COBOL コマンド

cobol.exe を使用して、COBOL ソースをコンパイルし、ネイティブ コード オブジェクトを生成できます。

コマンド ライン構文:

コンパイラのプロンプトを起動するには、次のコマンドを入力します。
>>--cobol---><
コンパイラをコマンド ラインから起動するには、次のコマンドを入力します。
>>--cobol--s-file-,-.--------.-,-.--------.-,-.--------.-.--------.-.---.-><
                    +-o-file-+   +-s-list+-   -+o-list-+ +--dirs-.+ +-;-+
                                                          ^      |
                                                          +------+ 
パラメーターは次のとおりです。
s-file
ソース コードを含むファイルの名前です。デフォルトでは、s-file.cbl を探す設定になっています。このデフォルト設定は、別の拡張子を入力するか、OSEXT 指令を使用することでオーバーライドできます。
o-file
コンパイルされたオブジェクト コードを含むファイルの名前です。デフォルトのファイル名は s-file.obj です。

拡張子が .exe または .dll のファイル名を指定した場合には、コンパイルが完了すると、コンパイラはリンカーを自動的に起動し、指定した実行可能プログラムを作成します。

s-list
ソース コード リストを含むファイルの名前です。このフィールドに先行するカンマの前にセミコロンがあると、コマンド ラインが終了し、このオプションは NUL (リスト ファイルは生成されないことを示す) に設定されます。

ファイル名に拡張子または末尾のピリオドを含めずに s-list のみを指定すると、拡張子 .lst が追加され、ファイル名は s-list.lst になります。

o-list
オブジェクト コード リストを含むファイルの名前です。このフィールドに先行するカンマの前にセミコロンがあると、コマンド ラインが終了し、このオプションは NUL (リスト ファイルは生成されないことを示す) に設定されます。

ファイル名に拡張子または末尾のピリオドを含めずに o-list のみを指定すると、拡張子 .grp が追加され、ファイル名は o-list.grp になります。

dirs
1 つ以上のコンパイラ指令のシーケンスです。指令は任意のファイル名の後に続けることができます。各指令はスペースで区切る必要があり、2 行に渡って記述できません。
;
コマンド ラインを終了し、オプションを指定していない場合にはデフォルトの設定を使用するようコンパイラに指示します。セミコロンは、s-file の後の任意の場所で入力できます。
プロンプトを使用せずにコンパイラを起動した場合は、以下の処理になります。
  • 必要なパラメーターを指定し、セミコロンで行を終了します。
  • オプションを指定していない場合、コンパイラはデフォルトの設定を使用します。
  • セミコロンを省略した場合、指定していないオプションの入力が求められます。
  • コマンド内のファイル名には、ディスク ファイルまたはシステム デバイスを指定できます。