字類条件

DBCS 項目で使用できる字類検査は、IS [NOT] DBCS、IS [NOT] KANJI および IS [NOT] JAPANESE である。

IS [NOT] DBCS
CHARSET"EBCDIC" が有効である場合に、文字列内の各文字が有効な DBCS 文字であると見なされると、IS DBCS 検査は真を返す。有効な文字は、最初のバイトが 0x41 から 0xFE の範囲にあり、かつ 2 番目のバイトが 0x41 から 0xFE の範囲にある文字か、EBCDIC スペース (0x4040) である文字である。
CHARSET"ASCII" が有効である場合に、DBCS 検査は OS の呼び出しを使用して、文字列に有効な 2 バイト文字のみが含まれているかどうかを判別し、有効であれば真を返す。
IS [NOT] KANJI
CHARSET"EBCDIC" が有効である場合に、文字列内の各文字が有効な漢字であると見なされると、IS KANJI 検査は真を返す。有効な文字は、最初のバイトが 0x41 から 0x7F の範囲にあり、かつ 2 番目のバイトが 0x41 から 0xFE の範囲にある文字か、EBCDIC スペース (0x4040) である文字である。
CHARSET"ASCII" が有効である場合に、IS KANJI 検査は OS の呼び出しを使用して、文字列に有効な漢字のみが含まれているかどうかを判別し、有効であれば真を返す。
IS [NOT] JAPANESE
CHARSET"EBCDIC" が有効である場合、IS JAPANESE 検査はサポートされず、翻訳時に「COBCH1806 この機能は選択した文字集合ではサポートされない」というメッセージが表示されて翻訳エラーになる。
CHARSET"ASCII" が有効である場合に、IS JAPANESE 検査は、文字列に 2 バイトの日本語文字または半角のカタカナ文字のみが含まれている場合は真を返し、有効であれば真を返す。

NSYMBOL"NATIONAL" が有効である場合、これらの字類検査はサポートされず、翻訳時に「COBCH0303 作用対象が誤ったデータ形式である」というメッセージが表示されて翻訳エラーになる。