実行可能プログラムの出力ファイルにシンボルを含めない (-X symb)

未解決のテキスト シンボル symb を、実行可能プログラムの出力ファイルから除外します。symb は以下のいずれかを指定できます。
 symbol[, symbol]
 :symbol-filename

ここで、symbol は関数名であり、symbol-filename はシンボルのリストを 1 行に 1 つずつ記述したテキスト ファイルです。-I と「:」との間には空白があってもかまいません。「:」とファイル名の間には空白があってはなりません。

このフラグを指定すると、symb への参照を解決するためのスタブ ルーチンが作成されます。symb が呼び出されると、次のような RTS エラー 107 が発生します。

Operation not implemented in this Run-Time System

このフラグは、要求されない (が、参照される) ことがわかっている未定義のシンボルをモジュールに渡す場合に使用できます。これにより、未定義のシンボルがある場合でも、実行可能ファイルを作成することができます。作成されたファイルは、このフラグを指定しなかった場合よりも実際は小さくなりません。しかし、このフラグを設定すると、除外されたモジュールを呼び出そうとした場合に、意味のあるエラー メッセージを受け取ることができます。