NETJVM 

列挙名段落

列挙名段落は、この見出し部で列挙の定義を導入することを示し、その列挙を識別する名前を指定する。

一般形式

Enum-ID

構文規則

  1. 列挙プログラムは、オプションの環境部およびデータ部のみで構成される。
  2. 環境部が指定された場合、そこにはリポジトリ段落が 1 つとクラス属性段落が 1 つのみ含まれていなければならない。
  3. データ部には、次の内容を持つ作業場所節が 1 つのみ含まれていなければならない。
    • オプションの 01 レベルの項目を 1つ。型は BINARY-LONG や BINARY-DOUBLE など。この項目の型によって、列挙の基本となる型が決まる。このような 01 レベルの項目が指定されなかった場合、基本となる型は BINARY-LONG になる。
    • 78 レベルの項目を任意の数。VALUE 句は省略可能。VALUE 句が存在している場合、そこでは整数定数を指定していなければならない。省略した場合、これが 1 番目の項目であれば値は 1 と見なされる。以降の項目では、前の値よりも 1 大きな値と見なされる。
  4. 列挙の定義は END ENUM enumeration-name で終了できる。
  5. 属性句については、「属性、カスタム属性」のトピックに記載されている。

一般規則

  1. 属性句は、属性を列挙に割り当てるために使用する (列挙をビット設定のセットと見なすための Flags 属性など)。
  2. 01 レベルの項目を指定した場合、この項目の型によって列挙の基本となる型が決まる。01 レベルの項目が指定されなかった場合、基本となる型は BINARY-LONG になる。
  3. 78 レベルの各項目では、同じ名前と値を持つ列挙のメンバーを指定する。
  4. JVM ではなく .NET では、属性 System.FlagsAttribute を設定する必要がある。列挙にこの属性が適用されると、ビット設定として各値は別個と見なされるため、値の組み合わせが可能になる。