ISO2002MF 

多態性

多態性とは、所定の単一文で複数の処理を実行できる機能である。COBOL では、さまざまなクラスの各種オブジェクトを単一のデータ項目に保持できることにより、そのデータ項目に対するメソッド呼び出しを、取り得る多くのメソッドのうちの 1 つにまとめられる。場合により、実行前にそのメソッドを特定できることもあるが、通常は実行時までそのメソッドは特定できない。

データ項目は、所定のクラスのオブジェクトまたはそのクラスの任意の下位クラスを保持するように定義できる。また、所定のインターフェイスに適合するオブジェクトを保持するように定義することもできる。インターフェイスを使用する場合、そのオブジェクトのクラス間には関係がまったくないこともある。