ファイル記述項の骨組み

ファイル記述項には、所定のファイルに関する物理構造、ID、およびレコード名についての情報が含まれる。

ANS85 ファイル記述項には、ファイル結合子、関連するデータ レコード、および関連するデータ項目のそれぞれについて、内部または外部属性を定義する。また、ファイル記述項ではファイル名が局所名または大域名のどちらであるかを指定する。

書き方 1 の一般形式 (レコード順編成ファイル)


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MF 

書き方 2 の一般形式 (行順編成ファイル)


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書き方 3 の一般形式 (相対ファイルおよび索引ファイル)


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書き方 4 の一般形式 (整列併合ファイル)


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すべての書き方の構文規則 (すべてのファイル)

  1. file-name-1 に続く句は、任意の順番で記述できる。
  2. MF VALUE OF FILE-ID 句を指定する場合、literal-1 は文字リテラルとする。表意定数は指定できない。

書き方 1、2、および 3 の構文規則 (レコード順編成ファイル、MF 行順編成ファイル、相対ファイル、索引ファイル)

  1. レベル指示語 FD は、ファイル記述項の始まりを示し、ファイル名の前に置く。
  2. ファイル記述項の後には、1 つ以上のレコード記述項を記述する必要がある。
  3. MF EXTERNAL 句および THREAD-LOCAL 句は、同じファイル記述項内では指定できない。

書き方 4 の構文規則 (整列併合ファイル)

  1. レベル指示語 SD は、整列併合ファイル記述項の始まりを示し、ファイル名の前に置く。
  2. ファイルの名前の後に続く節はオプションであり、任意の順序で記述できる。
  3. 整列併合ファイル記述項の後には、1 つ以上のレコード記述項を記述する必要がある。ただし、このファイルに対して入出力文は実行できない。

書き方 1 の一般規則 (レコード順編成ファイル)

  1. 順編成ファイルのファイル記述項に LINAGE 句および EXTERNAL 句が含まれている場合、LINAGE-COUNTER データ項目は外部データ項目となる。順編成ファイルのファイル記述項に LINAGE 句および GLOBAL 句が含まれている場合、LINAGE-COUNTER 特殊レジスタは大域名となる。