2 バイト文字サポートの Micro Focus 拡張

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2 バイト文字サポートの Micro Focus 拡張は、16 ビット コーディング方式 (DBCS) を使用している環境向けのプログラミング ソリューションとして Micro Focus が提供する追加機能である。この機能には、旧 Micro Focus 製品で提供されていた日本語サポートがすべて組み込まれている。

プログラムをマルチベンダー統合アーキテクチャ (MIA) 規格に準拠させる場合、またはプログラムに IBM VS COBOL II、COBOL/370、または IBM SAA との互換性を持たせる場合は、「2 バイト文字集合のサポート」トピックに記載の DBCS サポートを使用する。

COBOL システムで使用される 8 ビット コードを、1 バイト文字集合 (SBCS) と呼ぶ。隣接した 2 バイトを使用した 16 ビット コードの文字を、2 バイト文字集合 (DBCS) と呼ぶ。

2 バイト文字サポートの Micro Focus 拡張を有効にするには、NCHAR または JAPANESE コンパイラ指令を使用する。

2 バイト文字サポートの Micro Focus 拡張を有効にすると、「2 バイト文字集合のサポート」トピックで定義されている 2 バイト文字サポートの一部が変更される。特に、本章では SBCS データ項目から DBCS データ項目への MOVE 操作による、SBCS から DBCS への変換処理を紹介する。

字類 NCHAR および JAPANESE、また字類 NCHAR-EDITED および JAPANESE-EDITED は同意語であり、どちらを使用しても構わない。本章で、字類または項類 NCHAR、あるいは項類 NCHAR-EDITED について言及する場合は、それぞれ字類または項類 JAPANESE、あるいは項類 JAPANESE-EDITED で言い換えられる。