呼び名は特殊名段落中に定義しなければならない。その方法の詳細については、「環境部」の章の「特殊名段落」を参照。また、ランタイム環境においてサポートされている呼び出し方式の詳細については、COBOL システムのマニュアルを参照。
ファイル節、または作業場所節
で、レベル 01 またはレベル 77 項目として定義されなければならない。特定のユーザー定義の語は、データ名-1 として 2 回以上現れてはならない。
2 回以上現れてもよい。
データ名-1 の記述項目は、REDEFINES 句を含んではならない。
REDEFINES 句を含んでもよい。
しかし、データ名-1 は連絡節のどこにおいても REDEFINES 句の対象にできる。
ファイル節、または作業場所節 (ソース単位がメソッド定義またはメソッド プロトタイプ定義の場合は除く)
で、レベル 01 またはレベル 77 項目として定義されなければならない。 データ名-2 は、字類が数字、オブジェクト、またはポインターのデータ項目として定義しなければならない。
データ名-2 は、字類は何であってもよいが、長さが 8 バイトを超えてはならない。
データ名-2、およびデータ名-3
への参照は連絡節中の記述に基づいて解明される。その記述で定義されている文字数が、呼び出し元の要素中の対応するデータ項目よりも多いと、結果はどのようになるかわからない。この規則に外れるか、具体的なランタイム環境において許されるシステム領域の最大許容サイズを超えるかすると、システムは壊滅的な障害を起こす可能性がある。
関数、
またはメソッド
で使用される仮パラメーターの名前を指す。渡された引数は、呼び出し元のソース要素において次のいずれかによって識別される。
2 つの名前リストの間の対応関係は、位置に基づいて確立される。
呼び出し元のランタイム要素のリポジトリ段落に呼び出し先のランタイム要素のプログラム指定子が含まれていない場合、割り当てられたレコードは次のように扱われる。
割り当てられたレコードは引数と同じ長さと見なされ、引数が可変反復データ項目として記述されている場合は最大長が使用される。その引数がその割り当てられたレコードに何も変換せずに転記される。このレコードは、その後、呼び出し先のランタイム要素において、引数として参照によって渡されるものとして扱われる。
呼び出し先のランタイム要素が次のいずれかである場合は動作が異なる。
この場合、割り当てられたレコードは次のいずれかとなる。
次のいずれかにおいて、引数が送り出し側作用対象として使用され、割り当てられたレコードが受け取り側作用対象として使用される。
割り当てられたレコードは、その後、引数として参照によって渡されるものとして扱われる。
COBOL では、戻り項目の領域が呼び出し元のソース単位で割り当てられる。呼び出し先の要素に含まれるのは連絡節の正式な記述のみとなる。