Visual COBOL 2.3 Update 2 の新機能

このリリースでは、次の各項目が強化されています。

Eclipse IDE との統合

上へ戻る

次の各項目が強化されています。

  • 検索機能 [Search > Micro Focus] の使用時に、検索の対象を、プロジェクト内のすべてのコピーブックまたはワークスペース全体ではなく、現在のプログラムで使用されているコピーブックに限定できるようになりました。
  • エディターに新しいコンテキスト メニュー コマンド [Extract COBOL code to copybook] が追加され、選択したコードのセグメントをプロジェクト内の新しいコピーブック ファイルに移動できるようになりました。コピーブックに移動したコードのセグメントは、元のプログラム内で COPY 文に置き換えられます。
  • Eclipse 4.5 のサポート - Visual COBOL をインストールした後、独立した Eclipse 4.5 インスタンスにプラグインとして追加できるようになりました。製品の「インストール上の注意」を参照してください。

詳細については、このトピック最後の「関連項目」を参照してください。

COBOL 言語の機能拡張

上へ戻る

NATIONAL"2" コンパイラ指令が有効になっている場合に、数値項目、編集項目、および外部浮動小数点数項目で USAGE NATIONAL を指定できるようになりました。符号付き数値項目は、SIGN IS SEPARATE 句で指定する必要があります。

詳細については、このトピック最後の「関連項目」を参照してください。

クラシック データファイル ツール

上へ戻る

データ ファイルを開く操作、レコード レイアウト ファイルを作成または開く操作、セグメント レイアウト ファイルを作成または開く操作、および DBD ファイルまたは PSB ファイルを使用して IMS データベースを開く操作を開始できる新しいコマンド ライン ユーティリティが利用可能になりました。これらのアクションはコマンド ラインから開始できますが、IDE 内で完了する必要があります。

詳細については、このトピック最後の「関連項目」を参照してください。

コンパイラ指令

上へ戻る

このリリースでは、次のコンパイラ指令が新たに追加されました。

  • COMMAND-LINE-LINKAGE - プログラムを呼び出し、連絡節でアクセスされるパラメーターとしてコマンド ラインをメイン プログラムへ渡すことができます。これは、非推奨となった command_line_linkage チューナーと同等の機能を提供します。
  • EBC-COL-SEQ - NATIVE"EBCDIC" プログラムで指定される EBCDIC 照合順序の動作を制御します。EBC-COL-SEQ"1" (デフォルト) の場合は、従来の固定された (プラットフォームに依存しない) EBCDIC 照合順序の使用が維持されます。EBC-COL-SEQ"2" の場合は、プラットフォームおよびユーザー指定の MFCODESET 環境変数の設定によって変化する最新の CODESET テーブルの使用が求められます。
  • NATIONAL - 数値項目、編集項目、および外部浮動小数点数項目を USAGE NATIONAL として指定できます。

詳細については、このトピック最後の「関連項目」を参照してください。

エディターの記述支援

上へ戻る

このリリースには、次のような機能拡張があります。
  • 条件付きコンパイル リージョンの色分け - デフォルトで、非アクティブなコードがコンパイラ指令要素と同じ色になります。非アクティブなコードは、適用されるコンパイラ設定に評価されない条件付きブロック内のコードとして定義されます。
  • $REGION 文 - $REGION コンパイラ制御文がサポートされています。エディターで、折りたたむか展開するコード ブロックを囲むために、$REGION - $END-REGION を使用できます。
  • AutoCorrect - 最も頻繁にスペルを間違える語句を自動的に修正するようエディターを構成できます。IDE 設定を使用して、入力ミスが多い語句とそれらの正しいスペルのリストを指定します。語句のスペルを間違えると、エディターによって自動的にそれが正しいスペルに置換されます。この機能はデフォルトで有効になっており、[Window > Preferences > Micro Focus > COBOL > Editor > AutoCorrect] の新しいユーザー設定ページから構成できます。

詳細については、このトピック最後の「関連項目」を参照してください。

ファイル処理

上へ戻る

MFJSORT ICETOOL で、SELECT 演算子の USING パラメーターがサポートされるようになりました。

詳細については、このトピック最後の「関連項目」を参照してください。

Interface Mapping Toolkit

上へ戻る

このリリースでは、Eclipse IDE で REST Web サービス クライアントを生成するための JSON スキーマがサポートされます。

詳細については、このトピック最後の「関連項目」を参照してください。

ライブラリ ルーチン

上へ戻る

次のライブラリ ルーチンに新機能が追加されました。

  • CBL_GET_PROGRAM_INFO - 特定のプログラムのパスとプログラム名、またはプログラム名のみを返す、ネイティブ COBOL 用の新しい関数 (function 10) が追加されました。

詳細については、このトピック最後の「関連項目」を参照してください。

チュートリアル

上へ戻る

製品ヘルプに次の新しいチュートリアルが追加されました。

  • チュートリアル:SQL - JVM COBOL を含む Enterprise JavaBean の JBoss Application Server へのディプロイ - JVM COBOL コードを含む EJB をディプロイする手順について説明します。