========================================================================== M I C R O F O C U S S E R V E R E X P R E S S 5.1 for PA-RISC running HP-UX ========================================================================== 目次 ==== はじめに マニュアル 補足事項 下位互換性  制限事項 はじめに ======== このリリース情報では、Server Express の概要を説明します。 このリリースの新機能、拡張機能および注意すべき特定の制限について説明   します。 本製品をご使用になる前に、このリリース情報を 『ご使用の前に』 および 関連マニュアルと併せてお読みください。 本製品は、次のプラットフォームとオペレーティングシステム用に開発され ており、これが、このリリースのリファレンス環境となっています。 HP-UX B.11.11 PA-RISC HP-UX B.11.23 PA-RISC HP-UX B.11.31 PA-RISC 新機能 ====== Server Express のこのバージョンには次の新機能があります。詳細につい てはオンラインドキュメントをお読みください。 o ランタイムチューナー core_filename core_on_error チューナーと併用して、生成されるコアファイル名を指定 することができます。 o WebSphere 6.1 on PA-RISC running HP-UX 11.23/11.31 のサポート マニュアル ========== この製品に付属のマニュアルの詳細およびアクセス方法については、パッ ケージに含まれている『ご使用の前に』をご覧ください。 補足事項 ======== o マルチスレッドのアニメート マルチスレッドのプログラムをアニメートする場合、-t オプションで コンパイルしておく必要があります。そうでない場合、動的アタッチ、 cobrun +A、 Just-In-Time、CBL_DEBUGBREAK などの場合に不具合が発 生し得ます。 o ANSI Cコンパイラ HP-UX では、Server Express は実行形式をリンクするために、ANSI Cコンパ イラを必要とします。"cob -x" が実行されるたびに ANSI Cコンパイラが起動 されます。これは、例えば Oracle共有ライブラリを作成する場合などにも当 てはまります。ANSI C コンパイラは HP-UX にバンドルされていませんので、 別途 HP よりご購入いただく必要があります。 o データベースサポート Server Express の今回のリリースでは次のデータベースプリプロセッ サが使用できます。各プリプロセッサの使用法については、 『データベースアクセス』をご覧ください。 DB2 ECM ------- DB2 ECM は、次の製品との使用が想定されています。 - IBM DB2 Universal Database Version 8.1 or later - IBM DB2 Connect Version 8.1 or later DB2 のデータベースサービスをアクセスするアプリケーションをコンパ イルし、実行するには、次のいずれかをインストールする必要があります。 - IBM Data Server Client Version 8.1.16 or later DB2 ECM は 32ビットモードと 64ビットモードでサポートされています。 COBSQL ------ COBSQL は次の製品との使用が想定されています。 - Oracle Pro*COBOL Version 9 or later COBSQL プリプロセッサは 32ビットモードと 64ビットモードでサポートされています。 HP-UX では Pro*COBOL (または COBSQL) でプリコンパイルされたアプリケー ションを Oracle DBMSルーチンの共有ライブラリで実行するには、いくつか の追加の手順が必要です。 環境変数 LD_PRELOAD を Oracleクライアントライブラリの所在に設定 します: LD_PRELOAD=$ORACLE_HOME/lib32/libclntsh.sl (32-Bitモードの場合) LD_PRELOAD=$ORACLE_HOME/lib/libclntsh.sl (64-Bitモードの場合) export LD_PRELOAD Oracleランタイムモジュールをリンクインした、ランタイムシステムま たは共有オブジェクトを作成するためのスクリプトが用意されています。 このスクリプトは、ワールドワイドの Micro Focus Knowledge Base #22062 として、 http://supportline.microfocus.com/mf_kb_display.asp?kbnumber=22062 で入手可能です。 OpenESQL -------- OpenESQL は、32Bitモードで ODBC 3.0準拠のドライバとの使用が想定されています。 また、Oracle OCIインタフェースは 32ビットモードと 64ビットモードでサポート されています。 o Net Express パブリッシャー Net Express からのパブリッシュ機能を Net Express 3.1 JapanizationPack で利用している場合、以下の Net Express FixPack をあててください。 ide07n31.exe IDE component FixPack v3.1.007 unx05n31.exe Unix Option FixPack v3.1.005 o 共有ライブラリのパス HP-UX 32/64-bit では、共有ライブラリにアクセスするために $COBDIR/lib を SHLIB_PATH と LD_LIBRARY_PATH の両方に追加する必要があります。 o デフォルトのスレッドスタックサイズ デフォルトのスレッドスタックサイズは 32 ビットモードでは 160KB、 64ビットモードでは 320KB です。多数のスレッドを作成する場合、 スタックスペースが不足する可能性があります。COBMAINSTACK 環境変 数を設定するとスレッドスタックサイズを増やすことができます。 o Net Express でのリモートデバッギング ご使用の UNIX システムのプログラムを Net Express からデバッグす る場合は、 .idy ファイルをServer Express から、Net Express が実 行している PC 上のローカルドライブ に転送し(または、UNIX ディレ クトリにネットワークドライブをマップし)、プロジェクトデバッグデ ィレクトリから .idyファイルをすべて削除します。次に、"Animate > Settings > Location of debug information files (.idy) for local access "に、UNIX マシンやマップしたネットワークドライブから転送 される .idy のパスを入力してください。 o ランタイムチューナ ランタイムチューナとして no_mfredir が新たに追加されました。 以下にその仕様を示します: no_mfredir アプリケーションがプログラムのリモート実行を行わないという前提 で、ランタイムシステムの初期化の処理時間を短縮します。 構文: >>-----set no_mfredir=---.-TRUE-.------------->< +-FALSE+ パラメタ: TRUE ランタイムシステムは、初期化時にオプションのモジュール _MFREDIR を探索しない FALSE ランタイムシステムは、初期化時に _MFREDIR を探索する 省略値: FALSE 注記: _MFREDIR モジュールはプログラムのリモート実行を行うときにだけ必用 なモジュールであり、ほとんどの場合必用とされません。 デフォルトではランタイムシステムはこのモジュールを探索するために 初期化に余計な時間がかかります。 o 端末の使用 UNIX 端末には、hpterm 端末のように、IDE や ライセンス管理機能が 正しく動作しない端末が多くあります。動作が確認されているのは、 当社が$COBDIR/terminfo に terminfo ファイルを提供している端末だ けです。 o Enterprise Server タイムアウトの変更 ------------------ Enterprise Serverの COBOLクライアントには 2種類のタイムアウトオプション が用意されています。一つは接続の確立に関するもの、もう一つはその他の操 作に関するものです。以下の環境変数を設定することによってデフォルト設定 を変更することができます。 MFC_TIMEOUT MFC_CONNECT_TIMEOUT あるいは mf-client.dat の以下のセクションを編集することによっても設定す ることができます。 [defaults] connect-timeout= timeout= ここで、 はタイムアウト時間を秒単位で指定します。 タイムアウト時間の設定は秒単位で指定することができますが、実際の動作は、 5秒単位でなされますので、7秒と指定した場合、実際の動作は 10秒となります。 設定の優先順位は以下の通りとなります。 環境変数 MFC_TIMEOUT または MFC_CONNECT_TIMEOUT が設定されていれば、そ の値が優先的に使用されます。 そうではなくて、mf-client.dat に "[defaults]" セクションに、 "connect-timeout" または "timeout" が書かれていれば、その値が使用されま す。 そうでなければ、デフォルトのタイムアウト時間が採用され、接続タイムアウト が 15秒、その他の操作が 30秒となります。 デバッグの制御 -------------- Enterprise Server配下の COBOLプログラムをアニメートしている場合、 CBL_DEBUGBREAK ルーチンを使用した場合であっても cassi /a コマンドを使用 した場合であってもも、Zoom を使用するとその後キーボードブレークが効かな くなります。従って Zoom を使用する場合には、必ずブレークポイントを設定 するか、CBL_DEBUGBREAK ルーチンの呼び出しを挿入しておいてください。 設定したブレークポイントを保存したい場合には、「デバッギングガイド」の 「2.9 COBOL サービスのデバッグ」に記載された手順に従ってください。 また、クライアントプログラムを実行する前に以下の手順を必要とします。 - COBAIF環境変数に書き込み可能なディレクトリのパス名を設定します。 (Animator は、このディレクトリから Animatorセッション定義ファイル (.aif) を検索します) - COBAIFNAME環境変数に、Animatorセッション定義ファイル名として、適当な 名前を設定します。 デバッグ SEPの終了 ------------------ cassi /a コマンドを使用して COBOLサービスをデバッグした後は、サーバー を停止する方法として、以下の手段を使用してください。 - 1. ESMAC (Enterprise Server Monitor and Control) に入ります。 2. SEP ビューを開き、終了したいデバッグ SEPの次の [Stop] をクリック します。 - UNIXマシン上で cassiコマンドを実行したセッション中で、終了キー (デ フォルトは Ctrl+\) を押下します。これでデバッグサーバーを即時に終了 できます。 - 1 Animator画面で Escキーを押下します。Animator がポップアップウィ ンドウを表示します。 2 「Y」を押下します。これで SEPを正常終了させます。D (Detach) は 使用しないでください。 - 1 UNIXマシン上でデバッグサーバーを開始したマシン上で、割り込みキ ー (デフォルトは Ctrl+C) 押下します。Animator がポップアップウ ィンドウを表示します。 2 UNIXマシン上で cassiコマンドを実行したセッション中で、Escキー または D (Detach) を押下します。これで SEPを正常終了させます。 Esc または D をもう一度押下する必要がある場合もあります。 Java と JDK サポート -------------------- Interface Mapping Toolkit または imtkmakeコマンドを使用して、Javaイン タフェースを生成する際に、自動生成された Javaコードがコンパイルされま す。このため、Java Development Kit (JDK) がインストールされていること が必要となります。 Java bean を生成するために必要な JDK のバージョンは、生成されたビーン を使用する Javaクライアントをコンパイルする JDKによって異なり、以下の 通りです: Java Client Java Bean ----------- --------- JDK 1.4.2 (IBM) JDK 1.4.2 (IBM) JDK 1.4.2 (Sun) JDK 1.4.2 (Sun) JDK 1.5 (Sun) JDK 1.4.2 (Sun) JDK 1.5 (Sun) JDK 1.5 (Sun) 生成する EJB のディプロイでは J2EE 1.3 と 1.4 がサポートされます。 ここでは以下の範囲がサポートされます: - EJB 2.0 仕様 - EJB 2.1 仕様 - Java Connector Architecture 1.0 仕様 - Java Connector Architecture 1.5 仕様 必要となる JDK のバージョンは、生成された EJB をディプロイする対象の J2EE アプリケーションサーバー製品によって異なり、以下の通りです: JBoss 3.2.8 - JDK 1.4.2 (Sun) for J2EE 1.3 JBoss 4.0.2 - JDK 1.5 (Sun) for J2EE 1.4 Oracle 10.1.2 - JDK 1.4.2 (Sun) for J2EE 1.3 Oracle 10.1.3 - JDK 1.5 (Sun) for J2EE 1.4 WebLogic 8.1 - JDK 1.4.2 (Sun) for J2EE 1.3 WebLogic 9.0 - JDK 1.5 (Sun) for J2EE 1.4 WebSphere 5.1 - JDK 1.4.2 (IBM) for J2EE 1.3 WebSphere 6.0 - JDK 1.4.2 (IBM) for J2EE 1.4 WebSphere 6.1 - JDK 1.5 (IBM) for J2EE 1.4 リソースマネージャ ------------------ Enterprise Server は、XA準拠のデータベースに対するアプリケーション の実行をサポートします。 以下のデータベースに関しては、Enterprise Server からデータベースの XAスイッチ構造体にアクセスするためのスイッチモジュールが提供されて います。 - Oracle 以下のバージョンの Pro*COBOL を使用してコンパイルされたアプリケ ーション * Oracle Pro*COBOL Version 8 or later - IBM DB2 Universal Database IBM DB2 PREPコマンドまたは、Mciro Focus の DB2指令を使用してコン パイルされたアプリケーション その他のデータベースに関しては、XAスイッチモジュールの詳細について、 データベースベンダーのマニュアルを参照してください。 Oracle または DB2 についての外部 XAリソースマネージャを定義する場合 には、Directory Server を開始する前にデータベース環境変数の設定をし ておく必要があります。 Oracle と DB2 の両方についての外部 XAリソースマネージャを定義する場 合には、Oracleリソースマネージャの方を、DB2リソースマネージャより先 に定義してください。 次に、環境変数 LD_PRELOAD を Oracleクライアントライブラリの所在に設定 します: LD_PRELOAD=$ORACLE_HOME/lib32/libclntsh.so (32-Bit) LD_PRELOAD=$ORACLE_HOME/lib/libclntsh.so (64-Bit) export LD_PRELOAD これは、Directory Server を開始する前にデータベース環境変数の設定をし ておく必要があります。 C++プログラムの移行 ------------------- HP-UX PA-RISC には C++アプリケーションのための実行時環境として 2種類 の異なるものが提供されています。クラシック C++ランタイムと呼ばれるもの と、スタンダード C++ランタイムと呼ばれるものです。 これら 2つは類似していますが完全に同じインタフェースではありません。 クラシック C++ランタイムは、C++言語の国際規格が制定される以前に書かれ たプログラムを動作させる目的で提供されています。一方、スタンダード C++ ランタイムは、規格準拠で移植性のある C++プログラムを動作させる目的で提 供されています。Server Express 5.0 では、cob コマンドはスタンダード C++ ランタイムで実行される C++プログラムにコンパイルするため、HP C++ コン パイラの -AA オプションを指定しています。この点が Server Express 4.0 とは異なっています。 C++ との混在アプリケーションを Server Express 4.0 から移行する場合には C++ コードを -AA オプションで再コンパイルする必要があります。 この問題についての詳細は、"C++ runtime environments (-AA and -AP) on HP-UX" という題の HP technical resource http://h21007.www2.hp.com/dspp/tech/tech_TechDocumentDetailPage_IDX/1,1701,5520,00.html を参照してください。 制限事項 ======== このリリースの既知の問題 ------------------------ o Animator 文字 "\" で終了するパス名 ------------------------- リモートアニメーションをセットアップする場合、ローカルアクセス用の .idy ファイルのパス名の末尾に文字 "\" を使用しないでください。 この文字を使用すると、アニメート時に idyファイルが見つからないという エラーになります。 グループ項目の Query-Enter -------------------------- Query-Enter を使って、異なる集団の他のデータ項目と同じ名前のデータ項 目を含む集団項目をクエリーしても、Animator では、その集団項目の名前 が表示されません。 生成コードのリセット -------------------- 最適化された生成コードプログラムで Reset Cursor/Start を使うと、予期 しない結果になる場合があります。 エラー手続きのアニメート ------------------------ CBL_ERROR_PROC で定義されるエラー手続きをアニメートすることはできま せん。 Session Recorder ---------------- HP-UX で作成されたキーストローク記録は、他のオペレーティングシステム では再生できません。HP-UX 以外のオペレーティングシステムでシステムで 作成されたキーストローク記録は、HP-UX では再生できません。 Linkage Section 項目へのデータの割り当て ---------------------------------------- HP-UX では、実行形式のアニメート中に LINKAGE SECTIONの項目にデータを 割り当てようとするとランタイムエラーが発生することがあります。 longjmp() 呼び出しによるアニメート ---------------------------------- プログラムが .int コードによるもので、すでに setjmp() を呼び出してい る場合は、longjmp() 呼び出しを使用することはできません。これはスタッ クの問題で、z キーを押してズームしたときと同じ結果となります。この制 限を回避するには、.gnt コードでアニメートするか、または、.int コード でアニメートする場合は、mixedlangdebug 指令を使用してください。こうす ると、longjmp() ルーチンを実行し、保存された場所に戻ることができます。 o クライアント・サーバのバインディング バックグラウンドで mfserver を実行する場合、-b オプションを mfserver に指定して、標準入力をクローズまたはリダイレクトする必要が あります。そうでないと、mfserver は 、SIGTTOU (端末出力) シグナルを 受け取ることになり、クライアントが mfserver に接続すると停止します。 例えば、次のように指定します。 cobrun mfserver -s filetran -b < /dev/null & o エラーメッセージ ランタイムシステムのエラー 249 に対してのエラーメッセージ文言が間違 っている場合があります。正しい文言は、 "249 プロセスは killされました。 (シグナル )". です。 o COBOL/Java 相互運用性 IA64 11.23上で Java 1.4.2 を使用するとき、Java環境の初期化で様々なエ ラーが出ることがあります。COBMAINSTACK 環境変数を 512000 以上の値に 設定すれば解決する場合があります: COBMAINSTACK=512000 export COBMAINSTACK o COBOL構文 以下のようなポインタデータ項目の初期化はコンパイルすることができません。 01 cthandle usage pointer typedef. 01 p1 cthandle value 0. 01 cthandle usage pointer typedef. 01 p1 cthandle value low-values. このような VALUE の用法は誤っており、不正な INTコードが生成されます。 正しい用法は以下のとおりです: 01 cthandle usage pointer typedef. 01 p1 cthandle value null. このリリースの以前では、コンパイラは上記のような正しい構文に対して構文 エラーを出していましたが、このリリースでは正しく許容します。 または、以下のような構文であれば常に正しく動作します: 01 cthandle usage pointer typedef value null. 01 p1 cthandle. o コンパイル指令 このリリースでは HOSTNUMCOMPARE(1) と HOSTNUMMOVE(1) の書き方が復活し ました。しかしこの書き方は将来サポートされなくなる可能性がありますので その旨の警告メッセージを出しています。 o Dialog System の端末 ダイアログシステムは、25 行を超える行を表示できる端末では正常に実行 できません。LINES 環境変数を 25 に設定すると、正常に実行されます。 o エディタバックアップファイル COBOL エディタのライブラリオプションでは、複数のファイルを開くことが できます。各ファイルは、そのサブウィンドウに格納されます。ウィンドウ のファイルをバックアップする場合は、バックアップを読み込む前に、その ファイルのウィンドウを Esc キーを使用して閉じる必要があります。 ウィンドウを閉じない場合は、ファイルロックエラーが発生します。 複数のウィンドウファイルのバックアップ方法は、『Utilities Handbook』の 『Editor』の章の『Saving a File』を参照してください。 o 64Bit の Fileshare 64Bit のバイトストリーム I/O に対して、Fileshare はオフセットを正しく 操作しないことがあります。 o FSVIEW API と コマンド行インタフェース FSVIEW API と コマンド行インタフェースは 64Bit ではサポートされていま せん。 ログファイルに関する FSVIEW API とコマンドは現在実装されていません。 o J2EE リソースアダプタ WebLogic 8.1 または WebLogic 9.0 から、リソースアダプタをアンディプロ イするときに java.lang.NullPointer 例外が発生することがあります。 これは無視しても何の問題もありません。 o J2EE リソースアダプタ Solaris 上の Oracle Application Server 10.1.2 で、セッションの終了時に NullPointerException が発生することがあります。J2EEクライアント側でキ ャッチして無視していただくことで回避できます。COBOLプログラムの実行結 果には何の問題もありません。 o ファイル名の長さ Server Express のキャラクタベースのツール(Editor、Data File Editor、 ダイアログシステムなど)は、65 字を超える長さのファイル名を処理でき ません。この場合のファイル名には、パス名も含まれます。 o IMTKでの EJBマッピングのインタフェースフィールド名 EJBマッピング内のグループフィールドは、すべてのオペレーションに渡って ユニークな名称でなければなりません。そうでない場合、特にエラーは発生 しませんが、クライアントの生成時にエラー終了します。 o オブジェクト指向COBOL オブジェクト指向構文を使用する COBOLプログラムを Enterprise Server にディプロイする場合、サービスを実行したコンテナが再利用されること の無いように指定する必要があります。 o ランタイムシステム MFSORT の SORT FIELDS=COPY を、VBレコード形式のファイルに対して実行す る時に、ランタイムシステムのエラー COBRT252 "メモリ破壊が検出されまし た" が発生することがあります。 スレッドプログラム - リターンコード ----------------------------------- プログラムの終了時に CBL_EXIT_PROC を使って、終了手続きを実行するマ ルチスレッドのアプリケーションで、終了手続き中にエラーが発生した場合 は、アプリケーションが、オペレーティングシステムに対してゼロ以外の終 了コードでは終了しません。 ファイルの削除 -------------- HP-UX では、他のユーザがオープンしているファイルを削除しようとすると、 ファイルステータス 0/065 (ファイルロック) が返ります。他のプラット フォームでは、9/029 (開かれたファイルの削除) が返ります。 この問題は 32-Bit の場合にのみ発生します。 o SORT/MERGE 旧バージョンの .int ファイルを使う SORT/MERGE --------------------------------------------- UNIX で旧バージョンの COBOL を使って作成した、SORT/MERGE 文を含む中 間コードファイルを実行すると、プログラムエラーが発生する場合がありま す。 NLS 指令を使う SORT ------------------- 英数字キーで COBOL SORT 動詞を利用する NLS 指令でコンパイルしたプロ グラムは、NLS ロケールに対応した正しい順番ではなく、英数字順にレコー ドを返します。この制限はファイルのソートにのみ適用され、テーブルの ソートには適用されません。 o Unicode DISPLAY-OF 組込み関数 ----------------------------- DISPLAY-OF 組込み関数でUnicode 文字をカレントロケールに変換する場合、 カレントロケールに相当語句がない Unicode 文字は、いくつかのUNIX プラットフォームではオプションのデフォルトの置き換え文字による置き 換えが行われなくなります。 o メインフレームの DFSORTエミュレーション MFSORT で VBレコード形式のファイルをソートするときに、特殊な条件によ って出力レコードが 4バイト欠落することがあります。 o Enterprise Server アプリケーション管理サービス ---------------------------- 外部 XA リソースマネージャを定義することによって、コンテナ管理サー ビスをサポートするように Enterprise Server を構成している場合、定 義されたリソースマネージャのいずれかに CONNECT を発行する、あるい はリソースマネージャから DISCONNECT を受け取るアプリケーション管理 サービスはすべて、警告レベルの応答コードを受け取ることになります。 サード パーティのソフトウェアによる制限 ==================================== o 複数の SQLDA を使用する動的SQLのプログラムをコンパイルすると、 "SQL4193N The host variable token ID has already been used." というエラーになります。この DB2側の問題は IBM UDB 8.1 で発生し、 8.1.2 以降の FixPack で改修されています。 o IBM UDB 8.1.4 を使用している場合、固定長文字列 (CHAR) として定義さ れているホスト変数として、ユーザ ID および パスワードが指定されて いる場合、パスワードに使用されているホスト変数の長さがパスワードの 実際の長さと一致しない限り、"24. USERNAME AND/OR PASSWORD INVALID" というエラーメッセージの SQLCODE、-30082 が Type 1 CONNECT に返さ れます。 これは、IBM UDB 8.1.4 では既知の問題です。回避するには、ホスト変数 を固定長ではなく可変長の文字列として定義します。こうしたデータ項目 の定義の詳細については、『データベースアクセス』の 『データ型』の 章の『文字データ型』を参照してください。 o HP-UX では、既に起動されているプロセスの共有ライブラリを動的 アタッチでデバッグしたい場合には、プロセスの起動時に、pxdb または pxdb64 コマンドを使用する必要があります。 これは、共有ライブラリ中のコードにブレークポイントを設定するためには プライベートメモリへロードされていなければならないからです。 すなわち、共有ライブラリ (.soファイル) に含まれるプログラムを動的デ バッグするには、以下のコマンドを使用してください: chatr +dbg enable また、共有ライブラリ (.soファイル) に含まれるプログラムの動的デバッ グを無効化するには、以下のいずれかのコマンドを使用してください: chatr +dbg disable 注意: この方法によって動的デバッグを有効化された共有ライブラリは、す べてのプロセスからの利用において、その都度個別にプライベートメモリ上 にロードされます。このため、マルチユーザシステムでの使用の場合、多く のメモリを消費することになります。 o HP-UX PA-RISC 64-bit では cobコマンドの -p フラグはサポートされていま せん。 o HP-UX PA-RISC では、OS の問題に起因して 「cassi /a」で起動したデバッグ コンテナは、ESプールからクリーンに削除することができません。このとき、 console.log に 'terminating due to run-time error' という旨のメッセー ジが出力されますが、システムの運用には何の問題もありません。 o BEA WebLogic 9.x HP-UX PA-RISC にディプロイするための EJB を IMTK で 生成する際に RTS173 エラーが、"javac" と "jar" に対して出力されること があります。この問題が発生したら、IMTK を実行する前に以下の対処を行っ てください。 1. javac と言う名前で以下のスクリプトを作成します: #!/bin/sh $JAVA_HOME/bin/javac $* exit $? 2. 同様に、jar と言う名前で以下のスクリプトを作成します: #!/bin/sh $JAVA_HOME/bin/jar $* exit $? 3. これらのスクリプトに、以下のように実行権限を与えます: chmod a+x javac chmod a+x jar 4. これらのスクリプトを、PATH 環境変数の Java binディレクトリよりも 優先されるパスにコピーします。例えば、これらを /usr/local/bin に コピーして、 PATH=/usr/local/bin:$PATH export PATH を実行します。 ========================================================================== Micro Focus, the Micro Focus Logo, Micro Focus Server, Micro Focus Studio, Net Express, Net Express Academic Edition, Net Express Personal Edition, Server Express, Mainframe Express, Animator, Application Server, AppMaster Builder, APS, Data Express, Enterprise Server, Enterprise View, EnterpriseLink, Object COBOL Developer Suite, Revolve, Revolve Enterprise Edition, SOA Express, Unlocking the Value of Legacy, and XDB are trademarks or registered trademarks of Micro Focus (IP) Limited in the United Kingdom, the United States and other countries. 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