OpenESQL での SQL 構文チェック

OpenESQL は、ANSI Embedded SQL 標準に対応するオープン実装であり、多様なデータベースで使用でき、それぞれ異なる、また場合により固有の SQL 構文を受け入れることができます。このような相違に対応するために、デフォルトでは、OpenESQL はコンパイル時に最小限の SQL 構文チェックしか行いません。SQL(CHECK) 指令と他の関連する指令を使用して、コンパイル時に OpenESQL SQL 構文チェックのレベルを上げることができます。

SQL(CHECK) は、コンパイル時にデータベースに接続し、テーブル、列などの既存のデータベース SQL オブジェクトを使用して SQL 構文を検証するようデータベースに要求します。

SQL(CHECK) に加え、SQL(DB) 指令、および必要に応じて SQL(PASS) 指令も指定する必要があります。この組み合わせにより、コンパイル時にデータベースへの接続が正常に行われ、適切な SQL 構文エラーが返されます。

注: SQL(CHECK) を使用する場合は、ネットワーク アクセスによってコンパイル速度が低下する可能性があるため、リモート データベースではなくローカル データベースに接続することをお奨めします。

SQL(CHECK) コンパイラ指令オプションの詳細については、以下のトピックに加えて、CHECK リファレンス トピックを参照してください。