Just-In-Time デバッグを使用したデバッガーの自動起動

Eclipse が実行されていない場合は、Just-In-Time デバッグ機能を使用してデバッグをトリガーできます。これを有効にすると、ランタイム エラーが発生した場合やコードに CBL_DEBUGBREAK および CBL_DEBUG_START ライブラリ ルーチンが含まれている場合にアプリケーションが停止し、Eclipse がデバッグ パースペクティブで起動します。

デバッガーは失敗したプロセスに接続し、関連するソース行はハイライトされます。ユーザーはデータ項目およびメモリの内容を参照し、標準のデバッグ手法を使用してコードを 1 ステップずつ実行できます。

デフォルトでは、Just-In-Time デバッグ機能が Eclipse を起動すると、ソース ファイルだけが開き、関連するプロジェクトは開きません。つまり、バックグラウンド解析エラーや警告は表示されず、ソースを編集することはできません。ただし UNIX 環境では、特定のワークスペースで開くように Eclipse を構成できます。これにより、プロジェクトのコンテキストでファイルを確認し、バックグラウンド解析および他の編集機能を使用できます。

CBL_DEBUGBREAK または CBL_DEBUG_START で Just-In-Time デバッグを有効にするには

Windows:
  1. Eclipse を開き、[Window > Preferences > Micro Focus COBOL > Debug] をクリックします。
  2. [Enable JIT debugging] を選択します。
UNIX:
  1. COBJIT_ECLIPSE 環境変数を次のように使用して、CBL_DEBUGBREAK または CBL_DEBUG_START 文の実行時に Eclipse IDE が起動されるようにします。
    COBJIT_ECLIPSE=true <workspace to open on error>

ランタイム エラー発生時に Just-In-Time デバッグを有効にするには

  1. CBL_DEBUGBREAK または CBL_DEBUG_START 呼び出しと同じ手順を実行します。
  2. debug_on_error 実行時チューナーを設定します。この手順の詳細については、「実行時チューナー」セクションを参照してください。