本章では、「COBOL 言語リファレンス」の他の箇所で詳細を説明したソース コードの句および文の一部について、注解付きの例を紹介する。本章で取り上げる項目の構文および一般規則の詳細については、リファレンス マニュアルの該当する説明を参照。

本章で紹介するサンプル コードは完全な COBOL プログラムではなく、具体的なコーディングのタスクを例解するための抜粋である。完全な COBOL ソース プログラムは、機械可読形式で COBOL システムに多数用意されている。ディスクに収録されている「Products Contents Checklist」というドキュメントで「sample」という言葉を検索すると、COBOL システムに用意されているサンプル プログラムを参照できる。

注: 本章では、ボックスやバブルなどの方言を示す目印は含まれていない。本章で使用する COBOL オプションについて、どのような構文および意味の違いがあり得るかという情報については、関連する参照項目および COBOL システム ドキュメントを参照。

本章の例は、主に例解する句、指定、または文をアルファベット順で紹介する。もちろん、多くの例では、主なテーマ以外の COBOL の構文も登場する。これらの例は、それらが登場する部やモジュール別には分けていない。