CONTROL 句

CONTROL 句は、報告書の制御階層のレベルを確定する。

一般形式


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構文規則

  1. data-name-1 は報告書節で定義できない。data-name-1 は修飾できる。
  2. data-name-1 を複数並べて指定する場合、それぞれを別のデータ項目にする。
  3. data-name-1 の下位に、可変反復データ項目を含めることはできない。

一般規則

  1. data-name-1 および語 FINAL により、制御階層のレベルを指定する。FINAL (指定された場合) は最高の制御を示し、data-name-1 は主制御、次に再登場する data-name-1 は中間制御と続く。最後に登場する data-name-1 の制御が最も低くなる。
  2. 所定の報告書に対する GENERATE 文の最初の実行時に、その報告書に関連付けられたすべての制御データ項目の値が報告書作成制御システム (RWCS) によって保存される。その後、報告書に対して GENERATE 文を実行するたびに、RWCS は制御データ項目の値が変わったかどうかを検査する。いずれかの制御データ項目の値が変わると、制御切れが発生する。この制御切れのレベルは、値の変化があった最もレベルの高い制御データ項目に対応する。「GENERATE 文」セクションを参照。
  3. RWCS は、制御切れが発生したかどうか判定するために、各制御データ項目の内容を、その報告書に対して前回 GENERATE 文が実行された際に保存された各制御データ項目の内容と比較する。この際に RWCS は、次のように比較検査を適用する。
    1. 制御データ項目が数字データ項目である場合、2 つの数字作用対象の比較検査を適用する。
    2. 制御データ項目が索引データ項目である場合、2 つの索引データ項目の比較検査を適用する。
    3. 制御データ項目が上記の 3a および 3b に該当しない場合、2 つの文字作用対象に関する比較検査を適用する。

    比較検査の詳細については、該当の段落で解説する。「比較条件」トピックを参照。

  4. FINAL は、報告書内で最も包括的な制御集団が制御データ名に関連付けられていない場合に使用する。