一般的な開発プロセスの例

本セクションでは、XML 対応アプリケーションの作成方法の例を示します。
注: その他の例や完全なサンプル アプリケーション プログラムに関する情報については、「付録 A:XML 拡張の例」および「付録 B:XML 拡張のサンプル アプリケーション プログラム」を参照してください。また、サンプル ブラウザー (インストールされている Visual COBOL 製品で [Samples] リンクをクリック) から見つかる XML 拡張サンプル ディレクトリも参照してください。

XML 対応アプリケーションを開発する基本的な手順は、次のとおりです。

  1. COBOL データ構造およびプログラム ロジックを設計します。XML 拡張文を使用して、COBOL プログラムを開発するか既存のプログラムを変更します。
  2. プログラムをコンパイルします。Visual COBOL コンパイラを使用する際にコンパイラ指令 XMLGEN(WS) を指定すると、デフォルトで、XML 形式のシンボル テーブルが生成されます。
    注: 大規模な XML 形式のシンボル テーブルの場合は、開発用マシンでシステム リソースの増加が必要になる可能性があります。これには、ハードウェアの追加 (メモリやディスク領域など) やシステム構成の変更などが挙げられます。
  3. COBOL プログラムを実行します。プログラムをテストして、必要に応じてステップ 1 および 2 を繰り返します。
  4. アプリケーションをディプロイします。ディプロイ可能な XML 拡張ファイルを配布します。

    このファイルは、XML 拡張ライブラリ、およびこのライブラリで使用される基礎となる XML パーサーで構成されます。詳細についてはは、「ディプロイ コンポーネント」を参照してください。

ここで示した例の基本的な手順それぞれについて詳しく説明するセクションが用意されており、これらのセクションでは、プログラムに機能をさらに追加する方法についても説明しています。