索引ファイルの編成

索引ファイルは大容量の記憶ファイルであり、その中のデータ レコードはキーの値によって呼び出される。レコード記述には、それぞれが索引に関連付けられた 1 つ以上のキー データ項目を含められる。各索引は、その索引のレコード キーである各レコード内のデータ項目の内容に従って、データ レコードへの論理パスを提供する。

ファイルのファイル管理記述項の RECORD KEY 句に指定したデータ項目が、そのファイルの主レコード キーとなる。ファイル内でのレコードの挿入、更新、および削除の対象となるレコードは、主レコード キーの値によってのみ識別される。したがって、主レコード キーの値は一意でなければならず、レコードを更新する際に変更してはならない。

ファイル管理記述項の ALTERNATE RECORD KEY 句で指定したデータ項目は、そのファイルの副レコード キーとなる。DUPLICATES を指定する場合は、副レコード キーの値は一意でなくてもよい。副レコード キーは、ファイルからレコードを検索する際の代替呼び出しパスとして使用できる。

  この COBOL システムでは、キー フィールドを分割キーとして使えるように機能が拡張されている。分割キーとは複数のデータ項目から構成されるキーであり、レコード記述内ではそれらのデータ項目は隣接していなくとも構わない。