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呼び出しプロトタイプ

呼び出しプロトタイプは、呼び出し先のサブプログラムの特性を定義するのに役立つ、プログラム宣言または骨組みのプログラムである。それらの特性には、必要なパラメーターの数、それらのパラメーターの型、呼び出し規則などがある。プロトタイプが存在するサブプログラムを参照する CALL 文がソース要素中に含まれている場合、その CALL 文はそのプロトタイプと照合される。明確な不一致がある場合には、エラーが発生する。CALL 文内に未定義の特性 (呼び出し規則など) がある場合、それらはプロトタイプから取得される。

呼び出しプロトタイプは完全なプログラムとして定義され、そのプログラム名段落内に EXTERNAL 句が指定される。そのプログラム構造は、プログラム名段落を伴う見出し部、連絡節を伴うデータ部、手続き部の見出し、および ENTRY 文のみから構成されなければならない。ただし、ENTRY 文は指定してもしなくてもよい。これらの呼び出しプロトタイプは、マルチプログラム ソース ファイルの場合と同様に、他の型の翻訳単位の前に配置される。

CALL 文の照合対象となるすべてのサブプログラムについて、その CALL 文を含む翻訳単位の見出し部の見出しの前に、呼び出しプロトタイプのコピーを含める必要がある。