========================================================================== M I C R O F O C U S S E R V E R E X P R E S S 5.1 for pSeries running Red Hat Linux ========================================================================== 目次 ==== はじめに マニュアル 補足事項 制限事項 はじめに ======== このリリース情報では、Server Express の概要を説明します。 このリリースの新機能、拡張機能および注意すべき特定の制限について説明   します。 本製品をご使用になる前に、このリリース情報を 『ご使用の前に』 および 関連マニュアルと併せてお読みください。 本製品は、次のプラットフォームとオペレーティングシステム用に開発され ており、これが、このリリースのリファレンス環境となっています。 Linux 2.6.9-11.EL ppc64 Red Hat Enterprise Linux AS release 4 (Nahant Update 1) Linux 2.6.18-53.el5 ppc64 Red Hat Enterprise Linux Server release 5.1 (Tikanga) マニュアル ========== この製品に付属のマニュアルの詳細およびアクセス方法については、パッ ケージに含まれている『ご使用の前に』をご覧ください。 補足事項 ======== o マルチスレッドのアニメート マルチスレッドのプログラムをアニメートする場合、-t オプションで コンパイルしておく必要があります。 o データベースサポート Server Express の今回のリリースでは次のデータベースプリプロセッ サが使用できます。各プリプロセッサの使用法については、 『データベースアクセス』をご覧ください。 DB2 ECM はこのプラットフォームではサポートされていません。 COBSQL はこのプラットフォームではサポートされていません。 OpenESQL はこのプラットフォームではサポートされていません。 o ファイルハンドラ このリリースから NAMEOPTIONS 構成オプションの省略値が OFF に変わりました。 o Net Express パブリッシャー Net Express からのパブリッシュ機能を Net Express 3.1 JapanizationPack で利用している場合、以下の Net Express FixPack をあててください。 ide07n31.exe IDE component FixPack v3.1.007 unx05n31.exe Unix Option FixPack v3.1.005 o デフォルトのスレッドスタックサイズ デフォルトのスレッドスタックサイズは 32 ビットモードでは 160KB、 64ビットモードでは 320KB です。多数のスレッドを作成する場合、 スタックスペースが不足する可能性があります。COBMAINSTACK 環境変 数を設定するとスレッドスタックサイズを増やすことができます。 o Net Express でのリモートデバッギング ご使用の UNIX システムのプログラムを Net Express からデバッグす る場合は、 .idy ファイルをServer Express から、Net Express が実 行している PC 上のローカルドライブ に転送し(または、UNIX ディレ クトリにネットワークドライブをマップし)、プロジェクトデバッグデ ィレクトリから .idyファイルをすべて削除します。次に、"Animate > Settings > Location of debug information files (.idy) for local access "に、UNIX マシンやマップしたネットワークドライブから転送 される .idy のパスを入力してください。 o ランタイムチューナ ランタイムチューナとして no_mfredir が新たに追加されました。 以下にその仕様を示します: no_mfredir アプリケーションがプログラムのリモート実行を行わないという前提 で、ランタイムシステムの初期化の処理時間を短縮します。 構文: >>-----set no_mfredir=---.-TRUE-.------------->< +-FALSE+ パラメタ: TRUE ランタイムシステムは、初期化時にオプションのモジュール _MFREDIR を探索しない FALSE ランタイムシステムは、初期化時に _MFREDIR を探索する 省略値: FALSE 注記: _MFREDIR モジュールはプログラムのリモート実行を行うときにだけ必用 なモジュールであり、ほとんどの場合必用とされません。 デフォルトではランタイムシステムはこのモジュールを探索するために 初期化に余計な時間がかかります。 o 端末の使用 UNIX 端末には、hpterm 端末のように、IDE や ライセンス管理機能が 正しく動作しない端末が多くあります。動作が確認されているのは、 当社が$COBDIR/terminfo に terminfo ファイルを提供している端末だ けです。 制限事項 ======== このリリースの既知の問題 ------------------------ o Animator 文字 "\" で終了するパス名 ------------------------- リモートアニメーションをセットアップする場合、ローカルアクセス用の .idy ファイルのパス名の末尾に文字 "\" を使用しないでください。 この文字を使用すると、アニメート時に idyファイルが見つからないという エラーになります。 グループ項目の Query-Enter -------------------------- Query-Enter を使って、異なる集団の他のデータ項目と同じ名前のデータ項 目を含む集団項目をクエリーしても、Animator では、その集団項目の名前 が表示されません。 生成コードのリセット -------------------- 最適化された生成コードプログラムで Reset Cursor/Start を使うと、予期 しない結果になる場合があります。 エラー手続きのアニメート ------------------------ CBL_ERROR_PROC で定義されるエラー手続きをアニメートすることはできま せん。 Session Recorder ---------------- HP-UX で作成されたキーストローク記録は、他のオペレーティングシステム では再生できません。HP-UX 以外のオペレーティングシステムでシステムで 作成されたキーストローク記録は、HP-UX では再生できません。 longjmp() 呼び出しによるアニメート ---------------------------------- プログラムが .int コードによるもので、すでに setjmp() を呼び出してい る場合は、longjmp() 呼び出しを使用することはできません。これはスタッ クの問題で、z キーを押してズームしたときと同じ結果となります。この制 限を回避するには、.gnt コードでアニメートするか、または、.int コード でアニメートする場合は、mixedlangdebug 指令を使用してください。こうす ると、longjmp() ルーチンを実行し、保存された場所に戻ることができます。 マルチスレッドのアニメート -------------------------- 複数のスレッドを持つプログラムのアニメート中にハングアップすることが あります。 o CCI 64-bit Linux では ccitcp2 が他のプラットフォーム上の CCIプログラムと 正しく通信できない場合があります。回避策としては、ccitcp2 を他プラッ トフォーム上で稼動させ、CCITCP2 環境変数で 64-bit Linux 機をポイント してください。 o クライアント・サーバのバインディング バックグラウンドで mfserver を実行する場合、-b オプションを mfserver に指定して、標準入力をクローズまたはリダイレクトする必要が あります。そうでないと、mfserver は 、SIGTTOU (端末出力) シグナルを 受け取ることになり、クライアントが mfserver に接続すると停止します。 例えば、次のように指定します。 cobrun mfserver -s filetran -b < /dev/null & o エラーメッセージ ランタイムシステムのエラー 249 に対してのエラーメッセージ文言が間違 っている場合があります。正しい文言は、 "249 プロセスは killされました。 (シグナル )". です。 o COBOL構文 以下のようなポインタデータ項目の初期化はコンパイルすることができません。 01 cthandle usage pointer typedef. 01 p1 cthandle value 0. 01 cthandle usage pointer typedef. 01 p1 cthandle value low-values. このような VALUE の用法は誤っており、不正な INTコードが生成されます。 正しい用法は以下のとおりです: 01 cthandle usage pointer typedef. 01 p1 cthandle value null. このリリースの以前では、コンパイラは上記のような正しい構文に対して構文 エラーを出していましたが、このリリースでは正しく許容します。 または、以下のような構文であれば常に正しく動作します: 01 cthandle usage pointer typedef value null. 01 p1 cthandle. o コンパイル指令 このリリースでは HOSTNUMCOMPARE(1) と HOSTNUMMOVE(1) の書き方が復活し ました。しかしこの書き方は将来サポートされなくなる可能性がありますので その旨の警告メッセージを出しています。 o Dialog System の端末 ダイアログシステムは、25 行を超える行を表示できる端末では正常に実行 できません。LINES 環境変数を 25 に設定すると、正常に実行されます。 o エディタバックアップファイル COBOL エディタのライブラリオプションでは、複数のファイルを開くことが できます。各ファイルは、そのサブウィンドウに格納されます。ウィンドウ のファイルをバックアップする場合は、バックアップを読み込む前に、その ファイルのウィンドウを Esc キーを使用して閉じる必要があります。 ウィンドウを閉じない場合は、ファイルロックエラーが発生します。 複数のウィンドウファイルのバックアップ方法は、『Utilities Handbook』の 『Editor』の章の『Saving a File』を参照してください。 o 64Bit の Fileshare 64Bit のバイトストリーム I/O に対して、Fileshare はオフセットを正しく 操作しないことがあります。 o FSVIEW API と コマンド行インタフェース FSVIEW API と コマンド行インタフェースは 64Bit ではサポートされていま せん。 ログファイルに関する FSVIEW API とコマンドは現在実装されていません。 o ファイル名の長さ Server Express のキャラクタベースのツール(Editor、Data File Editor、 ダイアログシステムなど)は、65 字を超える長さのファイル名を処理でき ません。この場合のファイル名には、パス名も含まれます。 ========================================================================== Micro Focus, the Micro Focus Logo, Micro Focus Server, Micro Focus Studio, Net Express, Net Express Academic Edition, Net Express Personal Edition, Server Express, Mainframe Express, Animator, Application Server, AppMaster Builder, APS, Data Express, Enterprise Server, Enterprise View, EnterpriseLink, Object COBOL Developer Suite, Revolve, Revolve Enterprise Edition, SOA Express, Unlocking the Value of Legacy, and XDB are trademarks or registered trademarks of Micro Focus (IP) Limited in the United Kingdom, the United States and other countries. All other trademarks are the property of their respective owners. ========================================================================== @(#)Vrn/readme.txt/////5.1/10 June 2008/nrV Copyright (C) 1992-2008 Micro Focus (IP) Limited. All rights reserved.