JCL 単体テスト

実行できる JCL 単体テストには 2 タイプあります。1 つは、JCL ジョブ カードの有効性をテストする単純な単体テストで、もう 1 つは、ジョブ出力を問い合わせてテスト アサーションを行うことができるより複雑な単体テストです。

JCL のみの単純な単体テストでは、JCL ジョブ カードを特定のエンタープライズ サーバー リージョンに正常にサブミットできるかどうかを確認します。このタイプのテスト用に作成された個別のテスト コードはありません。コマンド ラインで関連する -es-* オプションを使用して、既存のジョブ カード (.jcl ファイル) を指定するだけです。ジョブが JES キューに実際にサブミットされ、その結果に応じて戻りコードが生成され、テストの結果が判定されます。

2 番目のタイプのテストでは、COBOL と JCL の構文を組み合わせて使用します。JCL ジョブ カードをエンタープライズ サーバー リージョンにサブミットできますが、今度は、COBOL 単体テスト プログラムの制御下でテストが行われます。ジョブ詳細を取得してから、単体テスト プログラム内で問い合わせて、テスト アサーションを行うことができます。JCL 出力の処理で使用できる MFU-MD-JCL-* フィールドのリストについては、「動的なメタデータの使用」を参照してください。

」トピックには、両方のタイプのテストを実行するために必要なコマンド ライン構文が示されています。また、2 番目のタイプのテストを実行するためのソース ファイルも製品に付属しています。このコンパイルおよび実行方法の詳細については、「JCL テスト ケースの例」を参照してください。