PICTURE 句

すべての書き方に関する一般規則

  1. PICTURE 句で記述できるデータの項類として、DBCS および DBCS 編集という 2 つのデータ項類が含まれる。これらの項類は、ともに USAGE IS DISPLAY-1 と記述する必要がある。

    MF  これらの項類は、USAGE IS DISPLAY-1 と記述する必要はない。

    COB370  DISPLAY-1 は PIC N 項目では任意だが、PIC G 項目では必須である。

DBCS データに関する一般規則

  1. PICTURE 文字列に含められるのは記号「G」

    MFCOB370 または「N」

    のみである。

    MFCOB370 

  2. そのデータ項目の内容には、DBCS 文字集合の任意の文字を含められる。

DBCS 編集データに関する一般規則

  1. PICTURE 文字列には、記号「G」および「B」を任意に組み合わせて含めることができる。

編集に関する一般規則

  1. 項目に加える編集の種類は、その項目がどの項類に属するかによって異なる。「PICTURE 句」トピックの表「データの項類に適用できる編集の種類」の拡張として、次の表に記載のものが追加される。
    表 1. データの項類に適用できる編集の種類
    項類 編集の種類
    DBCS なし
    DBCS 編集 「B」の単純挿入のみ

固定挿入編集に関する一般規則

  1. 「B」(空白) は、SBCS 項目で使用した場合、半角の空白を表す。DBCS 項目内で使用した場合は全角の空白を表す。

使用する記号

これらの記号の機能は次のとおり。

G - 各「G」は、DBCS 文字または全角の空白のみを含められる文字位置を表す。
B - 各「B」は、全角の空白を挿入する文字位置を表す。

MFCOB370  N -

各「N」は、DBCS 文字または全角の空白のみを含められる文字位置を表す。

PICTURE 文字の「G」または「B」

ANS85 または「N」

は、単一の 2 バイト文字の位置を表す。