Adis キーの互換キー リストの使用

ほとんどの場合、使用するユーザー ファンクション キーのリストは 1 つで済みます。ただし、COBOL の別の方言から変換する場合、一部のプログラムはデフォルトののユーザー キーのリストが返す値を期待し、別のプログラムは COBOL の別の方言のファンクション キーが返す値を期待することがあります。このような状況を解決するために、互換キー リストが提供されています。このリストの動作は通常のキー リストとまったく同じです。どのプログラムも、デフォルトのユーザー キーのリストまたは互換キー リストのいずれかを使用できますが、両方使用することはできません。

システムの全プログラムで互換キー リストを使用する場合は、その使用を Adiscf で選択できます。プログラムごとに別のリストを使用する場合は、次の呼び出しをプログラムに挿入して必要なリストを選択します。

call x"AF" using   set-bit-pairs
                   key-list-selection 

set-bit-pairs および key-list-selection は、プログラムの作業場所節で次のように定義します。

01 set-bit-pairs      pic 9(2) comp-x value 1.
01 key-list-selection.
   03 key-list-number pic 9(2) comp-x.
   03 filler          pic x value "1".
   03 filler          pic 9(2) comp-x value 87.
   03 filler          pic 9(2) comp-x value 1.

key-list-number は、次の値のどちらかを設定します。

1
デフォルトのユーザー ファンクション キー リストを選択
2
互換キー リストを選択