ILUSING

インポート対象のクラスの名前空間を指定します。この指令を使用すると、プログラム コードにクラス名だけを記述して、その名前空間は省略できます。これにより、コードを短縮および簡略化できる場合があります。
制限事項:この指令はマネージ COBOL でのみサポートされています。

構文:

>>---.---ILUSING---"namespace"--.---><
     +-NOILUSING----------------+

パラメーター:

namespace
プログラムにインポートする名前空間の名前。

プロパティ:

デフォルト: NOILUSINGコマンド ラインのデフォルトは NOILUSING です。
注:NOILUSING を指定すると、以前の ILUSING 指令の結果として有効なすべての設定がクリアされます。
IDE での同等項目: [プロジェクト > プロパティ > Micro Focus > ビルド構成] をクリックし、その中のオプションの [追加指令] セクションに指令を追加します。
$SET: 初期

例:

指定された名前空間 (または ILUSING 指令が複数ある場合は指定されたいずれかの名前空間) で始まる名前のクラスを参照する場合、名前空間は省略できます。たとえば、

01 d1 type java.util.Date.

は、次の文に相当します。

$set ilusing"java.util"
01 d1 type Date.

名前空間を有効にするには、ILUSING 指令に完全な名前空間を指定する必要があります。

次に例を示します。

$set ilusing"java"
01 f1 type java.util.date. 		   *> this is OK
01 f2 type util.date.			   *> this does not work

ただし、次のようにするのは可能です。

$set ilusing"java.util"
01 f3 type date.
注:これは、Java の import java.util.* 文と同じ効果があります。

説明:

この指令を複数回追加して、複数の名前空間をプログラムに追加できます。

$setコマンドを使用してファイルで指令を設定した場合、インポートされた名前空間は、そのファイル内のプログラム、クラス、および参照されるコピーブックにのみ適用されます。IDE またはコマンド ラインから指令を設定すると、インポートされた名前空間は、プロジェクト内またはコマンド ラインで指定されたすべてのプログラムおよびクラスに適用されます。