基本項目

作用対象のいずれかがオブジェクト参照である場合、対応する項目もオブジェクト参照にする必要があり、次の規則が適用される。

  1. 起動先のソース要素の戻り項目の記述に ACTIVE-CLASS 指定が含まれない場合の適合規則は、SET 文が起動先の実行時要素で実行された場合と同じになる。その際、送信側の作用対象は起動先のソース要素の戻り項目とし、受信側の作用対象は起動元のソース要素の対応する戻り項目とする。
  2. 起動先のソース要素の戻り項目の記述に ACTIVE-CLASS 指定が含まれる場合の適合規則は、SET 文が起動元の実行時要素で実行された場合と同じになる。その際、受信側の作用対象は起動元のソース要素の戻り項目とし、送信側の作用対象は以下の規則に従って USAGE OBJECT REFERENCE で記述される。
    1. 起動先のメソッドがクラス名で呼び出される場合、送信側の作用対象は同じクラス名および ONLY 指定で記述される。
    2. 起動されるメソッドが定義済みオブジェクト参照 SELF または SUPER、

      MF あるいは SELFCLASS

      で呼び出される場合、送信側の作用対象は ACTIVE-CLASS 指定で記述される。

    3. 起動先のメソッドが、インターフェイス名で記述されたオブジェクト参照で呼び出される場合、送信側の作用対象は非限定オブジェクト参照となる。
    4. 起動先のメソッドが他のオブジェクト参照で呼び出される場合、この一意名は送信側の作用対象として使用される。この場合、ONLY が指定されていれば、これも含まれる。
    5. 上記の規則の適用により選択された送信側の作用対象がクラス名または ACTIVE-CLASS 指定で記述されている場合、FACTORY 指定の有無は起動先のソース要素の戻り項目での有無と同じとなる。

送信側の作用対象がオブジェクト参照でない場合、受信側の作用対象は同じ PICTURE、USAGE、SIGN、SYNCHRONIZED、JUSTIFIED、および BLANK 句を含む。ただし以下の場合は例外とする。

  1. 対応する通貨文字列が同じ場合に限り、通貨記号は一致する。
  2. 終止符 PICTURE 記号が一致する。ただし、起動元および起動先の両方の実行時要素に対して DECIMAL-POINT IS COMMA 句が有効または無効である場合に限る。
  3. カンマ PICTURE 記号が一致する。ただし、起動元および起動先の両方の実行時要素に対して DECIMAL-POINT IS COMMA 句が有効または無効である場合に限る。

さらに、次の規則が適用される。

  1. 受信側の作用対象を ANY LENGTH 句で記述した場合、送信側の作用対象も ANY LENGTH 句で記述する。
  2. 送信側の作用対象を ANY LENGTH 句で記述した場合、送信側の作用対象の長さは、受信側の作用対象の長さに一致すると見なされる。