MF 

$IF 文

$IF 文は、ソース原文の選択した部分を翻訳の対象外にする手段を提供する。

書き方 1 の一般形式


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書き方 2 の一般形式


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書き方 3 の一般形式


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構文規則

  1. constant-name-1 はレベル 78 の記述項または CONSTANT コンパイラ指令で定義する。
  2. literal-1 が数字である場合は、ゼロまたは正の整数とする。
  3. directive-setting は、$SET 文で指定する場合と同じ形式で指定し、前に NO を指定できる。ただし、$IF 文で使用する形式は、$SET 文で使用される形式とは以下の点で異なる。
    1. NO と指令名の間には空白を使用できない。
    2. 指令では、ハイフンを正確に指定する。
    3. 指令のパラメーターは、省略できる。
  4. directive-setting に指定できるのは、構文チェックの段階で使用され、指令設定リスト (コンパイラ指令 SETTINGS を参照) で生成された指令のみである。
  5. 文全体を 1 行に収める。
  6. $IF 文は、他の $IF 文内の入れ子にできる。

一般規則

  1. constant-name-2 がレベル 78 の記述項または CONSTANT コンパイラ指令の左辺である場合、constant-name-2 は DEFINED であり、それ以外の場合は NOT DEFINED である。
  2. 指定された設定が実際の指令設定と一致すると、directive-setting の SET は真と評価する。パラメーターが指定されている場合は、これも一致する必要がある。
  3. directive-setting と実際の指令設定の比較では、大文字と小文字は区別されない。
  4. 条件が真と評価されると、$IF 文の後ろに続くソース行が処理される。条件が偽と評価されると、次の Micro Focus 条件付き翻訳行を検出するまで、COBOL ソース行は無視される。

  1. Micro Focus 条件付き翻訳の使用例は、トピック「$IF 文 (Micro Focus 条件付き翻訳)」に記載されている。