自動、初期、および静的

内部データ項目およびファイル結合子には、自動、初期、および静的の 3 種類がある。項目を自動、初期、静的のどれに指定するかにより、実行単位の実行中のそれらの項目およびその内容の持続性が異なる。

データ項目およびファイル結合子には、初期状態および直前使用状態がある。データ項目の初期状態は、そのデータ記述項内の VALUE 句の有無、データ項目が記述されているセクション、およびデータ項目の記述に依存する。ファイル結合子の初期状態はオープン モードにないということである。

直前使用状態とは、データ項目またはファイル結合子の内容が最後に変更された時点の内容であることを意味する。

自動項目は、関数、メソッド、またはプログラムが活性化された場合に初期状態に設定され、関数、メソッド、またはプログラムの各インスタンスにはその項目の独自のコピーが保持される。自動項目は局所記憶節に記述される。

初期項目は、初期プログラムが活性化された際に初期状態に設定される。初期プログラム中のデータ項目およびファイル結合子はすべて初期項目である。また、初期プログラム中の画面項目の属性も初期項目として扱われる。

静的項目は、関数、メソッド、オブジェクト、またはプログラムが初期状態に設定された際に初期状態に設定される。「関数、メソッド、オブジェクト、またはプログラムの状態」セクションを参照。静的項目は、初期プログラムではないソース要素のファイル節または作業場所節に記述される。また、初期プログラムではないソース要素内の画面項目の属性も静的項目として扱われる。