ファイル記述項の全体的な骨組み

機能

ファイル記述は、当該ファイルに関する物理的構造、識別名、およびレコード名を含む。

ファイル記述は、ファイル結合子、関連づけられたデータレコード、および関連づけられたデータ項目の内部属性および外部属性を決定する。また、ファイル名が局所名と大域名のどちらであるかも決定する。

一般形式

形式 1 (レコード順編成ファイル)

形式 2 (行順編成ファイル)

形式 3 (相対ファイルおよび索引ファイル)

形式 4 ()整列併合ファイル

構文規則

すべての形式 (すべてのファイル)
  1. ファイル名-1の後の句は、どの順序で書いてもよい。

  2. VALUE OF FILE-ID句が指定されている場合は、 定数-1が英数字定数でなければならず、表意定数であってはならない。
形式 1、2 および 3 (レコード順編成ファイル
dialm.gif行順編成ファイル、
相対ファイル、および索引ファイル)
  1. レベル指示語 FD は、ファイル記述の始まりを表しており、FD の後にファイル名が続くものとする。

  2. ファイル記述項の後には1個以上のレコード記述項が続くものとする。

  3. EXTERNAL句とTHREAD-LOCAL句を同じファイル記述項に指定することはできない。
形式 4 (整列併合ファイル)
  1. レベル指示語 SD は、整列併合ファイル記述の始まりを表しており、SD の後にファイル名が続くものとする。

  2. ファイル名の後の句は、どの順序で書いてもよいし、まったく書かなくてもよい。

  3. 整列併合ファイル記述項の後には1個以上のレコード記述項が続くものとする。 ただし、入出力文はいずれも、このファイルに対して実行できない。

一般規則

形式 1 (レコード順編成ファイル)
  1. 順編成ファイルに対するファイル記述項にLINAGE句およびEXTERNAL句が含まれる場合は、LINAGE-COUNTERデータ項目が外部データ項目となる。順編成ファイルに対するファイル記述項にLINAGE句およびGLOBAL句が含まれる場合は、特殊レジスタ LINAGE-COUNTER が大域名となる。