JNDI DataSource オブジェクト

JNDI DataSource オブジェクトは、データベースに接続するときに必要な構成詳細が含まれたファイルです。DataSource オブジェクトは JNDI サーバーに登録する必要があり、オブジェクトはこのサーバー上で JNDI 名で識別されます。

JNDI サービスをとおしてアプリケーション サーバーに直接 DataSource オブジェクトを登録できます。これを行う方法は、アプリケーション サーバーによって異なります。

DataSource オブジェクトをアプリケーション サーバーに直接登録する方法とは別に、オープン ソースの Simple-JNDI パッケージを使用して JNDI DataSource オブジェクトを Simple-JNDI データ ファイルとして作成して登録する方法もあります。開発および評価時の情報として、この用途で Simple-JNDI をインストールおよび使用する際の手順も記載していますので参照してください。詳細は、「Simple-JNDI のインストールおよび構成するには」を参照してください。

JNDI DataSource オブジェクトのコンポーネントは次のとおりです。

Type
DataSource オブジェクトのタイプこれは常に、javax.sql.DataSource に設定されます。
Driver
ドライバー クラス
URL
ドライバーの場所を示す URL。
User
データベースに接続するために必要なユーザー名。
Password
データベースに接続するために必要なパスワード。

データベースへの接続には JNDI DataSource オブジェクトの使用をお勧めしますが、必須ではありません。接続文字列をアプリケーション コードで直接指定する方法や、コマンド ラインで指定する方法もあります。