ISO2002ENTMF 

NATIONAL-OF 関数

NATIONAL-OF 関数は引数中の英数字型文字を各国文字表現 (内部表現) に変換する。

この関数の型は各国文字である。

一般形式


*

引数

  1. 引数-1 の字類は英字または英数字とする。英数字の場合、引数-1 には、英数字文字、各国文字またはその両方が外部表現の形式で含まれ得る。
  2. ISO2002MF 引数-2 の字類は各国文字とし、1 文字位置の長さを占める。引数-2 に指定された文字は、変換時に対応する各国文字表現が存在しないような英数字文字に対する置き換え文字として使われる。

    ENT 整数でなければならない。引数-2 は変換に際しての変換元のコード ページを指定する。1208 (UTF-8) 以外の CCSID 値は、適切な IBM CCSID 変換テーブルがインストールされている場合にのみ完全にサポートされる。詳細については、「CCSID テーブルをインストールするには」を参照のこと。CCSID が nnn であるとすると、IBM-nnn という名前のテーブルが必要になる。たとえば、サポートする CCSID の値が 37 であれば、IBM-37 というテーブルをインストールしなければならない。必要なテーブルがインストールされていない場合は、デフォルトの EBCDIC または ASCII コード ページ (指定された CCSID が EBCDIC であるかどうかによって異なる) を使用して変換が実行される。

戻り値

  1. 引数-1 中の一つ一つの英数字文字を対応する各国文字表現に変換し、戻り値として返す。引数-1 に含まれる外部表現が持つすべての制御機能は、単に文字種別を判別するためだけに用いられ、変換対象の文字とは見なされない。
  2. ISO2002MF 引数-2 が指定されると、対応する内部形式の各国文字表現が存在しないような英数字文字に対してこの文字が戻り値に返される。
  3. ISO2002MF 引数-2 を指定しない場合、対応する内部形式の各国文字表現が存在しないような英数字文字に対しては、各国文字の空白文字が戻り値に返される。
  4. 戻り値の長さは、変換された結果を保持するのに必要な、USAGE NATIONAL の文字位置の個数となる。この長さは引数-1 の長さによって定まる。