デバッグ手法

本セクションでは、保護違反または RTS エラーが発生した場合にアプリケーションをデバッグする方法について説明します。中間コードと生成コードの使用方法についても説明します。

プログラムのデバッグ手法は、プログラムのロード方法や開発方法によって異なります。たとえば、あるプログラムがオペレーティング システムの実行可能ファイル (.exe ファイル、.dll ファイルなど) としてビルドされている場合、オペレーティング システムはそのプログラムを読み込み、特殊な権限を使用して、使用方法の違いによりメモリをパーティションに分割し、不適切な参照をトラップします。たとえば、データとプロシージャは分割され、データの実行やプロシージャのコードへの書き込みなどがトラップされます。プログラムを .int ファイル、または .gnt ファイルとして実行する場合、オペレーティング システムがランタイム システムを読み込み、このランタイム システムが、COBOL プログラムを動的に読み込みます。一般的に、ランタイム システムがオペレーティング システムの特権を使用して COBOL プログラムを保護領域に読み込むことはできません。そのかわり、この COBOL システムでは、必要に応じて、オペレーティング システムの一般保護違反トラップと組み合わせて、COBOL トラップを設定します。