条件評価規則

暗黙的な評価順序を変更する必要がある場合は、かっこを使用して、複合条件の個々の条件を評価する順序を指定できる。

かっこ内の条件が先に評価される。かっこが入れ子になっている場合は、最も内側のかっこから順次外側へと評価が進められる。かっこが使用されていない、またはかっこ内の条件が同じレベルにある場合は、下記の暗黙的な階層順序に従って論理評価を進め、最終的な真理値を決定する。

  1. ANS85 条件に算術式または関数が含まれる場合、その条件が評価される際に式および関数の値が算出される。同様に、複合条件に否定条件が含まれる場合、この複合条件を評価する必要があるときに、否定条件が評価される。「書き方および評価の規則」セクションを参照。
  2. 単純条件の真理値を次の順番で決定する。

    比較 (略記比較条件がある場合は完全表記に展開した後) 字類 条件名 スイッチ状態 正負

  3. 否定条件の真理値を決定する。
  4. 組み合わせ条件の真理値を決定する。論理演算子「AND」を先に評価してから論理演算子「OR」を評価する。
  5. 否定組み合わせ条件の真理値を決定する。
  6. 一連の条件の評価順序がかっこで完全には指定されていない場合、同じ階層の複数の条件は左から右の順に評価される。