TEXTFILE エミッターのプロパティ

$(APPNAME)

現在のプロセスを開始するために呼び出された実行可能プログラムの基本名。たとえば、run.exe を呼び出した場合、$(APPNAME) には "run" (Windows) または "cobrun" (UNIX) の値が入ります。

$(EMITTER)

このエミッターの場合は、常に"TEXTFILE" になります。

$(GEN)

ファイルの生成値。1 から始まります。

$(PID)

現在のプロセスに関するオペレーティング システム識別子。

$(PLATFORM)

プラットフォーム固有の定数。同じ処理を行っている 2 つのランタイム システムに対して、それぞれトレース ファイルが必要な場合に役立ちます。値は、次のいずれかになります。

native

すべてのネイティブ プロセスの場合

dotnet

Microsoft .NET プロセスの場合

jvm

JVM プロセスの場合

$(RUNUNIT)

マネージ RunUnit ID を表す一意の番号 (.NET および JVM COBOL にのみ該当します)。

$(RUNUNIT_SESSIONNAME)

マネージ RunUnit に渡されるセッション名 (.NET および JVM COBOL にのみ該当します)。

$(RUNUNIT_GUID)

マネージ RunUnit に関連付けられるグローバルで一意の識別子 (.NET および JVM COBOL にのみ該当します)。

• TEXTFILE エミッターを使用して、process-id 3456 として実行している run.exe (Windows) または cobrun (全プラットフォーム) のトレース イベントを出力しており、かつ MAXGENERATION プロパティが指定されていない場合、作成されるトレース ファイルは run.textfile.3456.log (Windows) または cobrun.textfile.3456.log (全プラットフォーム) という名前になります。
• TEXTFILE エミッターを使用して、process-id 1975 として実行している myapp.exe (Windows) または myapp (全プラットフォーム) のトレース イベントを出力しており、かつ MAXGENERATION プロパティが 3 に設定されている場合、作成されるトレース ファイルは myapp.textfile.1975.log_1、myapp.textfile.1975.log_2、および myapp.textfile.1975.log_3 という名前になります。

$(COMPONENT)

トレース イベントを出力するコンポーネントの名前。

$(DATA)

トレース イベントで出力されるコンポーネントにより指定されるトレース データ。各トレース部分が、DELIMCHAR プロパティで指定される文字で区切られます。

$(DATE)

現在の日付。yyyy/mm/dd の形式で出力されます。

$(EVENT)

トレース イベントを出力するコンポーネントによって指定されるイベント識別子。

$(LEVEL)

トレース レベル：

• 0 = デバッグ
• 1 = 情報
• 2 = 警告
• 3 = エラー
• 4 = 致命的

$(PID)

現在のプロセス ID。$(PROCESS) と同じです。

$(PROCESS)

現在のプロセス ID。$(PID) と同じです。

$(RUNUNIT)

トレース イベントに関連する RunUnit を識別する一意の番号。

$(THREAD)

現在のオペレーティング システムのスレッド識別子。

$(TIME)

現在の時刻。hh:mm:ss のフォーマットで出力されます。

31323334-35363738-393A3B3C-3D3E3F

LOCATION プロパティで指定されたフォルダーが存在しない場合、統合化トレース機能によりそのフォルダーが作成されます。この処理が失敗すると、統合化トレース機能はデフォルトの場所 (MFTRACE_LOGS 環境変数で指定) を使用します。この処理が失敗すると、現在のフォルダーが使用されます。

$(RUNUNIT)、$(RUNUNIT_SESSIONNAME)、または $(RUNUNIT_GUID) を使用する場合、ファイル名は一意になるため MultiProc は不要です (.NET および JVM COBOL にのみ該当)。