デバッグ行

デバッグ行は、標識領域に「D」または「d」と書かれている行である。境界 A から R までがすべて空白であるデバッグ行は、空白行と見なされる。

デバッグ行の内容は、それが注記行と見なされるかどうかにかかわらず、文法的に正しいプログラムが構成されるようにする必要がある。

翻訳用計算機段落で WITH DEBUGGING MODE 句を指定しない場合、デバッグ行は注記行のすべての特性を持つものと見なされる。

デバッグ行は連続して記述できる。デバッグ行を次の行に続けることもできる。ただし、後続の各行の標識領域にも「D」または「d」を書く必要がある。また、複数行にわたって文字列を記述することはできない。

プログラム内でデバッグ行を書けるのは、実行用計算機段落の後のみである。

注: デバッグ行は ANSI 中核の一部であり、ANSI デバッグ モジュールには含まれない。したがって、デバッグ行は廃要素には指定されておらず、次の ANSI 規格の全面改訂の際に削除される予定もない。