初期状態

自動データおよび初期データは、それが記述されている関数、メソッド、またはプログラムが活性化されるたびに、初期状態になる。

静的データは次の場合に初期状態になる。

  1. その静的データが記述されている関数、メソッド、またはプログラムが実行単位内で最初に活性化された場合。
  2. 初期属性を持ち、その静的データが記述されているプログラムを直接的または間接的に内包するプログラムを参照する活性化文が実行された後で、内包されているプログラムが最初に活性化された場合。
  3. その静的データが記述されているプログラムまたはそのプログラムを直接的または間接的に含むプログラムを参照する CANCEL 文を実行した後で、静的データが記述されているプログラムが最初に活性化された場合。

関数、メソッド、またはプログラム内のデータが初期状態になる際には、次の処理が行われる。

  1. VALUE 句に属する、作業場所節

    ISO2002MFOS390  および局所記憶節

    の内部データ項目の初期化については、「データ部 - ファイル記述項およびデータ記述項」章の「VALUE 句」セクションを参照。

  2. 作業場所節の内部データ項目のうち VALUE 句に属さない項目、およびファイル節の内部データ項目は、DEFAULTBYTE コンパイラ指令の設定に従って初期化される。
  3. 連絡節

    ISO2002MFOS390  および局所記憶節

    の内部データ項目のうち VALUE 句に属さない項目は、不定となる。

  4. MF スレッド局所記憶節およびオブジェクト記憶節の内部データ項目は、作業場所節の内部データ項目と同様に扱われる。
  5. 関数、メソッド、またはプログラムの内部ファイル結合子は、いずれのオープン モードにも設定しないことによって初期化される。
  6. 画面項目の属性は、画面記述項で指定されているとおりに設定される。