標識領域

標識領域に星印 (*) を含めると、その行は注記行となる。そのような注記行は、見出し部の見出しの後であれば、プログラムの任意の場所に配置できる。注記行の A 領域および B 領域には、ASCII 文字集合内の任意の文字を含められる。

OSVSVSC2MF 注記行は、見出し部の見出しの前に配置できる。

標識領域に斜線 (/) を含む行も注記行になるが、改ページしてから注記が出力される。

標識領域に「D」または「d」を含む行は、デバッグ行となる。A 領域および B 領域には、有効な任意の COBOL 文を含められる。

標識領域にハイフン (-) を含む行は、前の行 (空白を除く) からの継続であるか、文字リテラルの継続であることを表す (「言語の基礎」の章の「行の継続」を参照)。

MF 標識領域に「$」を含む行は、指令または条件付き翻訳を設定するための特殊行になる。