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画面節

画面節は、ACCEPT および DISPLAY 文で使用するための画面処理機能を提供する。

画面節は、ACCEPT および DISPLAY 文で使用するための画面処理機能を提供する。次の処理を行う。

  • 画面節で定義されている画面領域で構成される非スクロール形式の表示。画面節の記述項は、画面記述と呼ばれる。これはデータ記述と似ているが、メモリ内の領域ではなく、画面項目または画面領域を定義する。
  • MF 非スクロール形式を構成するデータ項目の表示。使用する画面領域の詳細は、関連付けられた ACCEPT および DISPLAY 操作で提供される。

画面節は、形式 4 の ACCEPT 操作または形式 2 の DISPLAY 操作でアクセスする画面の各フィールドの記述を含む。これらのフィールドは、画面項目と呼ばれる。画面項目の多くは、画面のフィールド内でフィールドの配置のみを記述し、明示的に参照されることはない。

画面節には、以下の操作を可能にする構文が含まれる。

  • フィールド位置の厳密な指定
  • 指定された位置で入力されたデータの受容
  • 指定された位置の定数テキストの表示
  • 画面属性の定義
  • コンソール機能の制御

この構文の定義については、「画面節の概要」トピックに記載のとおり。

データを数字画面フィールドまたは数字編集画面フィールドに入力するには、固定形式および自由形式の 2 種類がある。詳細については、ユーザー インターフェイスに関する COBOL システムのドキュメントを参照。

固定形式とは、数字画面フィールドおよび数字編集画面フィールドにデータを入力するためのデフォルトの形式である。この形式では、入力したデータは形式を整えられて画面に表示される。また、キーボードからの入力に伴い、該当するフィールドに指定されている PICTURE の要件に応じて、カーソルが移動される。数字、「+」と「-」、および小数点以外の文字は使用できない。編集フィールド内の挿入文字は、カーソルが前後に移動する際にスキップされる。符号指示子は正規の仕様に従って変更される。浮動記号はフィールド内で左右に移動する。数字の挿入または削除に応じて、挿入記号が表示または非表示となる。カーソルがフィールドの最後の位置に達すると、その後に入力した文字は最後の文字を上書きする。

自由形式とは、数字画面フィールドおよび数字編集画面フィールドにデータを入力するためのもう一つの形式である。デフォルトの形式は、固定形式である。自由形式では、適切な長さの PIC X フィールドにデータをキー入力でき、カーソルがフィールドから離れた場合にのみ、PICTURE の仕様に従ってデータの形式が再構成される。カーソルが入出力項目の外に出された時点で初めて、PICTURE 仕様に従ってデータが編集される。このとき、数字と符号と小数点以外のすべての文字は無視される。次に、数値を抽出、格納、または再フォーマットする。その際に、画面項目または作業記憶域項目と同じ PICTURE の項目に対する MOVE の通常の COBOL 規則に従う。得られた数値は、通常は画面上に表示される。使用できる構成オプションの詳細については、ユーザー インターフェイスに関する COBOL システムのドキュメントを参照。

画面節は、形式 4 の ACCEPT および形式 2 の DISPLAY 文で使用するための画面処理機能を提供する。

一般形式


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構文規則

  1. 画面節は、データ部の最後の区画にする必要がある。
  2. 画面記述項は画面記述句を含む。画面節で使用できるデータ記述句は、一般形式で示されたものに限られる。

一般規則

  1. 画面節は、形式 4 の ACCEPT 操作または形式 2 の DISPLAY 操作でアクセスする画面の各フィールドの記述を含む。これらのフィールドは、画面項目と呼ばれる。画面項目の多くは、画面のフィールド内でフィールドの配置のみを記述し、明示的に参照されることはない。