を指定します。ファイル名は、『Utilities Handbook』の『UNIX Session Recorder』の章の『Session Filenames』の項で説明されている規則に従って指定してください。 |
UNIX Session Recorder、および COBSES 環境変数に関する詳細情報は、『Utilities Handbook』の、『UNIX Session Recorder』の章を参照してください、
警告 : UNIX Session Recorder を使い終わったら、COBSES の設定を解除してください。解除しない場合、COBOL プログラムの実行が妨げられます。解除するには、COBSES を空白文字に設定し、この設定をシェルにエクスポートします。
アプリケーションの実行時に、ランタイムシステムに認識させる、ランタイムシステムスイッチの設定を指定します。
export COBSW
次のスイッチを有効 (+) または無効 (-) にします。 | |
switch
|
『ランタイムスイッチの詳細』の章で説明しているスイッチのいずれかを指定します。 |
COBSW=+0+D export COBSW
このように設定すると、ランタイムスイッチ 0、および ANSI COBOL デバッグスイッチが有効になります。
ランタイムシステムで、COBOL アプリケーションに必要な端末情報が保存されている Terminfo データベースが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。この変数を設定すると、COBOL アプリケーションと、vi のような 非COBOL アプリケーションが、同じ端末を使用する場合に、それぞれのアプリケーションで、異なる terminfo の設定を使用することができます。
COBTERMINFO=pathname[:pathname]... export COBTERMINFO
pathname
|
COBOL アプリケーションに適応する端末の設定が保存されている Terminfo データベースのディレクトリを指定します。空の pathname は現在の作業ディレクトリを示します。 |
COBOL システムは、標準の UNIX 環境変数 TERM の値を、使用している端末の名前として受け取ります。この名前は、Terminfo データベース内の適切な端末情報の検索に使用されます。ランタイムシステムでは最初に、COBTERMINFO に指定されているデータベースが検索され、ここで該当する端末情報が見つからない場合は次に、標準の UNIX 環境変数 TERMINFO に指定されているデータベースが検索されます。
COBTERMINFO を設定していない場合は、$COBDIR/terminfo に設定されていると見なして、ランタイムシステムが動作します。
COBTERMINFO に最初に指定するディレクトリは、この COBOL システムに提供されている Terminfo データベースが最初に検索されるよう、$COBDIR/terminfo にすることをお奨めします。 普段使用される端末の場合は、この terminfo に、通常の UNIX システムの Terminfo データベースで使用できるものより多くの設定が含まれ、より COBOL に適したものが含まれています。Animator を使用してデバッグする場合は、COBTERMINFO を $COBDIR/terminfo に設定する必要があります。
COBTERMINFO は、UNIX システム間で移植性がある Terminfo データベースを識別する場合にも使用することができます。このようなデータベースは、標準の UNIX データベースと同じ形式ですが、UNIX の処理系に依存するその他の端末情報は含まれていません。多くの UNIX システムの Terminfo データベースには、このような追加情報が含まれているため移植性がありません。COBOL システムでは、このような汎用性のない詳細情報は無視されます。Terminfo データベースの使用方法に関する詳細は、『Terminfo データベースおよび端末装置』の章を参照してください。
COBTERMINFO=$COBDIR/terminfo:/home/mydir/terms export COBTERMINFO
端末の画面、またはウィンドウの列幅を指定します。この変数を指定すると、端末に指定されているデフォルトの値は上書きされます。
COLUMNS=n export COLUMNS
n |
端末の画面、またはウィンドウの列幅を、カラムの位置で指定します。 |
COLUMNS=100 export COLUMNS
COLUMNS が設定されていない、または空である場合は、デフォルトで、指定された端末の terminfo エントリに定義されている cols の値が使用されます。また、X 端末を使用している場合には、現在の端末ウィンドウの幅が使用されます。Terminfo データベースの使用に関する詳細は、『Terminfo データベースおよび端末装置』の章を参照してください。端末タイプは、標準の UNIX 環境変数、TERM を使用して指定されます。
ウィンドウを使用しない環境では、端末の画面領域のサイズを変更できないため、COLUMNS の値を設定する必要はありません。 ワイドモードに切り換えられる端末 (通常は 80 から 132 列) には、-w で終わる端末名があります。このような端末では自動的にサポートされるため、COLUMNS を設定する必要はありません。
ウィンドウを使用した環境では、ウィンドウサイズが変更できます。このような環境では、terminfo の cols の値よりも、ウィンドウの最初のサイズが優先して使用されます。 ウィンドウサイズを変更すると、新しいサイズが再読み込みされます。 新しいサイズが最初のサイズよりも大きい場合は、超過した列が使用されないことがあります。
ウィンドウの幅を最大まで使用するには、プラットフォームによっては、COLUMNS を、ウィンドウの現在の列幅に設定する必要があります。
実際のウィンドウの幅と合わない COLUMNS の値を使用すると、予期しない結果になります。
たとえば sde
などのほとんどのシステムソフトウェアは、幅を 80 カラムから増減させると正常に動作しません。Adis は、どんな画面サイズでも正常に動作します。
呼び出し可能なファイルハンドラに使用させる構成ファイルを指定します。
EXTFH=filename.cfg export EXTFH
filename.cfg | 構成ファイルの名前を指定します。 |
EXTFH=/home/mydir/myconfig.cfg export EXTFH
詳細は、『ファイル操作』 マニュアルの『ファイルハンドラ API』の章を参照してください。
Fileshare クライアントに使用させる構成ファイルを指定します。
FHREDIR=filename.cfg export FHREDIR
filename.cfg | 構成ファイルの名前を指定します。 |
FHREDIR=/home/mydir/myconfig.cfg export FHREDIR
詳細は『Fileshare ユーザガイド』を参照してください。
Fileshare Server に使用させる構成ファイルを指定します。
FS=filename.cfg export FS
filename.cfg | 構成ファイルの名前を指定します。 |
FS=myconfig.cfg export FS
詳細は『Fileshare ユーザガイド』を参照してください。
Fileshare System がシングルユーザモードで起動されるよう指定します。
FSCOMMS="\$local" export FSCOMMS
"\$local" | Fileshare System がシングルユーザモードで起動されます。 |
詳細は『Fileshare ユーザガイド』を参照してください。
GNT Analyzer ユーティリティに使用させる構成ファイルを指定します。
GNTANLZ="filename" export GNTANLZ
filename |
構成ファイルの名前を指定します。 |
構成ファイルには、実行時にファイルにファイルに対して使用する、GNT Analyzer のオプションが指定されています。gntanlz.cfg で呼び出されるデフォルトの構成ファイルは、GNT Analyzer にあります。GNT Analyzer、および、構成ファイルに関する詳細は、『Utilities Handbook』の『GNT Analyzer』の章を参照してください。
DB2 外部コンパイラモジュール (ECM) で生成されるバインドファイルが使用するディレクトリを指定します。
HCOBND=pathname export HCOBND
pathname |
DB2 ECM がバインドファイルの格納に使用するディレクトリを指定します。 |
DB2 ECM は、この環境変数が設定解除されるか、または別のディレクトリが再設定されるまでは指定されたディレクトリを使用します。DB2 コンパイラの指令オプション BIND はこの環境変数を上書きします。
ロケールを定義します。
LANG=language[_territory[.codepage]] export LANG
language | ユーザプログラムを実行する言語を指定します。 |
_ (アンダスコア) | language と、territory が指定されれば territory の区切り文字を指定します。 |
territory | ユーザプログラムを実行する国を指定します。 |
. (ピリオド) | territory と、codepage が指定されれば codepage との区切り文字です。 |
codepage | ユーザプログラムに使用する文字集合を指定します。 |
LANG=fr_FR export LANG
この環境変数の全詳細は、『プログラマーズガイド − アプリケーション作成』 の『各国語対応』の章を参照してください。
UNIX システム、Cob 、およびランタイムシステムで共有ライブラリ、および呼び出し可能な共有オブジェクトが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。 AIX、および HP/UX を除くすべてのプラットフォームで、設定するパスの 1 つとして $COBDIR/lib も指定してください。AIX、および HP/UX では別の環境変数が使用されます。また、ユーザアプリケーションで使用される呼び出し可能な共有オブジェクトが置かれているディレクトリもすべて設定してください。
LD_LIBRARY_PATH=pathname[:pathname]... export LD_LIBRARY_PATH
pathname |
共有ライブラリを検索するディレクトリを指定します。 |
指定するディレクトリの 1 つとして、$COBDIR/lib も指定してください。 COBDIR 環境変数に関しては、この付録のこれ以前で説明しています。
この環境変数は、システムの環境変数です。詳細は、ご使用の UNIX オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
LD_LIBRARY_PATH=$COBDIR/lib:/home/mydir/myapp:$LD_LIBRARY_PATH export LD_LIBRARY_PATH
COBOL のシステムファイル、 $COBDIR/lib/liblist には、Cob ユーティリティを使って実行プログラムファイルを作成する際に使用されるライブラリが列挙されています。LIBLIST では、Cob 使用する別のファイルを指定します。この変数は、Micro Focus アンサーラインの担当者の指示があった場合にのみ使用してください。
LIBLIST=pathname export LIBLIST
pathname |
$COBDIR/lib/liblist のかわりに使用する、代替ファイルの完全パス名を指定します。代替ファイルは、ユーザのデフォルトのライブラリを列挙したファイルです。 |
UNIX システム、Cob 、およびランタイムシステムで共有ライブラリ、および呼び出し可能な共有オブジェクトが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。 この変数は、AIX ベースのシステムでのみ使用できます。また、この変数に設定する値の 1 つとして、$COBDIR/lib も設定する必要があります。 また、ユーザアプリケーションで使用される呼び出し可能な共有オブジェクトが置かれているディレクトリもすべて設定してください。
LIBPATH=pathname[:pathname]... export LIBPATH
pathname |
共有ライブラリを検索するディレクトリを指定します。 |
指定するディレクトリの 1 つとして、$COBDIR/lib も指定してください。 COBDIR 環境変数に関しては、この付録のこれ以前で説明しています。 詳細は、AIX のマニュアルを参照してください。
LIBPATH=$COBDIR/lib:/lib:/usr/lib
COBDIR
LD_LIBRARY_PATH
SHLIB_PATH
端末の画面、またはウィンドウの深さを指定します。指定されている端末のデフォルトの値を上書きします。
LINES=n export LINES
n |
端末の画面、またはウィンドウの深さを行数で指定します。 |
LINES=50 export LINES
LINES が設定されていない、またはヌルの場合は、lines にデフォルトで、指定された端末の terminfo エントリに定義されている値が使用されます。X ウィンドウを使用している場合は、現在の端末ウィンドウの深さを使用することができます。Terminfo データベースの使用法に関する詳細は、『Terminfo データベースおよび端末装置』の章を参照してください。 端末タイプは、標準の UNIX 環境変数、 TERM で指定されます。
ウィンドウを使用しない環境では、端末の画面領域のサイズを変更できないため、LINES の値を設定する必要はありません。
ウィンドウを使用した環境では、ウィンドウサイズが変更できます。このような環境では、terminfo の lines の値よりも、ウィンドウの最初のサイズが優先して使用されます。ウィンドウサイズを変更すると、新しいサイズが再読み込みされます。 新しいサイズが、最初のサイズよりも大きい場合は、超過した行が使用されないことがあります。
ウィンドウの深さを最大まで使用するには、プラットフォーム上では、LINES をウィンドウの現在の深さに設定する必要があります。
実際のウィンドウの深さと合わない LINES の値を使用すると、予期しない結果になります。
COMP-1、COMP-2 の浮動小数点データの内部表現形式を制御します。
MAINFRAME_FLOATING_POINT=fp-status export MAINFRAME_FLOATING_POINT
fp-status | 浮動小数点データの内部表現形式を指定します。 | ||||
|
true 以外の値を設定すると false と見なされます。
true に設定すると、IBMメインフレームと互換性のある計算結果を返しますが、 表現できる範囲が小さくなるため、アンダーフローを起こす場合が多くなります。
クライアント・サーバー結合のクライアントプログラムで使用される構成ファイルを指定します。
MFCSCFG=filename export MFCSCFG
filename | 構成ファイルの名前を指定します。 |
MFCSCFG=/home/mydir/mfclisrv.cfg export MFCSCFG
詳細については、『通信』マニュアルの 『クライアント/サーバ結合』の章を参照してください。
使用する ASCII/EBCDIC 変換テーブルを指定します。
MFCODESET=nnnn export MFCODESET
nnnn |
2000 から 9999 までの値で、必要な変換テーブルを指定します。2000 より小さい値は Micro Focus で使用するために予約されています。 |
MFCODESET=2001 export MFCODESET
_CODESET は、自分で作成した ASCII/EBCDIC 変換テーブルを使用するように変更することができます。MFCODESET に設定する値によって、使用される変換テーブルが決まります。
『プログラマーズガイド − アプリケーション作成』の『各国語対応』の章の『Codecomp ユーティリティによる _CODESET の設定』
クライアント・サーバー結合のログファイルが使用するディレクトリを指定します。
MFLOGDIR=dirname export MFLOGDIR
dirname | ログファイルのディレクトリの名前を指定します。 |
MFLOGDIR=/home/mydir/logs export MFLOGDIR
詳細については、『通信』マニュアルの 『クライアント/サーバ結合』の章を参照してください。
ランタイムシステムも含むすべての UNIX プログラムで、実行する実行可能プログラムが検索されるディレクトリを指定します。
PATH=pathname[:pathname]... export PATH
pathname |
実行可能プログラムを検索するディレクトリを指定します。 |
指定するディレクトリの 1 つとして、$COBDIR/bin も指定してください。 COBDIR 環境変数に関しては、この付録のこれ以前で説明しています。
PATH=$COBDIR/bin:$PATH export PATH
COBDIR
LD_LIBRARY_PATH
LIBPATH
SHLIB_PATH
UNIX システム、Cob 、およびランタイムシステムで共有ライブラリ、および呼び出し可能な共有オブジェクトが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。この変数は、HP/UX でのみ使用できます。また、この変数に設定する値の 1 つとして $COBDIR/lib も設定する必要があります。また、ユーザアプリケーションで使用される呼び出し可能な共有オブジェクトが置かれているディレクトリもすべて設定してください。
SHLIB_PATH=pathname[:pathname]... export SHLIB_PATH
pathname |
共有ライブラリを検索するディレクトリを指定します。 |
指定するディレクトリの 1 つとして、$COBDIR/lib も指定してください。COBDIR 環境変数に関しては、この付録のこれ以前で説明しています。
詳細は、ご利用の HP/UX のマニュアルを参照してください。
SHLIB_PATH=$COBDIR/lib:/home/mydir/myapp:$SHLIB_PATH export SHLIB_PATH
COBDIR
LD_LIBRARY_PATH
LIBPATH
ソートされるレコードに圧縮ルーチンが使用されるよう、指定する。
SORTCOMPRESS=5 export SORTCOMPRESS
5 | (指定できるのはこの値のみです。)繰り返される単一の文字が、ソート処理のために圧縮されるようにします。 |
ソートするレコードに、複数の空白文字など、繰り返される単一の文字が多く含まれる場合は、この変数の使用をお奨めします。この変数を使用すると、メモリの使用やソート処理の効率が向上します。
SORTCOMPRESS=5 export SORTCOMPRESS
SORT 処理用の内部作業スペースに割り当てるメモリの量を指定します。
SORTSPACE=n[K|k|M|m|G|g] export SORTSPACE
n[K|k|M|m|G|g] |
SORT 処理用の内部作業スペースに割り当てるメモリの量。K または k はキロバイト、M または m はメガバイト、G または g はギガバイトを表します。バイトを表す文字はありません。デフォルト値は 1 メガバイトです。 |
SORTSPACE に大きい値を指定すると通常、ソート速度が向上します。ただし、コンピュータの主メモリ容量を超える値を指定すると、オペレーティングシステムが使用可能なメモリを検索しなければならなくなり、パフォーマンスが低下します。
SORTSPACE=1024K export SORTSPACE
使用する端末のタイプを定義します。
TERM=name export TERM
name |
Terminfo データベース内の端末名を指定します。 |
TERM=at386 export TERM
COBTERMINFO
TERMINFO
LINES
COLUMNS
『Terminfo データベースおよび端末装置』
ランタイムシステムも含むすべての UNIX プログラムで、UNIX システムの Terminfo データベースが検索されるディレクトリを指定します。
TERMINFO=pathname export TERMINFO
pathname |
UNIX システムの Terminfo データベースが置かれているディレクトリ名を指定します。 |
UNIX システムの Terminfo データベースは、端末を使用する必要があるすべての UNIX アプリケーションで使用されます。COBOL アプリケーションでは、vi のような一般的な UNIX アプリケーションと比べ、より多く、より高度な端末機能が使用されるため、必要な terminfo の詳細情報も多くなります。端末の機能のうち、端末の初期化時に設定され、ファンクションキーの使用を制御するような機能は一般に、通常の COBOL アプリケーションで必要な機能と矛盾します。このような場合、COBOL で必要とされるその端末情報を、別の Terminfo データベースに格納し、COBTERMINFO を使用して参照することができます。これに関しては、この付録のこれ以前で説明しています。
COBTERMINFO
TERM
『Terminfo データベースおよび端末装置』
SUNIX システムのデフォルトのディレクトリのかわりに、一時ファイルを格納するディレクトリを指定します。
TMPDIR=pathname export TMPDIR
pathname |
UNIX アプリケーションの一時作業ファイル用ディレクトリを指定します。一時作業ファイルは、 Cob のような COBOL ユーティリティや、ランタイムシステムで、SORT などの文が実行された場合に作成されることがあります。ディレクトリを指定しない場合は、システムのデフォルトのディレクトリが使用されます。 |
ヒープの作成時、または整列時に、ランタイムシステムでデータをディスクにページングする必要がある場合は、この環境変数を使用する必要があります。
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