オブジェクト ビュー

オブジェクト ビューにより、オブジェクト参照が、指定された記述を持っているように扱われる。実行時に、この記述の適合性がオブジェクトに対して検査される。

一般形式


*

構文規則

  1. identifier-1 は字類がオブジェクトでなければならない。定義済みオブジェクト参照である SUPER および NULL は指定できない。
  2. 受け取り側の作用対象としてオブジェクト ビューを指定することはできない。

一般規則

  1. この identifier-1 の参照は、翻訳時に AS で指定された記述を持っているように扱われる。
  2. いずれかの選択可能指定なしで class-name-1 を指定した場合、identifier-1 は、USAGE IS OBJECT REFERENCE class-name-1 として記述されているように扱われる。identifier-1 が参照するオブジェクトが class-name-1 のオブジェクトまたは class-name-1 の下位クラスのオブジェクトでない場合、EC-OO-CONFORMANCE 例外条件が設定される。
  3. FACTORY が指定されており、ONLY は指定されていない場合、identifier-1 は USAGE OBJECT REFERENCE FACTORY OF class-name-1 として記述されているように扱われる。identifier-1 が参照するオブジェクトが class-name-1 のファクトリ オブジェクトまたは class-name-1 の下位クラスのファクトリ オブジェクトでない場合、EC-OO-CONFORMANCE 例外条件が設定される。
  4. ONLY が指定されており、FACTORY は指定されていない場合、identifier-1 は USAGE OBJECT REFERENCE class-name-1 ONLY として記述されているように扱われる。identifier-1 が参照するオブジェクトが class-name-1 のオブジェクトでない場合、EC-OO-CONFORMANCE 例外条件が設定される。
  5. FACTORY および ONLY が両方指定されている場合、identifier-1 は USAGE OBJECT REFERENCE FACTORY OF class-name-1 ONLY として記述されているように扱われる。identifier-1 が参照するオブジェクトが class-name-1 のファクトリ オブジェクトでない場合、EC-OO-CONFORMANCE 例外条件が設定される。
  6. interface-name-1 を指定した場合、identifier-1 は、USAGE OBJECT REFERENCE interface-name-1 として記述されているように扱われる。identifier-1 が参照するオブジェクトが interface-name-1 を実装しない場合、EC-OO-CONFORMANCE 例外条件が設定される。
  7. UNIVERSAL を指定した場合、identifier-1 は、identifier-1 が参照するオブジェクトのクラスまたはインターフェイスを示す選択可能指定なしで、USAGE OBJECT REFERENCE として記述されているように扱われる。この場合、EC-OO-CONFORMANCE 例外条件が設定される。