独自のファイル ハンドラーの作成

独自のカスタマイズされたファイル ハンドラーを作成して、COBOL システムで提供されているファイル ハンドラーの代わりに使用できます。

COBOL 入出力構文を処理する際にプログラムでカスタム ファイル ハンドラーを使用するためには、CALLFH コンパイラ指令を使用します。たとえば、USERFH というファイル ハンドラーを使用する場合は、次のようなコンパイラ指令でプログラムをコンパイルします。

CALLFH"USERFH"

この指令によって、すべての COBOL 入出力操作は USERFH の呼び出しにコンパイルされます。

また、Micro Focus ファイル ハンドラーによって実行時に動的にロードおよび呼び出されるカスタム ファイル ハンドラーを作成することもできます。この場合、ファイル I/O を実行する COBOL プログラムを再コンパイルする必要がなくなります。詳細については、「カスタム ファイル ハンドラーへの動的リダイレクション」セクションを参照してください。

重要:
  • すべてのユーザー プログラムがキャンセルされる前に STOP RUN でハンドラーがキャンセルされるのを防ぐためには、NOCANCEL 指令を指定する必要があります。
  • CBL_EXIT_PROC を使用している場合は、優先順位を 200 に設定する必要があります。この設定により、アプリケーションでユーザー独自のファイル ハンドラーの呼び出しが終了すると、そのファイル ハンドラーも適切にシャットダウンされます。