JNDIENC

JNDI を使用して JDBC データ ソース名を検索する際に、アプリケーションで JNDI Environment Naming Context (ENC) を使用できるようにします。

構文:

JNDIENC=jndiEnc

パラメーター:

jndiEnc JNDI ENC 仕様。

プロパティ:

デフォルト: 空の文字列。

範囲:

コンパイル時の使用: あり
実行時の動作: 処理

詳細については、「範囲 - OpenESQL SQL コンパイラ指令オプション」を参照してください。

説明:

  • Simple-JNDI を使用して ENC 特有のコードを jndi.properties ファイルに追加することで、JNDIENC 指令オプションをテストできます。次に例を示します。
    # Use an Environment Naming Context (ENC)
    org.osjava.sj.space=java:/comp/env
    # LDAP/XPath like delimiters
    org.osjava.sj.delimiter=/
    スタンドアロンのアプリケーションで Simple-JNDI を使用する際には JNDIENC は必要ありませんが、スタンドアロン アプリケーションを Java アプリケーション サーバーにディプロイする際には便利な場合があります。これは、テスト環境およびディプロイ環境を切り換える際に JNDIENC 設定を変更せずに済むためです。
  • アプリケーションを Java アプリケーション サーバーにディプロイする際には、サーバーがデータ ソースに使用する ENC を指定するために JNDIENC が必要です。たとえば、Tomcat サーバーには次が必要です。
    SQL(JNDIENC=java:/comp/env)