トランザクションの管理

伝統的に、データベース プロバイダーによって提供される SQL 接続は、オートコミット モードで動作するため、トランザクションのサポートには対応していません。しかし、一般に、SQL アプリケーションにはトランザクションのサポートが必要であり、これは、SQL スタンドアロン アプリケーションによって内部で管理される場合でも、2PC を提供するトランザクション マネージャーによって外部で管理される場合でも同様です。

Visual COBOL の以前のリリースでは、OpenESQL SQL AUTOCOMMIT コンパイラ指令オプションは、スタンドアロン SQL アプリケーションでの内部トランザクション管理にのみ対応するように当初は設計されていましたが、外部トランザクション マネージャーによって提供されるさまざまな方法での外部トランザクション管理にも対応するように後で変更されました。

Visual COBOL バージョン 4.0 以降では、AUTOCOMMIT 指令の代わりに、TRANSACTION SQL コンパイラ指令オプションを使用して、より優れたトランザクション管理を実現しています。TRANSACTION 指令では、AUTOCOMMIT に比べて、トランザクション動作をより正確に制御できます。詳細については、「TRANSACTION」および「AUTOCOMMIT」リファレンス トピックを参照してください。