OSVS 

EXAMINE 文

EXAMINE 文は、データ項目内の特定の文字の登場回数を置換またはカウントする。

書き方 1 の一般形式


EXAMINE Statement

書き方 2 の一般形式


*

すべての書き方に関する構文規則

  1. 一意名は、明示的または暗黙的に USAGE IS DISPLAY と記述する必要がある。
  2. 各定数は 1 文字で構成する。一意名が数値項目である場合、定数は、数値定数、値が一桁の数字である文字定数、または表意定数 ZERO とする。一意名の字類がそれ以外の場合、定数には、数値、文字、または語 ALL 以外の任意の表意定数を指定できる。

すべての書き方に関する一般規則

  1. 検査は次のとおり行われる。
    1. 文字データ項目の検査は、左端の文字から開始し、右方向に進む。一意名に指定したデータ項目中の各文字が、順々に検査される。
    2. EXAMINE 文が参照するデータ項目が数値の場合は、数字文字で構成するものとし、演算符号を処理できる。検査は符号を除く左端の文字から開始し、右方向に進む。符号を除く各文字が順々に検査される。符号の物理位置にかかわらず、EXAMINE 文は符号を完全に無視する。
  2. TALLYING オプションを指定すると、TALLY という特殊レジスタの値を置換する整数カウントが作成される。このカウントは以下の数を表す。
    1. UNTIL FIRST オプションを使用する際に、最初に literal-1 が登場するまでに検出する literal-1 以外の文字の数。
    2. ALL オプションを使用する際の literal-1 の登場回数。
    3. LEADING オプションを使用する際に、最初に literal-1 以外の文字を検出するまでの literal-1 の登場回数。
  3. いずれかの REPLACING オプションを使用する際の置換規則は次のとおり。
    1. ALL オプションを使用すると、登場する literal-1 はすべて literal-2 に置換される。
    2. LEADING オプションを使用すると、literal-1 以外の文字が登場した時点、またはデータ項目の右端に達した時点で、literal-2 による置換が終了する。
    3. FIRST オプションを使用すると、最初に登場する literal-1 が literal-2 で置換される。
    4. UNTIL FIRST オプションを使用すると、literal-1 が登場した時点、データ項目の右端に達した時点で、literal-2 による置換が終了する。