Windows 用の Visual COBOL ビルド ツールは、Visual COBOL の別個にインストール可能なコンポーネントで、COBOL プロジェクトを操作する必要はあるが Eclipse IDE に関連するオーバーヘッドは避けたい、という場合に使用できます。このような環境の例としては、Docker コンテナーや継続的インテグレーション (CI) システムまたは継続的配信 (CD) システムなどがあります。
Visual COBOL を使用した従来の開発環境では、すべてではないにせよ、ほとんどの機能に IDE からアクセスします。
コンテナー化された環境や CI システムで COBOL プロジェクトを使用する場合は、IDE ではなく、スクリプト、バッチ ファイル、または Dockerfile からコマンドを実行してタスクを実行します。この場合も COBOL プロジェクトのビルド、実行、デバッグは必要ですが、それらについても IDE ではなくコマンドを使用して実行します。
Windows 用の Visual COBOL ビルド ツール には、COBOL プロジェクトをビルドおよび実行する際に Visual COBOL で使用できる機能がすべて含まれていますが、一方で IDE はありません。Windows 用の Visual COBOL ビルド ツール を使用すると、Visual COBOL を使用した場合に比べて次のような利点があります。
Windows 用の Visual COBOL ビルド ツール には IDE (またはそのサポート) がなく、オンライン ヘルプなどの他のコンポーネントも含まれていないため、Windows 用の Visual COBOL ビルド ツール のインストールに必要なスペースは Visual COBOL に必要なスペースよりもはるかに少なくなります。
Windows 用の Visual COBOL ビルド ツール は、Visual COBOL に比べてフットプリントが小さく、前提条件や依存関係が少ないうえ、インストール オプションもないため、すばやく簡単にインストールできます。