ワークスペース

Eclipse の初回起動時に、ワークスペース ディレクトリを選択するように求めるメッセージが表示されます。

ワークスペースは、プロジェクト、設定、ユーザー設定、およびメタデータの論理グループと考えることができます。ワークスペースは作業を行う場所で、机のようなものですが、その机の上にあるものの間に関連性はありません。

ワークスペースに複数のプロジェクトがあっても、そのことがプロジェクト間の関連性を示すわけではありません。また、ワークスペース ディレクトリにプロジェクトを配置するように選択できますが、配置する必要があるわけでもありません。

ワークスペースは一度に 1 つの Eclipse インスタンスでのみ使用できますが、それぞれ個別のワークスペースを使用する複数の Eclipse インスタンスを実行するのが合理的です。

複数の Eclipse インスタンスの実行時には、各 Eclipse ウィンドウのタイトルを変更すると、どの Eclipse でどのワークスペースが使用されているかを簡単に特定できます。これを行うには、[ウィンドウ > 設定] をクリックし、[設定] ダイアログ ボックスで [一般 > ワークスペース] タブをクリックして、[Workspace name (shown in window title)] フィールドで名前を指定します。

現在の Eclipse インスタンスで使用されているワークスペースを変更するには、[ファイル > ワークスペースの切り替え] をクリックして、メニューから使用可能なワークスペースのいずれかを選択するか、そのメニューに表示される [その他] をクリックして、使用する別のフォルダーのパスを指定します。

通常、ワークスペースには頻繁に更新されるメタデータが含まれているため、ワークスペースをソース管理システムにコミットしないことをお奨めします。

注: ワークスペースは、アプリケーション作成のために連携して動作するプロジェクトを格納するコンテナーである Visual Studio のソリューションと同等ではありません。