バックグラウンド プロセスとしての Fileshare の実行

注: このプロセスは、UNIX の Fileshare サーバーのみに適用されます。

Fileshare サーバー はスクリーン表示およびキーボード処理に Adis モジュール (拡張 Accept/Display 構文) を使用しているため、UNIX で Fileshare サーバーをバックグランド プロセスとして開始すると、多くのプロセッサ時間を使用します。このオーバーヘッドを避けるには、 -b オプションを使用して Fileshare サーバーを構成してください。これにより、Fileshare の表示およびキーボード読み取りが使用不能にされます。

Fileshare はバックグラウンド モードではキーボードを読み取らないので、Esc キーシーケンスを使用して通常の方法で終了できません。

注意:

Fileshare プロセスを強制終了しないでください。開いているデータ ファイルが破壊されます。

Fileshare サーバーはリモートでしかシャットダウンできない ため、Fileshare サーバーはパスワード ファイルを使用するように構成されている必要があります。詳細は、セキュリティの章のパスワード ファイルのメンテナンスの項を参照してください。

Fileshare サーバーをリモートにシャットダウンするために使用できる方法は 3 つあります。

  • FSVIEW コマンド (server setadmin password および server shutdown) を使用して、Fileshare サーバーを特定し、管理パスワードおよび要求のシャットダウンを指定します。exit コマンドを使用して FSVIEW セッションが終了したときは、サーバーはシャットダウンされるのみです。
  • 提供のユーティリティ cobfsclose を使用します。cobfsclose ユーティリティでは、シャットダウンする Fileshare サーバー名と管理者パスワード、CCI プロトコルの入力が求められます。これらを入力すると、シャットダウン コマンドが Fileshare マネージャーへの呼び出しを介してサーバーに渡されます。
  • Fileshare マネージャーを呼び出し適切なコマンドを発行するプログラムを作成します。詳細は、Fileshare マネージャーのトピックを参照してください。

Fileshare サーバーは、パスワード ファイルを使用して開始しない限り、バックグランド モードで開始できません。

バックグラウンド モードでは、Fileshare サーバーが通常ならスクリーンに表示するメッセージはすべて Fileshare サーバーの現行ディレクトリの fsscreen.lst ファイルに書き込まれます。

次は構成ファイルの例です。

-s server-1
-pf password.fil
-cm ccitcp

この構成ファイルでは、次の事項を指定しています。

UNIX では、次のように入力して Fileshare サーバーをバックグランド モードで開始することができます。

fs -b > server-1.log 2>&1 &

一部の UNIX システムでは、接続の切断後に出力が端末に送られ、結果としてすべてのセッションが終了することがあります。そのため、このコマンドからの出力をリダイレクトする必要があります。