cob コマンドの例

cob -x pi.cbl
pi.cbl のプログラムをアニメーションに適した pi.int というファイルにコンパイルします。これはデフォルトの設定であるため、-a フラグを指定する必要はありません。さらに、COBOL ソース ファイル pi.int をランタイム サポート ライブラリにリンクし、pi というシステム実行可能ファイルを生成します。
cob -i pi.cbl
リンクされていない環境用に COBOL ソース ファイル pi.cbl をコンパイルし、中間コード ファイル pi.int を生成します。
cob -u pi.cbl
pi.cbl 内のプログラムの構文をチェックし、動的にロード可能な .gnt ファイルを生成します。
cob -z pi.cbl
pi.cbl 内のプログラムの構文をチェックし、動的にロード可能な呼び出し可能共有オブジェクト ファイルを生成します。
cob -xo newrts routines.c
C ルーチンを含む、実行可能ランタイム システムをビルドします。
cob -z myprog routines.c
構文をチェックし、コードを生成してリンクし、C ルーチンを含む、呼び出し可能な共有オブジェクト ファイルを作成します。
cob -xve "" -o my_rts -C xopen prog.cbl prog2.c
  • COBOL ソース ファイル prog.cbl と C ソース ファイル prog2.c をコンパイルします。
  • XOPEN コンパイラ指令を使用してコンパイルします。
  • コンパイル結果を my_rts という名前のシステム実行可能ファイルにリンクします。実行時には、実行するプログラムの名前をコマンド ラインで指定します。
  • 進行状況についての詳細情報を出力します。
cob -x prog.cbl -d subprog
主プログラム prog を持つシステム実行可能ファイルをリンクし、実行時に動的にサブプログラム subprog をロードさせます。
cob -z subprog.cbl
subprog の動的にロード可能なファイルを高性能マシン用のコードとして作成します。実行時には prog がシステム実行可能ファイルとして以下のように起動されます。
prog

動的ローダーがサブプログラムを CALL された時点でロードします。サブプログラムが見つからない場合には CALL 文の ON EXCEPTION 句が実行されるか、ランタイム システムのエラーが発生します。

注: システム実行可能ファイルを起動するには、コマンド ラインからそのファイル名を入力します。実行可能ファイルは PATH 環境変数の指すディレクトリになければなりません。それ以外のディレクトリに置いた場合は、フル パス名を指定します。たとえば、上記の例では次のように指定します。./prog。
cob -xe "" prog1.cbl prog2.cbl -o runprog

2 つのプログラムを含む実行可能ランタイム システムをビルドし、実行時にこれらのプログラムが選択されるようにします。cob のオプション -e "" を使用して、エントリ ポイントまたはメインのプログラムを実行時に指定できるようにします。-o オプションで、システムの実行可能ファイルの名前 runprog を指定します。

1 つ目のプログラムを実行するには、次のコマンドを入力します。

runprog prog1

2 つ目のプログラムを実行するには、次のコマンドを入力します。

runprog prog2
上位ヘルプ： コマンド ラインからのコンパイルとリンク(UNIX)