暗黙の FILLER 割り当ての例
次の COBOL データ記述により、下図に示すコンピューター記憶域割り当てが生成される。使用する記号の説明については、下図に続けて後述する。
01 UNSYNCHRONIZED-RECORD.
02 UNSYNCHRONIZED-DATA-1 PIC 9(3) DISPLAY.
02 UNSYNCHRONIZED-DATA-2 PIC X(2).
01 COMPOUND-REPEATED-RECORD.
02 ELEMENTARY-ITEM-1 PIC X(2).
02 GROUP-ITEM OCCURS 3 TIMES.
03 ELEMENTARY-ITEM-2 PIC X.
03 ELEMENTARY-ITEM-3 PIC S9(2) COMP SYNC.
03 ELEMENTARY-ITEM-4 PIC S9(4)V9(2) COMP SYNC.
03 ELEMENTARY-ITEM-5 PIC X(5).
図 1. コンピューターの記憶域の割り当ての例
詳細は次のとおり。
| @ | レコード (01 レベル) の記述が自動的に桁詰めされた場合に割り当てられる暗黙の FILLER バイト |
| # | 後続のデータ項目が明示的に桁詰めされた場合に割り当てられる暗黙の FILLER バイト |
| $ | 基本項目以外の項目が OCCURS 句の影響を受ける場合に割り当てられる暗黙の FILLER バイト |
| 9 | 数字 DISPLAY 文字用に割り当てられるバイト |
| A | 英数字 DISPLAY 文字用に割り当てられるバイト |
| C | COMPUTATIONAL データ記憶域用に割り当てられるバイト |