INVALID KEY 条件

START、READ、WRITE、REWRITE、または DELETE 文を実行した結果、INVALID KEY 条件が発生することがある。条件発生の原因の詳細については、「READ 文」および「REWRITE 文」トピック、および「START 文」および「WRITE 文」セクションを参照。

入出力文で指定された入出力操作が実行された後で INVALID KEY 条件が発生すると、以下の動作が順番で行われる。

  1. 該当ファイルに FILE STATUS データ項目が指定されている場合、この項目に INVALID KEY 条件の内容を示す値が設定される。本章で前述のセクションを参照。
  2. この条件を引き起こす文で INVALID KEY が指定されている場合、制御は INVALID KEY 無条件文に移される。該当ファイルで USE 手続きが指定されていても、実行されない。
  3. INVALID KEY を指定せず、該当ファイルで USE 手続きが明示的または暗黙的に指定されている場合、その手続きは実行される。

INVALID KEY 条件が発生すると、その条件を認識した入出力文の実行は失敗する。この場合、ファイルは影響を受けない。

状態キー 1 が「9」に設定された場合、INVALID KEY はエラーをトラップしない。この場合、明示的に状態キーを検査するか、INVALID KEY 句の代わりに宣言部分を使用して、エラーをトラップする必要がある。