文字セット変換をカスタマイズするには

注: カスタマイズされた文字セット変換を作成すると、結果として生成されるプログラムはスレッドセーフではなくなります。これは通信プロセス (MFCS) の問題を引き起こしメモリ破損の原因になります。

これを防ぐには、局所記憶節宣言を %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Visual COBOL\src\codeset\csnnnn.cbl ファイルの作業場所節の直後に挿入します。ここで、nnnn は 4 桁の国別コードです。

Visual COBOL コマンドプロンプトを起動します。手順については、「Visual COBOL コマンドプロンプトを起動するには」を参照してください。
一時ファイルの格納先として新しいフォルダーを作成し、そのフォルダーに移動します。次に例を示します。
Windows：
```
md mylang
cd mylang
```
UNIX：
```
mkdir mylang
cd mylang
```
コマンドプロンプトで、次のように入力します。
Windows：
```
set mfcodeset=nnnn
```
UNIX：
```
export MFCODESET=nnnn
```
nnnn には、カスタマイズに適した文字コード変換テーブルに対応する 4 桁の国別コードを指定します。
次のように入力します。
```
codecomp /p mapfile.a2e mapfile.e2a
```
mapfile.a2e ファイルと mapfile.e2a ファイルが、現在のフォルダーに作成されます。
マップファイル内の変換テーブルを必要に応じて編集します。mapfile.a2e には ANSI から EBCDIC への変換テーブルが含まれ、mapfile.e2a には対応する EBCDIC から ANSI への変換テーブルが含まれています。
次のように入力します。
```
codecomp mapfile.a2e mapfile.e2a
```
codeset.cpy ファイルが現在のフォルダーに作成されます。
次のように入力します。
Windows：
```
copy "%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Visual COBOL\src\codeset\csnnnn.cbl" csnnnn.cbl
```
UNIX：
```
cp $COBDIR/src/codeset/csnnnn.cbl csnnnn.cbl
```
注: 32 ビットの Windows では、%ProgramFiles(x86)% は %ProgramFiles% になります。

%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Visual COBOL はインストールディレクトリで、nnnn はカスタマイズコードセットモジュールを指す 2000 ～ 9999 の番号 (9122 を除く) です。
次のように入力します。
Windows：
```
cobol csnnnn.cbl omf(gnt);
```
UNIX：
```
cob -u csnnnn.cbl
```
次のように入力します。
32 ビット Windows 環境の場合：
```
copy csnnnn.gnt "%ProgramFiles%\Micro Focus\Visual COBOL\bin"
```
64 ビット Windows 環境の場合：
```
copy csnnnn.gnt "%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Visual COBOL\bin64"
```
UNIX：
```
cp csnnnn.gnt $COBDIR/bin
```
注: 32 ビットの Windows では、%ProgramFiles(x86)% は %ProgramFiles% になります。

%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Visual COBOL はインストールディレクトリで、nnnn はカスタマイズコードセットの番号です。